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練習試合 for スアレス

出場停止中のクラックのフォームを上げるべく。

毎年恒例となっている9月最初のFIFAウィークによるパロン(リーガ中断)と、その期間を利用して開催されるUEFAによるエリートクラブ監督フォーラム。今年は我らのピカピカの新監督ルイス・エンリケがその監督会議に呼ばれ、親友ペップ・グアルディオラとの久々の再会がメディアの話題となっている木曜日ですが、本日はシウター・エスポルティーバにてある特別なトレーニングメニューが予定されています。10月末まで公式戦に出場できないルイス・スアレスの競争力を少しでも上げるための、バルサBとの練習試合です。

試合のリズムは試合で得られる

夏のムンディアルでキエッリーニに噛み付き、FIFAから4ヶ月のフットボル的活動の禁止を命じられたルイス・スアレス。その後のスポーツ仲裁裁判所への訴えによってチームでのトレーニングなどは許可されましたが、公式戦に出場出来ない状況には変わりはありません。クラブとしては10月末に処分が解除された時、スアレスにはちょっとでも戦える状態にあってほしいところ。なにぶんユーロをつぎ込んだクラックですので、成果を残してもらわなければなりません。

そこでルイス・エンリケはクラブコンペティションが休止になるパロンを利用し、この木曜夕方のトレーニングにてフィリアルとの練習試合を行うことを決めました。普段のトレーニングによってスアレスのフィジカル状態は向上し、ボール扱いの感覚は戻っているけれど、試合のリズムは、試合でなければ得られない。3日付のSPORT紙によれば、トレーナーたちはスアレスがプレーのリズムを保ち筋力や持久力を失わないためには最低でも練習試合が3つ4つ必要だと考えていて、機会を見つけては同様の試合を行っていく計画のようです。

タタには認められなかった練習試合

フィリアルとの練習試合は、スアレスに実戦の場を与える以外にも、幾つかの意味があります。リーガが開幕してから2週間、まだ試合での出番がなかった選手たち(例えばモントーヤ、アドリアーノ)やチームに加わったばかりのドウグラスにもプレーやアピールの機会となりますし、怪我から回復したテル・ステーゲンにとっても良いウォームアップになるでしょう。ムニールやサンドロが起用されている様子を間近で見ているBチームの選手にとっても、けっこうなモチベーションに違いありません。活気ある練習試合になりそうです。

ちなみに、、2日付のMUNDO DEPORTIVO紙によりますと、こういったBチームとの試合は、前監督ヘラルド・マルティーノの要望の一つでもあったそうです。タタさんは監督就任時、平日にチャンピオンズやコパのない週は、バルサBとの練習試合を行うようにクラブに希望を出していたのだとか。しかしフィリアルの準備内容が変わるとの理由で彼の要望は受け入れられなかった。ルイス・エンリケのカリスマが強いのか、スアレスの存在が大きいのかは分かりませんが、タタとルーチョの待遇はなにかと違っていそうです。

ルイス・エンリケは木曜午後にニヨン(スイス)のUEFA本部から戻り、夕方のトレーニング(18時半~)を監督する予定となっています。

追記。3日時点で練習試合に出られそうなトップチーム選手は、テル・ステーゲン、モントーヤ、ピケ、チャビ、スアレス、アドリアーノ、アルベス、そしてドウグラスの8人。イニエスタとメッシ、ベルマーレンは負傷中です。

 

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