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中盤を強化する

冬にチャビの後釜、夏にマッスルパワー。

見事トリカンペオンとなり、来季は打倒目標とされるチームの競争力を如何に落とさず、さらに上昇させていくのかがFCバルセロナの強化部に課せられた任務です。懸案だった右ラテラルはダニが残留し、アレイシ・ビダルが加わったことでとりあえず問題は解決。さしあたっての補強が必要なポジションはチャビ・エルナンデスの抜ける中盤となり、春先からずっとウワサされているポール・ポグバ(ユベントス)が連日メディアの主人公となってバルサ系メディアを賑わせています。とはいっても、バルセロナは2016年1月までは新規の出場登録ができないので、ポグバが来るとしても1年後で、冬はパサドール(ギュンドガン?)獲得を検討しているようですけれど。

ポグバが無理ならコンドグビア?

FCバルセロナがセントロカンピスタの獲得を狙っているのは間違いない状況ですが、その方向性はSPORTとMUNDO DEPORTIVOでは少し異なっています。まずSPORTからいきますと、ルイス・エンリケが望んでいるのはボールタッチに長けた即戦力と、チームの“筋肉パワーの増加”の二つ。ペップ・グアルディオラのバルサにもトゥレ・ヤヤ、セイドゥ・ケイタらフィジカルの強い黒人選手がいましたし、22歳と若く、無限の可能性を秘めたポール・ポグバにルーチョはかなり魅了されているとのことです。

ベルリン決勝で直接ポグバのプレーを見て、確信を強めたというルイス・エンリケですが、彼のテクニカルチームは以前からポグバを分析していて、自分のチームに完璧にフィットするだろうと評価。当たりの強さと攻撃力の両面でチームのクオリティを向上させる大きな戦力になると考えている、みたいです。

そしてライバルクラブとの競合に敗れ、ポール・ポグバを取り逃した場合は同じマッスル系のジョフレイ・コンドグビア(モナコ)を代役として考えているとか。この選手はプレミアのビッグクラブやミラン、レアル・マドリーも関心を示しているらしいので、代役とか言ってる間にどこかへ行ってしまうかもしれませんが。。ヤヤやアビさんのように、フランスあたりから来た選手が大きく成長する様子を見るのが好きなので、個人的には惹かれるオプションです。

オーガナイザーも欲しい

一方で、ルイス・エンリケはチャビ・エルナンデスの後任となるオーガナイザーの獲得も望んでおり、イルカイ・ギュンドガンとの交渉が進んでいるとされます。一説ではメディカルチェックもすでに終えていると言われるギュンドガンですが、現時点ではルーチョの希望によって交渉は一時中断中らしく。その理由はギュンドガンの値段が高いので、より手頃な選手の目処が立てばそちらにいくことも考えていて、ルーチョ好みのプレミアリーグの2選手との接触が進められているそうです(SPORT)。

そしてこちらのボールプレーヤー型セントロカンピスタは即戦力としての活躍を期待されており、タイトル争いが決定的となるシーズン終盤にチームを助けられる選手を求めているようです。冬まではまだ時間もあるので、バルサとしてはそうは急いではいない様子。会長選挙も影響しそうです。

対するMUNDO DEPORTIVO紙もまたバルサの最優先がポグバであるとしつつも、この交渉が破談した場合のオプションは同じマッスル系ではなく、PSGのイタリア人マルコ・ベラッティだとの見解を示しています。ギュンドガンとの交渉がここへきて、移籍金の上昇によって“凍結”されている点ではこちらも同じ。同紙がベラッティを推す理由は、彼がペスカラ時代にPSGのレオナルドTD(当時)へと獲得を強く薦めたのがアリエド・ブライダであり、選手代理人のドナト・ディ・カンプリ氏とは今も良好な関係を続けているからと。イタリア方面に顔が広いですな、ブライダさん。

エンリケの補強計画への関与強まる

このセントロカンピスタの補強がどうなるにせよ、注目すべきはルイス・エンリケの要望がプランニングに強く反映されるようになっている点です。ルーチョはバルサとの契約を延長するにあたり、強化計画に自分の希望を届かせることをクラブに認められたとされます。右ラテラルの補強として技術委員会の提案する選手に首を縦に振らず、アレイシ・ビダルを求めたのはエンリケだと言いますし、その他の獲得/放出の最終決断も、フィリアル(Bチーム)の移籍も彼がコントロールしていくのだとか。そういうことなら、2017年までの契約延長もがってんがいきます。

セントロカンピスタでは、デニス・スアレスの出戻りもこの夏の注目点です。当初は2016年までの2年間レンタルでセビージャへと行ったデニスですが、ルイス・エンリケが希望すればこの夏に復帰を前倒しするとの見方が有力で、セグンダBに降格したバルサBのアレン・ハリロビッチがその“見返り”としてセビージャに行くんじゃないかとされています。

そしてデニス・スアレスはバルサがFIFAから青天の霹靂のような罰を科せられた2014年8月20日時点ですでにセビージャにレンタルされていましたので、バルセロナに戻ってくるとしても、2016年1月1日まではバルサ選手として出場登録できない バルセロナに戻ってくる場合、2016年1月1日以前でも出場登録できるらしく。これはバルサと彼にとって有利な情報です。

 

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