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【マッチレポート】ラ・リーガ第2節 バルサ 5-2 ベティス

LaLiga | jornada 2

先制されるも、グリーズマンの2得点が効いてマニータ快勝。
16歳のアンス・ファティが歴史的トップデビュー。

FCバルセロナがベティスに5-2の完勝。地元カンプノウで今季のラ・リーガ初勝利を手にした。ベティスに先制を許すイヤな展開となったが、グリーズマンのドブレーテで逆転すると、一気呵成にカルラス・ペレスアルバビダルが3得点。アンス・ファティのデビュー、ペレスの活躍など収穫の多い試合だった。

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試合のポイント

王者のリアクション:サン・マメスでのリーガ黒星発進に対し、カンプノウでリアクションを示して5得点の完勝。メッシ&スアレスを欠き、先制点も奪われる冷や水展開をものともせず、後半15分間の3得点でひっくり返した。殊勲は2ゴール1アシストのグリーズマン



トピックス

グリーズマンが役割を果たす:メッシ、スアレス、それにデンベレも負傷欠場するバルセロナにあって、超高級選手としての責任を果たしチームを逆転勝利へとけん引したのが、アントワン・グリースマンだった。リーガ初戦に敗れ、今節も0-1と先行されるなかで、反撃の狼煙となった2得点は大きな価値がある。

グリーズマン「負けていろいろ言われたあと、僕らはハードに働いてきたんだ。そして相手のゴールで僕らは目覚めた。最後はすばらしい試合ができたね。改善点はたくさんあるけど、この方向で続けていかないと」「2得点?主力選手が欠けている時は、チームが一歩前に進み出ないといけない。僕らがチームであることを示した、それが一番さ」
「2点目?あれはレオがトレーニングでやっていたのを見て、真似してみたんだ」

レブロン風パフォーマンス:グリーズマンが2点目を決めた際に行った、紙吹雪をまくセレブレーション。あれは大好きなNBAのレブロン・ジェームズを真似たものらしい。

アンス・ファティがトップデビュー:まだフベニールAの選手であるアンス・ファティがトップチームデビュー。16歳と9ヶ月25日でのデビューは、リーガにおけるバルサ史上2番目の若さとなる(最年少は1940年代の選手ビセンテ・マルティネスの16歳9ヶ月7日)。
背番号31をつけ、77分、カルラス・ペレスと交代で登場。怖じ気づくことなく積極的にプレーに参加し、チャンスがあればゴールも狙っていくなど、しっかりとアピールを行った。

アンス・ファティ「すごく神経質になってたけど、クラブやミスター、そして僕を温かく迎えてくれたファン、みんなへの感謝の言葉しかないよ」
「ピッチに残っていたのは、いつも一緒にいてくれた両親や家族を見ていたんだ。繰り返すけど、感謝の言葉しかない」[バルサTV]

ジェラール・ピケが500試合出場:特別な選手のみが入会できる“500試合クラブ”のメンバー入りを、ピケが果たした。その500試合の戦績は360勝90分50敗。DFとしては並外れた46ゴールを記録している。

カルラス・ペレス、地元デビュー:夢のカンプノウで初出場し、チームを勝利へと大きく近づける3-1弾を決めたカンテラーノ。ボールコントロール、シュートともに素晴しかった。持ち前の大胆さにより、アピールに成功。
「出来るかぎりのことをしてチームの手助けをするのが目標だったから、それが出来てとても満足だよ」
「カンプノウでのデビューは重要なことだし、カンテラの人間にとっては尚更さ。僕の出来?少しずつ良くなっていったと思う」「地に足を付けないとね。今は家族や友人たちとお祝いするけど、明日は新たなトレーニングがあるからハードワークを続けていくよ」[バルサTV]

ブスケツの復調:前半15分、ラフィーニャへの横パスが相手に奪われ、先制されるきっかけを作ったセルヒオ・ブスケツだが、その後は卓越した読みやポジショニング、速い寄せによって次々にボールを奪い、3-1、4-1のカギとなる活躍。73分の交代時にはスタンドから盛大な拍手を受けた。

メッシとスアレス、スタンド観戦:大事を取って、招集外となったレオ・メッシはルイス・スアレスや彼らの子どもたちとスタンド観戦。チームのゴールラッシュを満喫している様子だった。




FC Barcelona Real Betis
5 2
25 de Agosto 2019 – Domingo 21:00 h
Camp Nou
:79,159
Goles
  Fekir (15)
Griezmann (41)  
Griezmann (50)  
Carles Pérez (56)  
Jordi Alba (60)  
Arturo Vidal (77)  
  Loren (79)
Titular
Ter Stegen【6】 Dani Martín
Semedo【7】 Emerson
Piqué【6】 Bartra
Lenglet【6】 Sidnei
Jordi Alba【7】 Pedraza
Busquets (c)【8】 William
Sergi Roberto【7】 Guardado
De Jong【6】 Canales
Carles Pérez【7】 Fekir
Griezmann【8】 Loren
Rafinha【6】 Tello
Cambios
Busquets→
Arturo Vidal【8】(73)
Tello→
Kaptoum (61)
Carles Pérez→
Ansu Fati【7】(78)
Guardado→
Joaquin (62)
Rafinha→
Junior Firpo【5】(81)
Canales→
Diego Lainez (74)
Entrenadores
Ernesto Valverde【6】 Rubi
Arbitro
González González (castellano-leonés)
Tarjetas
Piqué (31) William (89)
名前の次の数字は評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a Total Total 2a 1a
1 4 5

