今季のカンテラ最優秀選手とも評されるカデテAの注目株
ラ・マシアのキラキラ星がまたひとり、バルセロナを離れると見られています。カデテAに所属するアタッカーのロベルト・ナバーロ(15)がその選手で、昨年ジョルディ・ムボウラが去ったASモナコに移籍するというのです。
ロベルト・ナバーロはあと11日でFCバルセロナとの契約が満了するのですが、これを更新せず、モナコと5年契約(3年+2年延長オプション)を結ぶだろうとSPORT紙。
バルサは今季カンテラーノの流出が続いていて、セルヒオ・ゴメス(ドルトムント)、ジョエル・ロペス(アーセナル)、アドリア・ベルナベ(シティ)、パブロ・モレノ(ユベントス)が退団ですから、ナバーロまで去るとなるともうね。
ジョエル・ロペスとパブロ・モレノも、ロベルト・ナバーロと同じカデテAの選手。この選手が16歳になる、カデテからフベニールへとステップアップする頃はいつもながら危険です。
(ちなみにカデテAはスペクタクルなシーズンを送り、タイトルを総なめ)
ASモナコの勧誘に
ロベルト・ナバーロはラ・マシアのなかでも特に未来が期待された攻撃的な選手(左サイド)です。
バルセロナ人なのですが、そのプレーからはブラジルの香りがするということで、付いたニックネームが“ロベルティーニョ”。フェイントやらドリブルやら、たしかに実にトリッキーで巧みで、そりゃあこれは他国クラブの注目を集めます。
ロベルト・ナバーロに関しては数ヶ月前からマンチェスター・シティだの、アーセナルだののウワサがありましたが、最終的にもっとも若者を納得させたのがASモナコのオファーだったようです。1年前にモナコへと去り、トップデビューも果たしたムボウラの存在が大きかったのでしょう。
なんでもモナコは何人もの幹部をナバーロのために送り込み、スポーツディレクター(ミカエル・エメナロ氏)まで説得に来ていたそうなので、熱意でバルサが負けた感が否めない。
そしてその世代で特に期待されている選手たちが、トップ昇格を夢見られずに他クラブの勧誘に乗ってしまう現状・・・ バルトメウさん、こんなビデオを作って満足してる場合やおまへんで。
MDは「モナコとの交渉は最後の詰めを残すだけだが、まだなにも閉じていない」とかすかな望みに託していますが、希望は薄いか。バイエルン入団、と報じられて残ったマテウ・モレイの例もありますけどね。
このニュースのまとめ
- ・カデテの星、ロベルト・ナバーロがモナコに去るという
- ・ロベルティーニョのあだ名を持つテクニシャン
- ・アドリア・ベルナベ、パブロ・モレノなど流出が続く
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