ポリバレントなフランス人クラックゆえに、4-3-3、4-2-3-1など戦術バリエーションも複数可能と
FCバルセロナが2018年夏に獲得を目指し、選手本人も移籍に乗り気らしいアントワン・グリースマン。バルサがフランス人クラックを欲しがるのは気まぐれではなく、スポーツ面・経済面・個人面などを分析した結果、「またとない機会」だから戦力に加えたいのだそうです。
この夏に獲るべき4つの理由
FIFAウィークは移籍の話題が花盛りになるため、2-3日に一度はグリースマンがバルサ系スポーツ紙の表紙を飾っている感もあります。
いつも同じネタだと飽きてしまうので、少しずつ切り口を変えながら。
3月26日付のMD紙は、グリースマンを獲得する理由と、彼というピースをどうバルサに入れるかの考察です。
- ・2016年にバロンデオロ最終候補にもなったクラックがマーケットに出るなんて滅多にない
- ・しかも契約解除金は、昨今の狂乱市場では“お手頃”といえる1億ユーロ
- ・最近27歳になったばかりで、リーガでの豊富な経験と実績
- ・獲得タイトルは2014年のスーペルコパ・デ・エスパーニャのみと飢えている
グリースマンが超一流選手なのは十分知っています。
その選手を1億ユーロで獲得できるなら、たしかにチャンス。
この夏を逃せば、もうこの条件では契約できないでしょう。
しかし、すでに メッシ、スアレス、デンベレ、コウチーニョがいるバルサの攻撃陣の中に、5人目のスター選手をどう当てはめるのか、そこが疑問です。
4つのポジションを5人のクラックで回す
10人のフィールドプレーヤーのうち、5人がデランテロなんてのはいつの時代の話か。
今そんなシステムにすれば、バランスもへったくれもなくなり、ときどき派手な試合をするけれどもタイトルは獲れないチームになります。
そこで3月26日付のMD紙が予想するのが、先発するのは5人のうちの4人となる解決策。
たとえば、
- ・メッシ、スアレス、グリースマンがトリデンテの4-3-3
- ・メッシ、グリースマン、コウチーニョ(もしくはデンベレ)の3人がメディアプンタの4-2-3-1
- ・スアレスとグリースマンが2トップ、メッシがメディアプンタの4-3-1-2
などです。
いずれもウスマン・デンベレが起爆剤としてベンチに控える。
誰がベンチスタートになっても不満を見せないことを条件にするなら、競争力は増しますし、出ずっぱりのレオ・メッシやルイス・スアレスもローテーションに入れて出場時間の調整もし易くなります。
スアレスがいずれ去ったときのダメージを和らげることも可能でしょう。
グリースマンは守備でも頑張ってくれる選手なので、バランスはなんとかなる・・・?
ただ、、デンベレやコウチーニョがベンチに控えていてはホセ・アルナイスやアベル・ルイスへの扉は閉ざされますし、トップ昇格しそうなカルラス・アラニャーの出番も心配。
個人的な好みとして、銀河系路線を極めるよりも、ペドロ・ロドリゲス的な選手が前線にいる編成が嬉しいんですよね。攻撃力は劣るにしても、愛着がわくので。
このニュースのまとめ
- ・グリースマンを獲るなら、この夏はチャンス
- ・ポリバレントなクラックなので、柔軟に起用できる
- ・メガ盛りの銀河系路線!!
コメント
デンベレが予想以上の早さで適応しつつある現状を考えるといまさらグリーズマンの獲得に拘る理由はないと思うんですが。
本当に補強を断行しようとしてるとしたらそれはもう結果だけで首を繋いでいるフロントの保身のためとしか考えられません。
ウムティティの契約更新もありますし、全く歓迎できないです。