Golesredcard

2 1 1
8 12 20 (7)

Tiros a puertaredcard

4 (3) 2 2
2 6 8

Ocasiones de Golredcard

2 1 1
8 3 11

Cornersredcard

1 0 1
1 3 4

Fueras de juegosredcard

2 1 1
    789

pasesredcard

330    
76%   70% Posesion del Balon 30%   24%
5 9 14

Faltasredcard

12 9 3
1 0 1

Tarjetas Amarillasredcard

1 1 0
0 0 0

Tarjetas Rojasredcard

0 0 0
Formación

スアレス、メッシ、デンベレ、ネトが怪我で欠場。
ワゲ、アラニャーが監督判断で招集外。
イニャキ・ペーニャ、ラキティッチ、アルトゥール、アルトゥロ・ビダル、ウンティティ、ジュニオル、アンス・ファティがベンチスタート。

セルヒオ・ブスケツが先発に復帰し、デ・ヨングも先発(今回はインテリオール)。ラキティッチが2試合続けてベンチスタートとなった(移籍交渉中?)。そしてセルジ・ロベルトが2試合連続先発出場。
怪我人多発中の前線はグリーズマンが中央で、両翼にカルラス・ペレスとラフィーニャ。グリジは中盤に顔を出すなど、広く動いていた。

4-1となり、選手交代開始。まずブスケツが任務終了となり、アルトゥロ・ビダルが送り出された。それに伴い、フレンキー・デ・ヨングが中盤底へ。
2人目はカルラス・ペレスに替えてのアンス・ファティ(祝トップデビュー)。
3人目はラフィーニャからジュニオル・フィルポで、アルバが前に移動している。

Titular Final
先発時 終了時
 

2019年8月07日(月)、ナポリ戦翌日のバルセロナスポーツ紙。

MD「グリーズマン祭り」

  • グリーズマン祭り
  • すばらしいバルサをリードし、バルセロニスタのハートを勝ち取ったフランス人。ゴラッソを含む2得点と、ビダルの得点をアシスト。
  • → 6人のカンテラーノたちが先発したチームにプレッシングが戻る。際立ったカルラス・ペレス、アンス(16歳)がデビュー。
  • ビニシウスの初年度の魔法を消し去るジダン

SPORT「離陸」

  • 離陸
  • → グリーズマンのドブレーテでベティスの先制点をひっくり返し、カルラス・ペレス、ジョルディ・アルバ、アルトゥロ・ビダルが好ゲームを完全なものに
  • メッシがデビュタンテのアンス・ファティとカンテラを祝福

 

コメント

  1. 中野のクレ より:

    ベティスはサン・マメスと違い中に絞ったコンパクトな陣形。

    最初は苦労したが中途半端なベティスの最終ラインの高さとコートロールに助けられた面はある。

    ●セルジ・ロベルト
    与えられた任務(裏へのデコイラン、前半だけでも5~6回)でバイタルにスペースを作り+裏を突いたグリーズマンへのアシストなどインテリオールとして入団以来ベストパフォーマンス。

    ●グリーズマン
    サン・マメスと違いボールを受けに動き回る。
    何でも出来て自己犠牲もしながら年間20得点する不思議な選手。
    メッシはそこまで自己犠牲しないから。

    ●フレンキー
    ほぼキーパーと一対一で打たなかったのは気になった。
    あそこはとにかく打つしかない。
    ゴールへの貪欲さが足りない。

    ●ペレス
    幅と奥行きを出せるエストレーモ。
    この選手がいるからマウコムは売却出来たと言える。
    この手の幅を取れるエストレーモは中央が空くから戦術的に必要。
    ペドロになれるかは重要なゴールが出来るかにかかっている。

    ●アンス
    さすがに表情は固かったがプレーは堂々としたもの。
    高校1年生が何でそんなに堂々と出来るのか不思議。
    エストレーモでの起用だが10番的なラ・マシアらしいサッカーIQの高い選手。
    状況に応じたプレーを選択できる。
    小じんまりまとまってしまわないように、個を大事に大きく育てて欲しい。
    (メッシのデビュー当時のプレーは2~3人のディフェンダー相手にドリブルで突っ掛っていっては玉砕をしていた。それをクレもチームメイトも許していたから現在の彼がいる。一見無謀なプレーをする事も敵陣突破には大事。)

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