LaLiga | jornada 9
MSGトリデンテそろい踏みでエイバルに快勝。
波に乗る4連勝、マドリーがコケて首位奪取。
FCバルセロナがイプルアにてエイバルに0-3の完勝。これでラ・リーガ4連勝とし、開幕時の不安定さから脱した。前半にグリーズマン、後半にメッシとスアレスがネットを揺らし、MSGトリデンテが初のそろい踏み。チーム全体としても集中して試合に臨み、手堅い勝ちっぷりだった。後にマドリーがコケて首位奪取。
試合のポイント
●エイバルのハイプレスをいなす:地元SDエイバルのハイプレスをかわすべく、バルセロナは細かくパスをつなぎつつ、ライン裏へのボールでチャンスをうかがっていた。5分にはルイス・スアレスが意表を突く超ロングシュート。先制点もラングレによる背後を狙うボールからで、上手く抜け出したグリーズマンがGKドゥミトロビッチとの1対1を制して0-1とした。エイバル得意のクロス攻撃はラングレと初先発のウンティティが次々に弾き返した。
●エイバルは同点とするべく更にラインを上げ、ボールを得るとエリアへのクロスで勝機を見いだそうとし続けた。バルサは動じることなく対処。31分にはメッシがGKと1対1になるも、惜しくも抜き去ることは出来なかった。その後はエイバルが守備を意識し、0-1のままハーフタイムを迎えている。
●後半はまずエイバルがアクセル全開で同点を狙う。対するバルセロナはボールをコントロールすることで対応。パスを回してはエリアに入っていく攻めで相手GKを脅かし(スアレスが2度ゴールに接近)58分のメッシ弾でバスクチームを突き放した。加速スイッチをONするデ・ヨングの縦パスが見事だった。
●バルサはさらに畳みかけ、6分後の追加点で決着を付ける。グリーズマンからの縦パスにメッシが抜け出し、GKを引き付けてからスアレスへと横パス。キラーは親友からの贈り物を無駄にすることなく、3点差を付けてゲームを終わらせた。そして送り出されたアルトゥロ・ビダルとラキティッチが試合を締め、0-3でバルサがリーガ4連勝としている。
トピックス
●MSGそろい踏み:
メッシ、スアレス、グリーズマンの豪華トリデンテがそれぞれ得点。3人揃っては今回が初となる。0-2と0-3はトリデンテの連携から生まれた。特に2点目、デ・ヨングの縦パスを受けたスアレスが左のグリーズマンへと送り、グリーズマンがさらにメッシへとワンタッチパスでつなげたプレーは美しく。
●お得意様 メンディリバル:レオ・メッシがメンディリバル監督のチームを相手に得点したのは、これがなんと25回目となる。内訳はバジャドリーに1、オサスナに10、レバンテに1、そしてエイバルに13得点。
●グリーズマン、敵地で初得点:バルサスタイルに徐々に適応しているグリーズマン。ラングレのロングパスに反応してライン裏を取ることで先制点を叩き込んだほか、2点目3点目でもプレーに大きく関与する活躍だった。
「エイバルがハイプレスを仕掛けるのは分かっていたから、ラングレにはもし僕がサイドにいたら長いのをくれって言ってたんだ」「僕はチームメイトたちが楽しめるようハードワークしている」
●公式戦5連勝:開幕当初の不安定さを克服し、調子を上げてきたバルベルデバルサ。さっぱりだったグラナダ戦(2-0で負け)を最後に、ラ・リーガで4連勝、チャンピオンズ(対インテル)も含めると5連勝としている。
得失点のバランスが向上し、ビジャレアル(2-1)、ヘタフェ(0-2)、インテル(2-1)、セビージャ(4-0)そしてエイバル(0-3)と得点13に対し失点はわずか2つに。苦手だったアウェイで無失点なのが大きい。
●去年より良くなった:開幕ダッシュに失敗し、第5節時点では7つも勝点を取りこぼしていたバルサだったが、そこからの4連勝で挽回。第9節時点での勝点19は昨季(18)を上回り、得点数は同じ23、失点は1つ少ない10と改善されている。
●単独首位に浮上:前節まで首位だったレアル・マドリーがソン・モイシュでマジョルカに敗れたため(1-0)、勝点で1つ上回り単独首位へと浮上した。3位にはオサスナを下したグラナダ(勝点17)。次節のバルサ対マドリーが延期されたため、グラナダはベティスに勝てば暫定ながら首位に立てる。
