バルベルデに譲歩し、望むムリージョを期限付きで獲得か
FCバルセロナのセントラル補強が完了へと向かっています。バルセロナ系スポーツ紙が揃って名を挙げているのが、バレンシアのコロンビア人選手 ヘイソン・ファビアン・ムリージョ(26)。マルセリーノ監督から戦力とされておらず、バルベルデの要望に合っているということで、本日中にも期限付き移籍で合意するのではないかと見られています。
監督の要請で早い契約を目指す
バルサがセントラル獲得を急ぐのは、バルベルデの強い要望によります。
バルサのセントラルはいま、綱渡りの運用です。
左ヒザを傷めているサムエル・ウンティティは、今月2日からドーハで保存治療を続けているものの復帰の目処は立たない(23日以降、手術するか決断)。こんな時こそ頼りたいトーマス・ベルマーレンは、またも筋肉系の怪我で1ヶ月の離脱中となりました。
マルロン・サントスを残していれば、と悔やんでみたところでバルベルデの好みではなかったのでしょうから移籍したのが本人のため・・・ シティでエリック・ガルシア(17)がトップデビューしたとの報せに遠い目・・・
とにかく現状ではジェラール・ピケとクレメン・ラングレの二人しかチングリが信頼を置くセントラルがいない、危険な状態です。
出場停止、病気、怪我が発生すれば、特にチャンピオンズの戦いは厳しくなります。
12月20日のMDによると、バルサは元々、クリスマス休暇期間中にオペレーションを仕上げる計画でした。
しかしバルベルデは選手が12月30日のトレーニング再開日からチームに加われるよう求めた。交渉は加速され、今日か明日にもクラブ間合意があるだろうと言われています。
望まない選手は使わない監督
「バルベルデが選んだセントラルはムリージョ」
ここはMDもSPORTも共通してます。
SPORT紙によると、バルサの最終選考に残っているセントラルは二人、アンドレアス・クリステンセン(チェルシー)とヘイソン・ムリージョ(バレンシア)だけです。
うち、より賛同する声が多いのはクリステンセンの方なのですが、チェルシーが了承してくれそうにないので破談の公算が大。一方で監督が要望したムリージョにはクラブ内部で意見の一致を見ないけれど、バレンシアでは戦力外につきクラブ間合意目前とされています。
ポイントは「バルベルデが選んだ」です。
SPORTはハッキリと、“ムリージョは希望を生まず、クラブ内での意見一致もないが、もし契約することになればそれは監督への譲歩だろう”と説明。
なんでもムリージョからの提案が届いたのはほんの少し前で、彼と契約することについて議論されたのも今週だけだというのですが、去年バルベルデが望まなかったジェリー・ミナがほとんど起用されなかったことを考慮すれば(今季のマルコムも)、クラブが監督の意向を優先するのは当然でしょう。
チェルシーと奇跡的な合意があればクリステンセンですが、可能性は極小なので、個人合意しバレンシアも移籍を拒まないムリージョでほぼ決まりとのことです。
このニュースのまとめ
- ・バルサはセントラル補強を急いでいる
- ・有力候補は、バルベルデが望むバレンシアのムリージョ(26)
- ・選択肢は、ほぼない
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