バルサとの口答合意を破り、高収入・高額コミッションと先発を提示するパリに心変わりと
FCバルセロナ移籍で決まりだろうと期待していたフレンキー・デ・ヨング(アヤックス)が、バルサとの口答合意を破り、PSGへ行きそうだという悲報・・・ パリクラブが選手側に最大圧力をかけた理由が、バルサのラビオへのちょっかいだってことで、嘆きも数倍増しです。
バルサを選ぶと確信していた
バルサのフレンキー獲得を妨害するために、PSGが圧力をかけているとの報道は数日前から目にしていました。でもフレンキー・デ・ヨングは札束では動かないだろう、と特に不安はなかった。
彼は昨年12月にオランダ Votebal のインタビューのなかで「自分がフィットするフットボールをプレーするクラブ、そして毎週プレーできるクラブ」と移籍先選びの基準を示していて、「毎週」のところがボトルネックになりえるけれど、最終的に選ぶのはカンプノウだろうと高をくくっていました。
バルサもまたアリ・ドゥルスン代理人とサラリー面を含めた口答合意を得ていたことで、デ・ヨングと契約できると確信していたようです。
PSGにあり、バルサにないもの
しかし・・・ デ・ヨングの中には、イバン・ラキティッチ、アルトゥール、アルトゥロ・ビダル、カルラス・アラニャーらとポジション競争をすることへの迷いがあったのかもしれない。
PSGがバルサからフレンキーを奪おうと思うなら、そこを突いてくるでしょう。バルサから選手に約束できないこと。逆にPSGからは約束できること。
バルサと口答合意があったにも関わらず、考えを変えてパリ行きを選ぶというのであれば、PSGから先発の座を確約されたと見るのが妥当です。
あと疑われるのが、代理人へのコミッション。
MDによると、バルサはエージェントへのコミッション支払いに限度額があるのですが、PSGやらはその点が緩いらしいのです。
SPORTもまた、PSGは選手周辺に高額コミッションを約束することでバルサとの合意を破壊したと述べています。
中盤のポジション競争
フレンキー・デ・ヨングがバルサでのポジション競争を不安視し、先発レギュラーを約束するPSGを選ぶのであれば仕方ないですが・・・
バルサのトップチームに加入する選手は、みんなポジションを約束されたわけでなく、実力で先発の座を勝ち取ることを求められます。たとえばデコやロナウジーニョ、ネイマール、イバン・ラキティッチ、ルイス・スアレスのように、最初から主力として期待された選手たちもいますが、トレーニングや試合で違いを出せなければ先発起用され続けなかったでしょう。
ウンティティもアルトゥールも、デンベレも、さらに言うならセルヒオ・ブスケツもレオ・メッシも、イニエスタも、みんな競争に勝って先発に名乗りを上げた。
フレンキーのきらめく資質があれば、アルトゥールのように1年目から監督の信頼を得ることは十分に可能でしょうに、まだ21歳なんやからそう急ぎなさんなと言いたくなります。
カンプノウとパリでは、10年後にはだいぶ違うだろうに。
もしキミが来ることになれば、逆に退団を考える選手だっているかもしれないのに。
嘆き節を書いているうちに、難易度を知りながらトップ昇格に挑戦しているカンテラーノを応援する気持ちがむくむく膨らんできました。7,500万ユーロをほかに使えますしね、ハ、ハ、ハ!
なんであれバルサはアヤックスやパリの公式発表があるまで諦めることなく、フレンキーの説得に全力を尽くす見込みです。
ラビオに手を出した報復
それにしてもです、マンチェスター・シティも獲得を断念したとされるバルサとフレンキーの合意に、PSGが強引に侵入してきたのは、アドリエン・ラビオの件で彼らがバルサに相当腹を立てたからだというのが残念すぎる。
マルコ・ベラッティを引き抜こうとしてPSGのアルケライフィ会長を立腹させ(チャンピオンズでの大逆転もあった)、ネイマール引き抜きで報復されたことを忘れたはずがないでしょうに、バルセロナはまたもラビオに手を出し、フレンキーを持って行かれようとしている。
その経緯には、ため息しか出ません。
コメント
本当だとするとフランキーはとっても残念ですけど、それにましてラビオがほんとに来るんじゃないかというのがまた、、、それじゃない感が、、、
何故、ラビオなんだ。雑誌もメディアもウィリアンだのラビオだのどうしてアンドレ・ゴメスみたいな、危ない選手獲得しようとするかが分からん。
監督よ、采配もうちょい早めの一手を試合で打ってくれませんかね? ローマで痛い目みましたよね?
バルサ対PSGもクラシコみたいな感じにしてほしい
いや、ほんとソレ。
こっちは相手したくないのに、PSGが絡んでくるから、ほんと好きになれない。
UCLでは絶対負けたくないしコテンパにのしてほしい。