LaLiga | jornada 2
先制されるも、グリーズマンの2得点が効いてマニータ快勝。
16歳のアンス・ファティが歴史的トップデビュー。
FCバルセロナがベティスに5-2の完勝。地元カンプノウで今季のラ・リーガ初勝利を手にした。ベティスに先制を許すイヤな展開となったが、グリーズマンのドブレーテで逆転すると、一気呵成にカルラス・ペレス、アルバ、ビダルが3得点。アンス・ファティのデビュー、ペレスの活躍など収穫の多い試合だった。
試合のポイント
●王者のリアクション:サン・マメスでのリーガ黒星発進に対し、カンプノウでリアクションを示して5得点の完勝。メッシ&スアレスを欠き、先制点も奪われる冷や水展開をものともせず、後半15分間の3得点でひっくり返した。殊勲は2ゴール1アシストのグリーズマン。
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トピックス
●グリーズマンが役割を果たす:メッシ、スアレス、それにデンベレも負傷欠場するバルセロナにあって、超高級選手としての責任を果たしチームを逆転勝利へとけん引したのが、アントワン・グリースマンだった。リーガ初戦に敗れ、今節も0-1と先行されるなかで、反撃の狼煙となった2得点は大きな価値がある。
●グリーズマン「負けていろいろ言われたあと、僕らはハードに働いてきたんだ。そして相手のゴールで僕らは目覚めた。最後はすばらしい試合ができたね。改善点はたくさんあるけど、この方向で続けていかないと」「2得点?主力選手が欠けている時は、チームが一歩前に進み出ないといけない。僕らがチームであることを示した、それが一番さ」
「2点目?あれはレオがトレーニングでやっていたのを見て、真似してみたんだ」
●レブロン風パフォーマンス:グリーズマンが2点目を決めた際に行った、紙吹雪をまくセレブレーション。あれは大好きなNBAのレブロン・ジェームズを真似たものらしい。
●アンス・ファティがトップデビュー:まだフベニールAの選手であるアンス・ファティがトップチームデビュー。16歳と9ヶ月25日でのデビューは、リーガにおけるバルサ史上2番目の若さとなる(最年少は1940年代の選手ビセンテ・マルティネスの16歳9ヶ月7日)。
背番号31をつけ、77分、カルラス・ペレスと交代で登場。怖じ気づくことなく積極的にプレーに参加し、チャンスがあればゴールも狙っていくなど、しっかりとアピールを行った。
●アンス・ファティ「すごく神経質になってたけど、クラブやミスター、そして僕を温かく迎えてくれたファン、みんなへの感謝の言葉しかないよ」
「ピッチに残っていたのは、いつも一緒にいてくれた両親や家族を見ていたんだ。繰り返すけど、感謝の言葉しかない」[バルサTV]
●ジェラール・ピケが500試合出場:特別な選手のみが入会できる“500試合クラブ”のメンバー入りを、ピケが果たした。その500試合の戦績は360勝90分50敗。DFとしては並外れた46ゴールを記録している。
●カルラス・ペレス、地元デビュー:夢のカンプノウで初出場し、チームを勝利へと大きく近づける3-1弾を決めたカンテラーノ。ボールコントロール、シュートともに素晴しかった。持ち前の大胆さにより、アピールに成功。
「出来るかぎりのことをしてチームの手助けをするのが目標だったから、それが出来てとても満足だよ」
「カンプノウでのデビューは重要なことだし、カンテラの人間にとっては尚更さ。僕の出来?少しずつ良くなっていったと思う」「地に足を付けないとね。今は家族や友人たちとお祝いするけど、明日は新たなトレーニングがあるからハードワークを続けていくよ」[バルサTV]
●ブスケツの復調:前半15分、ラフィーニャへの横パスが相手に奪われ、先制されるきっかけを作ったセルヒオ・ブスケツだが、その後は卓越した読みやポジショニング、速い寄せによって次々にボールを奪い、3-1、4-1のカギとなる活躍。73分の交代時にはスタンドから盛大な拍手を受けた。
●メッシとスアレス、スタンド観戦:大事を取って、招集外となったレオ・メッシはルイス・スアレスや彼らの子どもたちとスタンド観戦。チームのゴールラッシュを満喫している様子だった。
FC Barcelona | Real Betis |
5 | 2 |
25 de Agosto 2019 – Domingo 21:00 h Camp Nou:79,159 |
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Goles | |
Fekir (15) | |
Griezmann (41) | |
Griezmann (50) | |
Carles Pérez (56) | |
Jordi Alba (60) | |
Arturo Vidal (77) | |
Loren (79) | |
Titular | |
Ter Stegen【6】 | Dani Martín |
Semedo【7】 | Emerson |
Piqué【6】 | Bartra |
Lenglet【6】 | Sidnei |
Jordi Alba【7】 | Pedraza |
Busquets (c)【8】 | William |
