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アンドレ・ゴメスが明かす苦悩・・・「楽しめていない」

沈黙を好んできたセントロカンピスタが、悩める現状を説明

スペインのフットボール誌 PANENKA(パネンカ)第72号に掲載されたアンドレ・ゴメスのインタビューが反響を呼んでいます。バルサのポルトガル代表はここで「ピッチで良い感覚を得られていないし、自分に出来ることを楽しめていない」と告白。「考えすぎることで自分を傷つけている」と語りました。

自分自身のプレッシャー

バルサの背番号21は言います。

ピッチで良い気分になれてないし、自分にできることを楽しんでないんだ。チームメイトたちに馴染んでいく時間は落ち着いていて、すばらしく好かったんだけど、数ヶ月前から状況は変化した。おそらく正しい表現ではないんだけど、ちょっとした地獄のようになってね。大きなプレッシャーを感じ始めたからだよ」

「僕はプレッシャーと上手くやっていける。でも自分自身のプレッシャーとは上手くやれない。僕は自己批判をする人間で、完璧主義者すぎるところがあるんだ。自分の間違いを許せない

100%を目指してしまう人ほどストレスにやられると言いますし、アンドレ・ゴメスは負のスパイラルに入り込んでしまっているようです。

「改善するためにハードワークしているし、トレーニングは落ち着いてやってる。でもあまり自信のない日もあってね、その時はトレーニングでも感じられるよ。たぶん僕は1、2日前にプレーをしているんだけど、今も頭に浮かんでくる試合の映像が、僕を前進させない。トレーニングではチームメイトたちと気分良くいられるんだけどね、試合のフィーリングは悪い」

これを抜け出すにはどうすれば良いのか・・・。
ちなみにこのインタビューが行われたのは、2月23日だったそうです(一部ファンにブーイングされたアトレティコ戦は3月4日)。

家から出るのが怖い

ボーッとしている時、つい考えてしまう、自分のダメだったこと。失敗した場面を繰り返し思い出し、悪い方向へ、悪い方向へと沈んでいく。誰しも経験があると思いますが、ゴメスもそういう状態にあります。

考えすぎることが、自分を傷つけてしまうんだ。ダメなことを考えて、その次は自分がしなきゃならないことを考えて、いつも引きずられて進んでる。どの試合でも、チームメイトたちはものすごく僕を支えてくれているんだけど、物事は彼らが望むようにはいっていないね」

自分の殻に閉じこもってる。自分の中にあるフラストレーションを自分が取り除くことを僕は許せなくてね。それでどうするかというと、誰とも話さない。誰も鬱陶しくさせたくないんだ。自分を恥ずかしく感じているようなものさ」

感情の流れがよく分かるだけに、辛い。
アンドレはさらに続けています。

自宅から出たくないことも、何度もあったよ。人に見られるかもしれないし、恥ずかしくて街に出るのが怖いんだ」

「友人たちは僕がハンドブレーキを握りながら進んでいる、と言うよ。一番苦しいのは、自分が全てを自覚していることだよ。僕を悩ませるのは、僕ならもっと上手くやれるって言われることなんだ。それで僕は自問する。“どうして自分はそれをやらない?”ってね

これまで以上に応援したい

バルサでプレーすることのプレッシャーが並ではないのは、外野からも容易に想像できますが、ゴメスの言葉によって改めてその厳しさを思い知らされます。

フットボール選手としてトップレベルであることに加えて、上手くいかない時に落ちていかない図太さも必要・・・
豆腐メンタルの自分から出来るアドバイスなんて全くないですが、チームメイトたちの支えを受け、なんとか「地獄」を抜け出してほしいです。

バルサで生き残っていくためには成果が必要、それは分かっています。
とはいえ、アスルグラナのシャツに袖を通して父親と抱き合って喜んでいたアンドレ・ゴメスなので、カンプノウでのプレーを楽しめるようになってほしい。このまま心折れて退団・・・とか悲しいじゃないですか。
ええ、少々情に流されてますが、なにか。

前向きに考えるなら、舞台に立つ時に足が震えると公に語ったことで、彼の気持ちが楽になるかもしれない。カンプノウの反応もいくらか優しくなるかもしれない。応援しますよ、アンドレ・ゴメス。Estamos contigo !

このニュースのまとめ

  • ・アンドレ・ゴメスがパネンカ誌のインタビューで心境を告白
  • ・ピッチで楽しめず、地獄のようになったと明かす
  • ・自らのプレッシャーに苦悩

 

コメント

  1. ロニーありがとう より:

    バルサによくいる 戦術理解度は高いが 他に特徴がないのが特徴という選手。
    故にユーティリティ性を有しているともいえるが、現状自分の身体的特徴を活かしてないというか 持て余している印象。
    無駄にデカイというか・・・。
    足はそこそこ速いが、あんだけの身長でハイボールの競りも守備も強い訳でなく、ポストプレーでの収まりもそれほどでも。
    長短のパスは普通レベルだし、優れた得点力が有る訳でもない。
    上下できる運動力は有ると思うが、判断が悪いのか出来ていない。
    攻守に渡って特徴が無いが、監督の要求には忠実なので使われてる感じ。
    内気な性格によるネガティブさを含め改善には後2年くらい要すると思うが 結構な値段したので地元メディアやクレは待ってくれないだろう。
    即戦力と思わなければ2年くらい待てるはずだが・・・。
    カンプノウは高額移籍のポルトガル人を気長に育てる気はないだろ。
    もし育てられたらカンプノウはより成熟した新たなるフェーズに入ったと言えるが・・・。

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