勢いあるストップ&ゴーが見られたマラガ戦
ラ・ロサレダでのマラガ戦にて良いパフォーマンスを見せたことで、ウスマン・デンベレへの期待感が高まっています。
あのボルシア時代に見せていたダイナミズム溢れるプレーが、このシーズンの重要な局面でいきなり完全復活するのはさすがに期待しすぎでしょうが、マラガではだいぶ伸び伸びとプレーできていたモスキート。
印象的だったのは、速度に乗ったドリブルから急停止しての切り返しで、あれが出来るのは、怪我再発への恐怖心を彼が乗り越えたということでしょう。
持ち味の大胆さが戻ってきた
マラガ戦でデンベレが輝いた要因には、4-3-3のエストレーモで守備のタスクが減少したことや、前方にスペースがあったことなどが考えられます。
それと同時に、怪我を恐れずに思い切り持ち味を出せるようになってきたことを、あの切り返しを見て感じる。
なにせウスマンはバルサに入団するまで筋肉系の大きな怪我を経験したことがなく、満を持して1月に復帰したかと思いきや、10日後にまた別の部位とはいえ筋肉を痛めたのですから、無意識のブレーキがかかるのもムリはありません。
無意識のブレーキを解除することが、パフォーマンスを上げるためには不可欠です。
繰り返し状況練習
では、どのようにしてデンベレはその恐怖を克服したのか。
3月12日付のSPORT紙によると、シチュエーションを繰り返し練習することで、自信を取り戻していったそうです。具体的には・・・
ダッシュやセンタリングを繰り返した。
リズムは方向の変化に対しては、ラ・ロサレダでのプレーを見るとかなり自信を取り戻しているデンベレ。思い切りの良いシュートも2本ほど放っていましたし、落ち着きをもってより的確な判断をし、それが上手くいくことで、さらに好循環に入っていくでしょう。
チェルシー戦での活躍に期待
注目は、エルネスト・バルベルデが水曜日のチェルシー戦ではデンベレをどのタイミングで起用するかです。
スタンフォード・ブリッジでのバルサは中央を固めたチェルシーの守備に手を焼き、エストレーモの不在を強く感じました。そして3週間後のカンプノウ決戦には、好調ウスマンがいることを願いました。
その願いは、七割方ほどかもしれないけれど、叶った感があります。
ここでデンベレの出番があるのは間違いないので、あとは先発になるのかベンチスタートなのか、4-3-3のエストレーモなのか4-4-2の右サイドなのか。チングリは決断せねばなりません。
チャンピオンズではコウチーニョを起用できず、アンドレス・イニエスタも間に合うかどうかはかなり微妙。
導入には4-4-2の右サイドが有力でしょうか。
先発はきっと、イニエスタ or パウリーニョ以外は決まりでしょうし。
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