ボアテング獲得をバルベルデに納得させた、1本の電話

スポンサーリンク

セティエンの言葉が、オペレーションで決定的な意味を持ったそうな。

今夜サンチェス・ピスファンで開催される国王杯1/4 final イダ(準々決勝第1戦)の招集メンバーに、昨日バルサ入団プレゼンテーションが行われたばかりのケビン=プリンス・ボアテングが入りました。連盟への出場登録手続きが、無事間に合ったわけです。

プレゼンテーションにおいては「先発となるために来たのではない」と言い、ムニールの後任としての役割を引き受けつつも、「(半年ではなく)もっと何年もバルサにいたい」と買取オプションをクラブに行使させたくなる活躍を見せると意欲を燃やすデランテロです。

Embed from Getty Images

控えとしての役割を受け入れる

以下は、入団プレゼンテーションにおけるボアテングの主な言葉です。

  • ●「先発組となることがここでの僕の役割じゃない。アンビリーバブルな選手たちがいるからね。僕の経験が役に立つだろうし、自分の出来ることでチームを助けたいんだ」
  • ●「良いプレーをしたいし、バルサともっと長い契約を結びたい。それが僕の目標だ」
  • ●「CR7?僕はFCバルセロナの選手。メッシが全世界で最高の選手だよ。彼はそれを10年間示してきている」
  • ●「9番でのプレーは完璧だよ。僕は異なったポジションをこなせるから、監督はプラスを手にするだろう」
  • ●「僕は現実主義者だけれど、夢を見ることで、物事を達成できるものさ。自分の子どもたちに、自分をアイドルのように見てほしくてね。3ヶ月でも5年間でも、することは同じだ」

土曜午前はまだ行き詰まり状態

さてそのケビン=プリンス・ボアテング獲得がいかにして決まったか、契約へと至る過程の中で決定的となったある電話について、1月23日のSPORT紙が説明をしています。

同紙によると、ボアテング作戦はきわめて迅速に実行されました。
彼の名前が候補に挙がったのが、先週土曜(1月19日)で、選手とは同日中に合意。サッスオロとも翌日の23時前には交渉がまとまったそうです。 つまり丸二日もかかっていない。

土曜日午前の段階では、デランテロ補強作戦は行き詰まっていたといいます。

先週末にウワサになっていたカルロス・ベラはエルネスト・バルベルデの希望選手でしたが、理事会は予算オーバーだったこと(LAギャラクシーは250万ユーロと選手年俸を要求)などを理由に難渋。その他の候補だったモラタはもっと高く、実現の見込みはなかったのです。

ボアテング浮上、そして一本の電話

そこに現れたのが、ボアテングの名前です。
経済的な条件はよし。サッスオロも選手も感触良し。つまりクラブにとっては実現可能なオペレーション。
しかし今回はバルベルデがプリンスの性格や能力に疑問を示し、満場一致とはいきません。

そんな状況を解決したのが、ラス・パルマス時代にボアテングのエントレナドールだったキケ・セティエンとの電話でした。セグラアビダルプラネスらがバルベルデを前に電話をかけ、セティエンはバルベルデにボアテングがプロフェッショナルで大一番で成果を出せる選手だと太鼓判を押したと。

監督業界隈でも評価が高いであろうセティエンさんからそう言われれば、チングリも納得し安心する。なんならクレも、安心する。オペレーションにGOサインは出され、あとはとんとん拍子で進みました。

各方面の準備やら契約書の作成などを終え、公式発表がなされたのは月曜夜のこと。近いタイミングで選手はバルセロナに降り立っています。
ボアテングは入団会見にて「サッスオロは良いグループだったから、月曜の朝は少し悲しかったよ。でも僕はチームメイトたちに、これがNOと言えないチャンスだと伝えた。代理人には飛行機は不要だ、バルセロナまで走って行くって言ったよ」と話しています。

即興で仕上げたオペレーションだけれど

ムリージョもそうでしたが、このボアテングは超がつくほどの電撃移籍で、選出から契約まで時間をかけて練られたオペレーションではありません。いわば即興の補強。突然浮かんだ企画が、あっという間に形になったような印象です。

これが上手くいくかどうか。彼らとの契約が成功だったかどうかは、これからの成果次第となります。ひょっとしたら、かつてのラルソンのように師匠と呼ばれる存在になるかもしれないし、ホセ・マヌエル・ピントのように本契約を手にするかもしれない。ダービッツのようにファンに残留を請われるかもしれない。

ムリージョは半年間の期間限定感が強いけれど、ボアテングにはクラブに残る可能性もありそうに思えます。もうすぐ32歳のベテランなので、バルサB選手の登用を妨げることもないかな・・・
胸のときめくオペレーションじゃあない。でも批判するようなものでもない。控えとしての役割を受け入れているのも良いですし、キケ・セティエンの太鼓判どおりとなることを期待しましょう。

このニュースのまとめ

  • ・昨日到着のボアテングが、さっそく国王杯で招集リスト入り
  • ・入団会見では、控えを引き受けつつ来季もチームに残りたいと語る
  • ・バルベルデに獲得を納得させたキケ・セティエンの言葉

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました