プレスして、奪って、突撃
エルネスト・バルベルデが監督となったことで、バルサは“バルサらしさ”を取り戻してきたといわれた時期がありました。ルイス・エンリケの中盤省略から、つなぐフットボールへ。しかし得点の割合は依然として、カウンター攻撃が多いそうです。
92ゴールのうち、48
2月22日付MD紙の記事によりますと、バルベルデのバルサは得点の過半数をカウンターから決めています。
特に相手のペナルティエリア近くで奪ってからの、ショートカウンター。
スタンフォード・ブリッジでレオ・メッシが決めた同点弾も、アンドレス・イニエスタの気迫のボール奪取がそのきっかけでした。
数字的には、ここまでバルセロナが決めた92ゴールのうち、48ゴールがカウンターから。
ルイス・スアレスは20ゴールのうち14ゴールが、メッシは28ゴールのうち13がカウンターだそうです。
そんな印象でしたが、実際の数字がそう示してました。
スペースをどう作り出すか
ドリブル王子のネイマールがいた頃は、もっと距離の長いカウンターを多用していたルーチョバルサでしたが、最近はプレッシングが戦術の核となっているので、奪ってからの速攻が大事な武器となっています。
チャビ・エルナンデスがいた頃は、守備網にじわじわギャップを作ってスペースを生みだし、急所を刺せましたが、今はメッシがマークを引き付けるか、ライン裏へのスルーパスか。
相手守備ラインを広げるエストレーモも今のところいませんし(デンベレに期待)、ボール奪取してから守備組織が整う前に攻めるショートカウンター中心になるのは必然的な流れです。
バルベルデならもっとポゼッションからのゴールを決められるチームにしてくれそうに思います。
しかしスカッドにそのための選手が必要なので、当面はこのショートカウンター狙いですかね・・・
このニュースのまとめ
- ・バルベルデバルサの得点は過半数がカウンターから
- ・閉じた相手からスペースを作り出すのが難しい
- ・ボール奪取直後はスペースがある
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