Sergi Roberto【7】 | Guardado |
De Jong【6】 | Canales |
Carles Pérez【7】 | Fekir |
Griezmann【8】 | Loren |
Rafinha【6】 | Tello |
Cambios | |
Busquets→ Arturo Vidal【8】(73) |
Tello→ Kaptoum (61) |
Carles Pérez→ Ansu Fati【7】(78) |
Guardado→ Joaquin (62) |
Rafinha→ Junior Firpo【5】(81) |
Canales→ Diego Lainez (74) |
Entrenadores | |
Ernesto Valverde【6】 | Rubi |
Arbitro | |
González González (castellano-leonés) | |
Tarjetas | |
Piqué (31) | William (89) |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
1 | 4 | 5 |
Goles |
2 | 1 | 1 |
8 | 12 | 20 (7) |
Tiros a puerta |
4 (3) | 2 | 2 |
2 | 6 | 8 |
Ocasiones de Gol |
2 | 1 | 1 |
8 | 3 | 11 |
Corners |
1 | 0 | 1 |
1 | 3 | 4 |
Fueras de juegos |
2 | 1 | 1 |
789 |
pases |
330 | ||||
76% | 70% | Posesion del Balon | 30% | 24% | ||
5 | 9 | 14 |
Faltas |
12 | 9 | 3 |
1 | 0 | 1 |
Tarjetas Amarillas |
1 | 1 | 0 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
スアレス、メッシ、デンベレ、ネトが怪我で欠場。 セルヒオ・ブスケツが先発に復帰し、デ・ヨングも先発(今回はインテリオール)。ラキティッチが2試合続けてベンチスタートとなった(移籍交渉中?)。そしてセルジ・ロベルトが2試合連続先発出場。 4-1となり、選手交代開始。まずブスケツが任務終了となり、アルトゥロ・ビダルが送り出された。それに伴い、フレンキー・デ・ヨングが中盤底へ。 |
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Titular | Final |
2019年8月07日(月)、ナポリ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。
MD「グリーズマン祭り」
- ■グリーズマン祭り
- → すばらしいバルサをリードし、バルセロニスタのハートを勝ち取ったフランス人。ゴラッソを含む2得点と、ビダルの得点をアシスト。
- → 6人のカンテラーノたちが先発したチームにプレッシングが戻る。際立ったカルラス・ペレス、アンス(16歳)がデビュー。
- ■ビニシウスの初年度の魔法を消し去るジダン
SPORT「離陸」
- ■離陸
- → グリーズマンのドブレーテでベティスの先制点をひっくり返し、カルラス・ペレス、ジョルディ・アルバ、アルトゥロ・ビダルが好ゲームを完全なものに
- ■メッシがデビュタンテのアンス・ファティとカンテラを祝福
コメント
ベティスはサン・マメスと違い中に絞ったコンパクトな陣形。
最初は苦労したが中途半端なベティスの最終ラインの高さとコートロールに助けられた面はある。
●セルジ・ロベルト
与えられた任務(裏へのデコイラン、前半だけでも5~6回)でバイタルにスペースを作り+裏を突いたグリーズマンへのアシストなどインテリオールとして入団以来ベストパフォーマンス。
●グリーズマン
サン・マメスと違いボールを受けに動き回る。
何でも出来て自己犠牲もしながら年間20得点する不思議な選手。
メッシはそこまで自己犠牲しないから。
●フレンキー
ほぼキーパーと一対一で打たなかったのは気になった。
あそこはとにかく打つしかない。
ゴールへの貪欲さが足りない。
●ペレス
幅と奥行きを出せるエストレーモ。
この選手がいるからマウコムは売却出来たと言える。
この手の幅を取れるエストレーモは中央が空くから戦術的に必要。
ペドロになれるかは重要なゴールが出来るかにかかっている。
●アンス
さすがに表情は固かったがプレーは堂々としたもの。
高校1年生が何でそんなに堂々と出来るのか不思議。
エストレーモでの起用だが10番的なラ・マシアらしいサッカーIQの高い選手。
状況に応じたプレーを選択できる。
小じんまりまとまってしまわないように、個を大事に大きく育てて欲しい。
(メッシのデビュー当時のプレーは2~3人のディフェンダー相手にドリブルで突っ掛っていっては玉砕をしていた。それをクレもチームメイトも許していたから現在の彼がいる。一見無謀なプレーをする事も敵陣突破には大事。)