バルサはリーグ優勝をほぼ手中に収めている リバポーはプレミアで失敗ができない
2018/19シーズンのチャンピオンズリーグ・ベスト4チームが出揃いました。バルサ、リバポー、トッテナム、そしてアヤックス。バルセロナがワンダ・メトロポリターノでの決勝戦(6月1日)へたどり着くための最後の関門は、ユルゲン・クロップ率いるリバポーです。
イダ(第1戦)は5月1日(水)にカンプノウで。
ブエルタ(第2戦)は5月7日(火)にアンフィールドで。
キツいめの水曜→火曜パターンとなりました。
過密日程はバルサに味方するか
FCバルセロナとリバポーでは、国内リーグ戦で余裕がないのは英国チームです。
バルサは残り6試合で9ポイント取れれば良いので、リバポー戦に向けて大幅なローテーションができる。ひょっとしたら4月27日のレバンテ戦でラ・リーガ優勝を決めてしまってる可能性もあります。
一方でプレミアリーグ首位のリバポーと2位マンチェスター・シティとの勝点差は2つしかなく、かつ残り試合数はシティの方が1つ多い(4-5)状況となってます。リーグ優勝のためには残り4試合で失敗できないレッズ、バルサ戦のために戦力を温存する決断をクロップがするかどうか。
19年ぶりとなるらしいプレミアのタイトルですから、是が非でも獲りたいでしょうし。
(ただし、バルサとの対戦前に当たるのは、降格が確定したHuddersfieldと、残留が決まっている ニューカッスル )
そしてリバポーは第2戦の直前に行われる Newcastle 戦が何故か5月5日(日)に組まれているという、プレミアリーグの鬼設定です。バルサはセルタ・デ・ビーゴ戦(@バライドス)を4日(土)にプレーしますから、英国遠征があるとしてもバルベルデチームが若干有利?
バルセロナ | リバポー |
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4月20日(土) FCB対レアル・ソシエダ |
4月21日(日) カーディフ対リバポー |
4月23日(火) アラベス対FCB |
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4月27日(土) FCB対レバンテ |
4月26日(金) リバポー対Huddersfield |
5月1日(水) FCB対リバポー |
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5月4日(土) セルタ対FCB |
5月5日(日) ニューカッスル対リバポー |
5月7日(火) リバポー対FCB |
とかなんとかいっても、心身が充実していれば、シーズン最後のタフなラストスパートも乗り切れてしまうことはよくあります。カレンダーはまあ、参考程度ですかね。
厚みを増した“ワードローブ”
ここ最近のバルベルデチームは、去年までのように鉄板イレブンだけで戦っているのではなく、スカッドのほぼ全員が戦力であるという強みがあります。
ワードローブを充実させる目論見が、良いところまで出来てきているのです。
絶対的先発メンバーは、テル・ステーゲン、ピケ、ジョルディ・アルバ、セルヒオ・ブスケツ、ラキティッチ、メッシ、ルイス・スアレス。あと今はラングレもですね。
残る3つのポジションは、試合によって使い分けが効きます。
右ラテラルはセルジ・ロベルトとネルソン・セメドが、インテリオールはアルトゥールとアルトゥロ・ビダルのタイプの違う二人がどちらも信頼できる。前線もウスマン・デンベレとコウチーニョを選べ、起爆剤にマルコムもいます。アラニャーだって立派に戦力です。
(もちろんシレセンさんも)
ラ・リーガに余裕を持って臨める点と、このワードローブの充実面を十分に活用して、万全の状態でリバポー戦へと挑んでほしい。ローマでの大失敗を教訓に、バルベルデはよくやっています。絶対的エースのメッシが出場時間調整を受け入れ、ビッグマッチ前に休むようになったのも期待感を高めますな(それだけ大耳獲りに賭けている現れ)。
このでっかい山を越えれば、いよいよ・・・
この怖さの少々入り交じったワクワク感こそ、チャンピオンズの醍醐味です。2015年以来のどきどき。胸弾むゴールデンウィークになりそうだ。
コメント
現時点ですべてのタイトルのチャンスが。
年明け時点ではここまでとは予想していなかったので嬉しいですね。
バレンシアもリヴァプールも相性の悪そうな対戦相手ですが、
ここまで来れたのですから純粋に試合内容そのものを楽しめそうです。