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J. アルバ 「必要としていた変化」

新監督がチームに良い変化をもたらしたとラテラル。

のんびりムードだったFIFAウィークもそろそろ終わりとなり、平常運転に戻ってきている欧州各国のクラブシーン。FCバルセロナでも基本的なメンバーはトレーニングへと復帰し、残るネイマール、ラキティッチ、ラフィーニャの3選手も、この木曜からセッションに参加する予定となっています。今回FIFAウイルスにやられたのは、右足首に痛みを感じているジェレミー・マテューくらいで、大きなダメージを受けなかったのは朗報。ただし遠征から復帰間もない選手たちのアスレティック・クラブ戦出場は微妙でしょうから、ルイス・エンリケとコーチ陣のコンディション見極め&スタメン選択は注目です。

ペーニャ創立式典に出席

そんな10日(水)、ジョルディ・アルバがとあるイベントに出席しました。バルセロナ市の工業地帯Zona Francaに、クラブの公式ファンクラブ“ペーニャ・バルセロニスタ・ジョルディ・アルバ・ソナフランカ”が設立され、その記念セレモニーにジョルディ・カルドネル副会長とともに参加したのです。Zona Francaはグーグル先生に訊ねてもらえれば分かり易いのですが、モンジュイック山とプラット空港の間にあって、港に面していることでバルセロナの工業や物流の拠点となっている地区らしく。ジョルディ・アルバの生まれたオスピタレ・デ・リョブレガのすぐ隣りです。

このペーニャは130名のバルサソシオから成っていて、その名が示すとおり、全員がアルバの熱心な支持者たち。自らの名を冠したペーニャが誕生したことについて、ラテラルはこう感謝の気持ちを表しました。「バルサと、この創立式に出席してくれた全てのペーニャの人たちに感謝してる。自分の名前がついたペーニャを誇りに思うよ

エンリケ・スピリット注入中

セレモニーが終わってからの報道陣による囲み取材で、ジョルディ・アルバが強調したのはルイス・エンリケがチームにもたらした新しい風でした。

ルイス・エンリケがやってきたことは、とても好い変化だったよ。チームはこの変化を必要としていたんだ。彼には強いキャラクター(芯の強さ)があるし、選手時代に証明してきたそのスピリット(熱意、勇気、気迫、精神力)を、今は監督として僕らに教えてくれてるよ」

彼が新監督になるという発表があってから、僕は彼と一緒に仕事をしたくて堪らなかった。彼は僕が強い一体感を感じていた人だったからね」「今シーズンはたくさんの喜びを与えられることを期待してるよ。最高のシーズンにするために、僕らは全力で汗を流していくだろう

昨シーズンの失敗については、快足ラテラルはこう見解を述べています。「僕らはマルティーノとも懸命に働いたよ。でも最終的な責任は僕ら選手にあるんだ。責任はいつだって選手にある。もし物事が上手くいった場合は、監督もその一部を担うんだけれどね」

そして。「レオ(メッシ)はスイッチが入りまくってるよ。周囲を黙らせる必要はないと思う。昨シーズンの終盤はチーム全体の出来が良くなかったけれど、ほとんどレオばかりが話題とされていた。僕もまた良くなかったと言えただろうにね」

ジョルディはまた、新星ムニール・エル・ハッダディについては「物事があまりに速く進みすぎてる?僕もそうだったら良かったんだけどね^^ 今のこの状況は、彼が勝ち取ったものさ」とコメント。週末のマドリーダービーに関しては、「意見はあるけれど、胸の中にしまっておくよ」とのことです。まあきっと、多くのクレと同じ感じですよね^^

チームを刺激するルーチョ方式

そのジョルディ・アルバのコメントに触発されてか、11日付のSPORT紙はルイス・エンリケがチームにもたらした変化をトップで特集しています。それによるとルーチョはトレーニングをとても大事にしていて、どんな瞬間であっても無駄にはするまいと、精力的に選手たちに声をかけて鼓舞しているそうです。ピッチサイドでアシスタントたちが指導する様子をじっと見ているのではなく、自らが先頭に立って引っ張っていくタイプ。公式サイトのトレーニング動画では、最初のロンドくらいしか見せてはくれませんので、そのセッションの核心部分を是非一度見てみたいものです。メニューにも工夫がこなされていて、エンリケチームの練習に退屈やマンネリの文字は存在しないとのことです。

そしてスター選手にも最大限の頑張りが求められることで、ロッカールーム内に漂っていたとろ~りとした空気は一掃されたといいます。一方でミスターは選手個々との関係も大事にしていて、対話もしっかり為されているとのこと。試合後の記者会見などでエンリケが公けにする注文は、前もって選手たちに直接伝えられたものばかりなんだそうです。そういったルーチョの手法がチームに新しい風を送り込み、おそらくは淀みかけていた選手たちの気持ちに張りをもたらしている。そんな様子が想像できます。

あとはルイス・エンリケとアシスタントコーチたちのフットボールが勝ち星を呼び込み、タイトル獲得へと至れば、輝かしい時代の再来となりそうな予感。今はみんなが新監督に期待している時期ですので、記事だって少々“盛られる”でしょうから割引して期待しておくべきだとは思いますが、ファンなんでほっぺが緩むのも仕方ありません^^;。どうかこの新しい風が是非結果を伴うものになってくれますように。最近メディアで見かけるレオ・メッシの表情が良いのも嬉しいことです。

 

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