35歳となる2022年6月まで期間延長
FCバルセロナがジェラール・ピケとの契約更新で合意と発表しました。期間は2022年6月30日まで延長され、契約解除金は5億ユーロへと増額。新契約書へのサイン儀式の日程は、後日発表になるとのことです。
交渉がこじれるとは思ってなかったですが、ラ・マシア育ちで次のカピタン候補でもあるピケの契約更新が無事まとまってなにより。とりあえず35歳までどうぞよろしく、ジェリ!
2008年、500万ユーロで呼び戻し
ジェラール・ピケがバルサの門をくぐったのは1997年、彼が10歳の時です。
レオ・メッシ、セスク・ファブレガスらと同じチームで育ち、2004年に一度クラブを離れた(出された。マンチェスター・ユナイテッドへ移籍)彼を、ペップチームの一員とするべく呼び戻すことにしたのは正解でした。
2008年当時のスポーツディレクターはチキ・ベギリスタインで、呼び戻しにかかった移籍金は500万ユーロ。
当時はたしかまだカンテラーノの呼び戻しは前例がなくて、ちょっとした物議を醸していたように記憶しますが、獲得して良かった。
マンチェスターで特に芽が出ていたわけでもないピケに、よく目を付けたものだと今となっては感心します。
事実上の生涯契約
バルサ復帰後の道のりは決して平坦ではありませんでした。
時々ピッチ外の騒動を起こしたり、スランプに陥ったり。
しかし強い精神力と勇気をもった彼は、ほかの選手なら凹みそうな状況からも立ち上がり、世界を代表するセントラル(CB)となって我らを日々楽しませてくれています。
アスルグラナ戦士としてこれまでに獲得したタイトル数は25にもなり、これはブスケツと並んでクラブ3位。上回るのはイニエスタとメッシしかいません。
この2022年6月末までの契約を全うすれば、ピケは35歳となっています。
カンテラーノの夢である「バルサでの引退」が手の届くところへきたわけですが、実際のところはこの契約延長は「形式上」のものといえましょう。
ピケがバルサを去るとは考えにくいし(今回もほぼ親友である代理人に一任)、今さら彼に巨額のオファーを出して引き抜こうとするクラブが出てくるとも思えない。
生涯契約を結んだイニエスタのように、自分のパフォーマンスに納得がいくかぎりはバルサでプレーを続ける、そういうことになるんじゃないですかね。
あのチャビですら、他のクラブでの冒険を選択したのですが、ピケの場合はバルサでキャリアを終えると思います。
このニュースのまとめ
- ・ジェラール・ピケがバルサと2022年6月末までの契約延長で合意
- ・満了すれば、ピケは35歳
- ・2008年にバルサに復帰し、世界的なセントラルに
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