バルカン方面のスカウトを担当する
小さな話題なのですが、元バルサのデランテロ(FW)ボージャン・クルキッチと同じ姓名を持つ父(以下ボージャン父)が、FCバルセロナのスタッフに戻ったとの情報が7日付のMDに出ています。スポーツマネージャーであるペップ・セグラがスカウトとして、強化編成部に呼び戻したそうです。
チキ・ベギリスタインの信頼
今季からアラベスの選手としてリーガに戻ってきたボージャンの父は、スカウト担当としてバルサで何年間か働いていました。チキ・ベギリスタインの信頼を得ていたスカウトマンなので、バルサ在籍はジョアン・ラポルタ会長の頃。主にフランス方面の有望選手探しを担当していました(トゥレ・ヤヤやモドリッチを薦めたといわれる)。
しかしサンドロ・ロセイが会長に就任した初年度(2011年)、バルサはこの年で満了するボージャン父との契約を更新せず、彼はルイス・エンリケが指揮していたローマへと移籍。ここ数年はチキ・ベギリスタインのいるマンチェスター・シティで働いていた模様です。
モドリッチ獲得をバルサに推薦
ローマではマルコ・ベラッティの獲得を推薦した、とボージャン父は後に発言しています。この人、どちらかというとお口は軽く、あれこれメディアで語る傾向があり。モドリッチをバルサに薦めたけれども断られた件も、次のように語っています(2016年12月、ラジオ局SERの番組にて)。
「彼は私たちの手の中にあったんだ。モドリッチは勝者のメンタリティを持った選手。しかしクラブ(バルサ)はその時将来を考えず、目先だけを見ていた」「私は当時バルサで働いていて、ディナモ・ザグレブやクロアチア代表でプレーする彼のDVDをいくつか送ってもらっていた」
「チャビやイニエスタ、トゥレ、ブスケツがいたことで、モドリッチ獲得は検討されなかったよ」「彼のことを詳しく知るために、バルセロナへと呼んだことがある。プリンセサ・ソフィア(ホテル)で、彼の恋人と一緒に話をしたんだ。私たちはコーヒーを飲んだ。彼の印象はすばらしかったね。流ちょうな英語を話し、知的で、賢く、教養があるように見えた。とても落ち着いていたよ」
復帰したバルサでボージャン父は、バルカン半島方面のスカウティングを担当するようです。もし第二のモドリッチを発見したなら、次は是非バルセロナが獲得してほしい。活躍を期待しましょう。
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