他のオファーが届いても、選手はバルサを優先する
コパ・リベルタドーレスを制し、南米王者に輝いたグレミオのスター選手、アルトゥール・メロ(21)。その大会で最優秀選手となった彼を最近のSPORT紙は盛んに取り上げていますが、12月8日付の同紙によるとバルサが優先権を得たとのことで。あとは獲得するのならば冬の入団になるのか、夏なのかをグレミオと交渉していく段階だそうです。
ロベルト・フェルナンデスと2ショット写真
アルトゥールの気持ちを動かすうえで大きな意味を持ったのが、バルサのセクレタリオ・テクニコ(強化技術部長)ロベルト・フェルナンデスの訪問でした。
ロベルト部長はグレミオが南米王者を競ったリベルタドーレス杯決勝の2試合を現地観戦。SPORTによるとポルトアレグレで行われた第1戦の後にジョルジュ・マチャド代理人と、タイトル獲得後にアルトゥールや彼の家族と食事をしています。バルサユニを着たアルトゥールの写真が流出したのは、この会です。
アルトゥールくん、思い切りロベルト・フェルナンデスと肩組んでポーズしてます。バルサに行く気満々です(バルサも選手もグレミオに謝罪)。
Barcelona offered #Arthur a gift shirt during the negotiations between the two parties. The Catalans informed the midfielder that they intend to sign him from #Grêmio.
The photo was not supposed to be leaked, but it somehow was. pic.twitter.com/mo3VtjGjLU
— Seleção Brasileira (@BrazilStat) 2017年12月2日
交渉チャンネルは開通済み
ブラジルリーグの2017年度最優秀ブレイク選手を受賞したセントロカンピスタの、優先権を確保したというバルセロナ。こちらを上回るオファーが届いた場合、選手がそれらをブロックする状況を得たのは、確定ではないですが大きい。あとはアルトゥールの希望通りにグレミオを円満退団できるよう、バルサがどう交渉を進めていくか、ですが・・・
グレミオがおそらく、けっこうな高値を付けてくる(契約解除金5,000万ユーロを要求する)であろうのがなんとも。ビニシウス・ジュニオール(17)に6,000万(4,500万?)ユーロを支払うレアル・マドリーを比較対象にしてもらうのは困るわけで、幾ら有望株といえども南米直輸入は怖いものがあります。
SPORTによるとグレミオとバルサの交渉チャンネルはすでに開通済み。早ければ冬のマーケットでの移籍もあり得るようです。
チャビ・スタイル
イニエスタに憧れ、チャビのようなプレーをするというアルトゥール。好プレー集を見ますと、かなりのキープ力がある選手です。ボールの運び方が巧みで、上手くマークをはがす。スペースを見つけてのパスも得意そう。守りも上手そう。でも大金を投じるのなら、カルラス・アラニャーを育ててほしいとも思うんですよね。
いずれにせよ逸材であるのは確かで、チェルシーも関心を抱いていると伝えられていますので、決断は早めに下さなければならないでしょう。あと、イェリー・ミナとコウチーニョが加入すれば、外国人枠が埋まるのでアルトゥールの場所はなくなります。
このニュースのまとめ
- ・バルサはアルトゥール・メロの優先権を得た
- ・契約解除金は5,000万ユーロ
- ・もし獲得するなら、冬の加入もあり得る
コメント