目的とする“港”は近いが、座礁しないともかぎらない
グレミオのセントロカンピスタ、アルトゥール・メロのバルサ移籍交渉が間もなく完了しそうな気配です。
現在バルセロナを選手代理人とグレミオの代理人2名が訪れていて、合意成立に向けた最後の話し合いをしているらしく。仮合意は出来ているので、あと少しで交渉完了のようですが、さて。
バルセロナでの交渉ラウンド
バルセロナを訪れているのは、選手代理人のホルヘ・マチャドと、彼のチームスタッフであるマテウス・コスタとカウエ・マチャド(息子)、そしてアルトゥールの所属するグレミオ・デ・ポルトアレグレのCEOカルロス・アモデオ、それにガブリエル・ビエイラ弁護士です。
バルサ側からは、決裁権限を持つCEOのオスカル・グラウと、ゼネラルマネージャーのペップ・セグラが出席。
いよいよゴールが近いと感じさせる面子になってます。
マチャド代理人のチームは明日木曜(3月8日)までバルセロナに滞在しているそうです。
基本的な話し合いはすでに2週間前、ロベルト・フェルナンデス強化技術部長のブラジル出張の際についているので、今週月曜から行われている話し合いの内容は、SPORT紙によると会計上の詳細など技術的な詰めです(税金やら手数料について)。
選手の移籍金は、どの記事を見ても固定額3,000万+変動額1,000万ユーロ(バルサとの最初の契約更新で500万ユーロ、2回目で残り500万)で固まっている。
アルトゥールの夢が実現するまで、もう時間の問題のように思えます。
一部即金(グレミオ)vs 7月払い(バルサ)
しかしバルサとグレミオの交渉はまだ合意には遠い、との見解を示すのはMD(ムンドデポルティボ)紙です。
MDによると、両クラブが揉めているのは3,000万ユーロの支払い方法。
どうやらグレミオは分割払いについては了承しているのですが、その第1回分を今すぐ欲しがっていると。
対するバルセロナは即金は実現しがたいので、7月まで待つように求めている模様です。
バルサが7月1日まで待ってほしい理由は、アルトゥールの件は2018/19シーズンの会計にしたいからです。
今季はウスマン・デンベレとフィリペ・コウチーニョを筆頭に巨額の補強費用を投じ、レオ・メッシやジェラール・ピケ、セルジ・ロベルトとの大きな契約更新も行ったバルサなので、ネイマールの契約解除金がたんまり入ったとは言っても、新たに補強費を前倒しする余裕はない。
だから今は仮契約にとどめ、新年度となる7月に支払いをしましょうと持ちかけているようです。
さてこの腕相撲、折れるのはどっち。
SPORTがいうように、交渉はもう「完了目前」なのか、MDの「道半ば」が正しいのか。
あと2日あるっぽい交渉ラウンドの進展に(メディアの)注目が集まっています。
このニュースのまとめ
- ・アルトゥールの代理人とグレミオの代表らがバルセロナを訪問中
- ・今週月曜から話し合われているが、2日間では合意に達せず
- ・一部即金を希望するグレミオ、7月を待ってほしいバルサ
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