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アトレティコ戦勝利で右ラテラル補強?

オペレーションを実行する準備はできていると。

この2月22日は日本では“猫の日”が有名ですが、フットボルで“2番”と呼ばれるポジションといえば、そう右ラテラルです(強引)。ルーチョチームで現在右ラテラルを担当しているセルジ・ロベルトは、シーズン序盤こそ良い活躍ぶりでしたが、このところは見るからに元気がなく。PSG戦ではドラクスラーたちにやられ、レガネス戦では彼のエラーが失点につながるなど、心身両面でかなり疲弊していると推察されます。初のフル稼働シーズンを本職ではないポジションで戦っていくことはやはり容易でなく、ロベルトは今明らかに消耗している。長期離脱となったアレイシの代役問題を解決しなければなりません。

有力候補っぽいファンフラン

今季終了となったアレイシ・ビダルの代役候補には何人かの名前が挙がっていますが、SPORTとMDの両方が取り上げると有力なウワサ話である法則からいけば、デポルティーボのファンフラン・モレノ(28)がそれに該当します。

22日付のMD紙によれば(参照記事)バルサのロベルト・フェルナンデスSDは先週チャンピオンズのバイエルン対アーセナルでエクトル・ベジェリンを視察した後、リアソールを訪れデポルティーボ対アラベスを観戦。スタッフから上がってきたスカウト情報を、その目で直接確認した模様です。

同紙によると、バルサがファンフランに注目した理由は、突出したプレーはないけれども安定した成果を出せる、間違いのないところだそうです。夏のマーケットで獲得する選手ではないが、負傷者の穴を埋める特殊なケースであれば十分な選手と。かつ、マドリーの下部組織育ちでペジェグリーニ時代にはトップデビューも経験しているゆえに、精神的プレッシャーに耐える素養もあるだろうと考えられてもいるようです。

プレー面で評価されている点は、攻撃参加の際に知性があり、攻め上がった時には前線の選手が求めているのがセンタリングかエリアへのパスなのかをきちんと判断できるところや、パスの精度が良いところ。守備面ではバランスが良く、上がるか守るか、ポジショニングはどうかなど戦術を理解するインテリジェンスもあるところが認められたとのことです。守備面での安定感がある選手なら、セルジ・ロベルトの弱点を上手くカバーできそうです。

夏の売却で資金を回収するプラン

一方で21日付のSPORT紙は、バルサはこのファンフランや、AS紙が可能性を報じたロサレス(マラガ)との接触を先週から開始していると伝えています。しかしデポルティーボもマラガもレンタル移籍は望んでおらず、バルサからの申し出を受けるとするなら、契約解除金を支払っての完全移籍と。その場合、ロサレス獲得には600万ユーロ、ファンフランには800万ユーロが必要だそうです。夏の大型補強で予定額オーバーのバルサには、少ない額ではありません。

ただ、バルサには彼らの獲得に関して準備のできたプランがある、とSPORTはいいます。それは、獲得には800万ユーロなりが必要になるけれども、他クラブのオファーを幾つか持っている選手たちなので、夏に売れば、もしバルサで成果を出せなくても投資分の大半は回収可能だろうというもの。そしてもしバルセロナの右ラテラルとして機能すれば、そのまま残ってもらえばいいという算段です。都合の良い話ですが、選手としてはビッグクラブでのアピールチャンスなので悪くない話でしょうか。選手側には、夏には第一級のラテラル選手を獲得する予定と伝えてはあるようです。

いずれにせよ、バルセロナが右ラテラルの緊急補強を実行するかどうかは、SPORTによれば”本当にリーガ優勝の可能性がある場合”です。つまり今週末にビセンテ・カルデロンで"終戦”となれば、手持ちの駒でシーズン終了までなんとか乗り切っていくことになる。その場合はバルサBからの引き上げもあるのか、あるならそれを希望と言いそうになりますが、2月でリーガ終了はイヤなので、PSG戦の大レモンターダを信じられるような快勝をお願いします。

 

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