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第2次バルトメウ理事会、始動

新セクレタリオ・テクニコにはロベルト・フェルナンデス。

ルーチョチームがロサンゼルスにてプレシーズンの鍛錬に励んでいる2015年7月20日、バルセロナではジョゼップ・マリア・バルトメウ新会長による新たな理事会が発足、その関連行事が執り行われました。カンプノウの正面玄関にて報道陣を前に、にこやかに握手を交わした運営委員会の長ラモン・アデイ氏とバルトメウ新会長はその後パルコ内 Llotja President Sunyol に移動し、運営委員会から理事会への業務執行権の引継ぎ式を実施。二人はバルサ界のVIPたちが見守る中で署名の儀をを行い、これにて正式に新理事会のスタートとなりました。会長はまた、ロベルト・フェルナンデスのセクレタリオ・テクニコ就任もまた発表しています。

ファウスの後任に女性副会長

今回発足した第2次バルトメウ理事会は、全21名で構成されます。ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長を筆頭に、副会長はジョルディ・カルドネル(第一副会長。社会部門を担当)、カルラス・ビラッルビ(第二。機関関係担当)、ジョルディ・メストラ(第三。スポーツ部門担当)、マネル・アロヨ(第四。マーケティング・コミュニケーション、財産部門担当)、スサナ・モンヘ(第五。経済部門担当)の5名。

その下に、エスパイ・バルサを担当するジョルディ・モイシュ、会計責任者のエンリケ・トンバス、秘書官のジョルディ・カルサミグリア、副秘書官のマリア・テイシドルと11人の委員たち、といった構成です。

全理事会との主な違いは、本業(企業経営)の理由でバルサを去ったハビエル・ファウスに代わってジョルディ・カルドネルが第一副会長に昇格したことと、そのファウスが担当していた経済部門(金庫番)を、5年間会計責任者だったスサナ・モンヘさんが継ぐこと。彼女はクラブ史上初となる女性副会長だそうです。

ルイス・エンリケが信頼するフェルナンデス

バルセロニスタにとって、より関心があるのは、アンドニ・スビサレッタの解任以降、暫定組織となっていた強化部門についてでしょう。カンプノウ内パルコで行われた式典(アグスティ・モンタル、ジョアン・ガスパール、サンドロ・ロセイら元会長、ベネディト、トニ・フレイシャら会長候補者たちが出席した中、ジョアン・ラポルタは欠席)を終えた後、理事会は最初の会議を実施。ロベルト・フェルナンデスをトップチームの、ペップ・セグラをプロカンテラ部門(バルサB、フベニールA、B)のセクレタリオ・テクニコ(技術担当責任者)に任命しました。

ロベルト・フェルナンデス(1962年7月2日生まれ)は元バルサ選手で、1986年から1990年にかけてトップチームでプレー(196試合に出場)。1988年と1990年には国王杯を、1989年にはレコパを獲得しています。つまりクライフのチームの初期メンバーであり、ルイス・エンリケとはスペイン代表でチームメイトでした。

今回彼が任命されたのは、アンドニ・スビサレッタが務めていたディレクトール・デポルティーボ(スポーツディレクター)ではなく、かつてラポルタ会長時代にチキ・ベギリスタインが務めていたセクレタリオ・テクニコです。どう違うのかといえば、きっと大体は同じ。監督と協力してチームの強化計画を練り、実行する役割となります。彼が担当するのはトップチームのみで、バルサBとフベニールはセップ・セグラが見るという新構造。ルーチョが信頼を置く二人をそれぞれセクレタリオ(秘書)とし、近日中にバルサB監督として発表されるであろうジェラール・ロペスと4人で、トップチームからフベニールまでの連絡を円滑にしながら運営していく感じでしょう。

これに従い、スビサレッタ解任後に作られていた技術委員会は消散。ただしアリエド・ブライダ、チャーリー・レシャックとの契約は残されていますので、二人はそれぞれプロスポーツ部門ディレクターのアルベルト・ソレールの下で、国外・国内のスカウト部長となって働いていきます。

 

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