USAツアー最初の目的地。
夏のツアーが始まり、先週末からはアメリカ合衆国を訪れているFCバルセロナ一行。ロサンゼルス、サンフランシスコ、ワシントン、そしてフィレンツェを巡る今回のツアーは、“THE UNSTOPPABLES OF THE SUMMER 2015”と名付けられているようです。夏の弾丸野郎たち。ツアーといえばトレーニングと試合、移動の合間の各種イベントがお楽しみですが、昨日20日はL.A.レイカーズの大スターでクレとして有名なコービー･ブライアントがトレーニングを訪問。選手たちと言葉を交わし、バルサ公式などメディア取材に応じています。
コービーがやってきた
現在アメリカ合衆国西岸のロサンゼルスに滞在中のFCバルセロナは、21日（日本時間22日正午）にロサンゼルス･ギャラクシーとの親善試合をプレーします。ロサンゼルスではStubHub Center スタブハブ・センターなる施設を借りてトレーニングをしているのですが、どうやらこちら、カリフォルニア州立大学キャンパス内にある複合スポーツ施設で、アメリカ代表チームの合宿所でもあるそうです。そしてL.A.ギャラクシーのホームスタジアムもあることから、ルイス･スアレスが同チームに最近移籍した元チームメイト、スティーブン･ジェラードと再会したりもしてますね。
（L.A.ギャラクシーと対戦するインターナショナル･チャレンジカップはパサデナのローズボウル･スタジアムで開催）
20日の最大のニュースは、NBAロサンゼルス･レイカーズの超スター、コービー･ブライアントがバルサのトレーニングを訪れ、ルーチョや選手たちと挨拶・記念撮影をしたことでした。熱心なバルセロニスタとしても知られるコービーはバルサ公式のインタビューに応じ、「僕はまだカンプノウで試合を観たことがないし、パウ（ガソル）からはしょっちゅう早く行けというメッセージをもらうんだ。実現できる日を楽しみにしてるよ。メッシやイニエスタ、バルサのプレーを観るのは大好きだ」とコメント。割りとバルサとは絡んでいる印象のあるコービーなので、カンプノウ観戦未体験は少々意外です。
で、今回ブライアントと最もおしゃべりをしていたのが、“英語に通じている”ジェラール･ピケだったとか。数年前の北米ツアーではたどたどしかったワカ旦那も、いつの間にやらトリリンガル。シャキーラ先生の存在が効いていそうです。
そんなコービー･ブライアントですが、SPORT紙によれば、チームに帯同しているプロスポーツ部門責任者のアルベルト･ソレールに対し、キャリアの最後はバルセロナのシャツを着てプレーしたいとの気持ちを伝えたのだとか。新築されたパラウ･ブラウグラナにて、パウ･ガソルとコービーがコンビを組む。そんな日がいつか訪れるでしょうか。フォトセッションでは背番号24入りのバルサバスケユニをプレゼントされています。
ルイス･エンリケ 「アルダは貸し出さない」
ロサンゼルスに到着して2日目、スタブハブ・センターで2回目となる20日（日）の午前のセッションでは、アルダ･トゥランが右脚の違和感によって別メニューの調整（ランニング）となっています。どうやら前日のトレーニングで軽く傷めた模様です。
また、FIFAの制裁によって冬のマーケットまでバルサで出場登録できないアルダに関しては、年末までのレンタルの可能性も囁かれていましたが、日曜日に行われたギャラクシー戦のプレゼンテーション会見@リッツカールトン・ホテルに出席したルイス･エンリケは、「アルダは1月までプレー出来ないし、それは私たちにとって不都合なことだけれど、彼にはそれまでチームにいて、私たちのプレーやシステムに適応してほしい。アルダ･トゥランのレンタルは考えておらず、これからも考えることはないだろう」と貸し出しを否定。実戦感覚よりもチームへの適応を優先するわけです。
ルーチョはまたこの会見にて興行遠征について訊ねられ、「監督としてはツアーはしたくない。ここのような国を訪れられる喜びは別にして、飛行機移動、時差、ジェットラグ、疲労のような不利な要素が幾つかあるからね。ただ、これから参加するコンペティションでプレーできるのはステキなことだよ。カサと同じようなトレーニングは可能だろうし、しっかり準備できるようトライしていくさ」と、本音と建前が織り交ざったコメント^^；
そしてコパ･アメリカ組がアメリカツアーに不参加となった件については、「代表戦に出場した彼らにもバケーションが必要だからね。ここに来ている選手たちも十分にクオリティが高いよ。残念ではあるけれど、シーズンはとても長いんだ」と、クラックたちが身体を休める必要性を説明した監督でした。ネイマールとアルベスは7月30日、メッシとマスチェ、ブラボは8月3日にチームに合流予定となっています。
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