入団3年目、本来のキャラを出すことを決意した模様
サムエル・ウンティティが先日のPSV戦において、2018/19 バルサ退場選手第一号の称号を手にしました。2016年夏のバルセロナ入団以降 ウンティティはまだ一度も退場となったことはなく、大げさに言えばこれは新たな歴史の誕生である。入団3年目の変化の現れとの見方もあります。
入団からの2年間で大きく成長
サムエル・ウンティティがバルセロナの選手となった2016年夏、世界的には彼はまだ知る人ぞ知るセントラルでした。
フランス代表では、ジェレミー・マティエウの負傷によって機会が回ってきたUEFAユーロ2016に初招集。当時のバルサ系メディアはマルキーニョス、マルキーニョスとうるさく、「は?ウンティティ?誰?」てな具合でした。
(初キャップは1/4 final(準々決勝)のアイスランド戦で、そこからあれよあれよとスタメンに定着、ドイツ戦(1/2 final)、ポルトガル戦(final)と連続で先発出場。メディアの扱いが変化したのを思い出します)
しかしそこからの成長は早く。
入団1年目にしてハビエル・マスチェラーノとのポジション競争に勝ち、2年目で世界的な評価も確立、今では世界トップ級のセントラルとして広く知られる存在となっています。
世界王者となり、役割を変えると決断
そこで話は戻り、ウンティティのPSV戦の退場の件ですが、9月20日のSPORT紙によると彼は「セントラルの皇帝となる決意をし、ムンディアル優勝がその正当性を与えた」そうです。
つまりはこれまではピケやマスチェの助言を黙って聞くことを自身の役割だと考えていたのを、これからは自分から声を出し、引っ張っていく立場になることにしたのだと。
2年前のバルサ入団時の紹介記事に、ビッグサムはリーダーシップのある選手で、熱い気性だと書いてあったのを記憶しています。
PSV戦での1枚目のカードは審判への抗議でしたし、熱くなっているなと思って見ていましたが、本来のキャラクターを出すようになれば、ああいう感じなんでしょう。
2枚目のタックルは・・・ しかし・・・
まあそれで退場になってしまっては困るとはいえ(PSV戦の退場は避けられた)、ここ数年のバルサは叱咤激励タイプの選手が不足していましたから、ウンティティがプジョルのようになってくれれば頼もしい。
3年目のニュービッグサムを期待することにしましょうか。でも熱くなりすぎないでね。
このニュースのまとめ
- ・バルサ入団3年目、もっと前に出ると決めたウンティティ
- ・元々熱い性格
- ・良い感じの叱咤激励タイプになることを期待
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