●デ・ヨングが魅せた:攻守両面においてフレンキー・デ・ヨングが出色だった。メッシの0-2弾、そのスイッチを入れたスアレスへの縦パスを始め、メッシと良い距離を保ちながら好機とあれば前線へと飛び出す。守りでの貢献度も高く、セルヒオ・ブスケツを手助けしていた。79分にラキティッチと交代する際には、エイバルファンから盛大な拍手も。
●スアレスが伝説に並ぶ:4試合連続でゴールを決めたルイス・スアレス。これでバルサでの総得点数が184となり、クラブの歴代得点ランキングで4位へと浮上した(伝説のジュゼップ・サミティエルと並ぶ)。
次なる目標は、もう一人の伝説ラディスラオ・クバラの194ゴール。歴代2位のセサル・ロドリゲス(232)には届くかもしれない。
●ウンティティ復帰:昨季の5月12日以来のゲーム出場となったサムエル・ウンティティ。出場停止ピケの穴を埋めるのはトディボかと予想されたが、バルベルデはウンティティの経験値と空中戦の強さに賭け、セントラルは抜群の集中力と堅固さでその信頼に応えた。5ヶ月間も試合に出ていないとは思えない出来映え。エイバルが得意とするクロスに完璧に対応し、空中戦以外の競り合いにも負けることはなかった。
●セルジ・ロベルト負傷:右ラテラルで先発していたセルジ・ロベルトが、左ヒザの内側靱帯を負傷。ハーフタイムでネルソン・セメドと交代となっている。
SD Eibar | FC Barcelona |
0 | 3 |
19 de Octubre 2019 – Sabado 13:00 h Municipal de Ipurua :7.295 |
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Goles | |
Griezmann (13) | |
Messi (58) | |
Suárez (66) | |
Titular | |
Dmitrovic | 【7】Ter Stegen |
De Blasis | 【6】Sergi Rooberto |
Paulo Oliveira | 【7】Umtiti |
Arbilla | 【7】Lenglet |
Cote | 【6】Jordi Alba |
Orellana | 【6】Busquets |
Pape Diop | 【8】De Jong |
Sergio Álvarez | 【7】Arthur |
Pedro León | 【8】Messi |
Sergi Enrich | 【8】Girezmann |
Charles | 【8】Suárez |
Cambios | |
Pedro León→ Edu Expósito (63) |
Sergi Roberto→ 【7】Semedo (46) |
Sergi Enrich→ Inui (71) |
Arthur→ 【6】Arturo Vidal (71) |
Charles→ Kike (79) |
De Jong→ 【6】Rakitic (79) |
Entrenadores | |
Jose Luis Mendilíbar | 【6】Ernesto Valverde |
Arbitro | |
Melero López (andaluz) | |
Tarjetas | |
Charles (24) | |
Pape Diop (24) | |
Sergio Álvarez (82) | |
Inui (88) | |
Edu Expósito (90) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
0 | 0 | 0 |
Goles |
3 | 2 | 1 |
3 | 2 | 5 (0) |
Tiros a puerta |
9 (4) | 6 | 3 |
1 | 0 | 1 |
Ocasiones de Gol |
3 | 2 | 1 |
2 | 0 | 2 |
Corners |
2 | 1 | 1 |
0 | 0 | 0 |
Fueras de juegos |
7 | 3 | 4 |
493 |
pases |
593 | ||||
44% | 44% | Posesion del Balon | 56% | 56% | ||
8 | 8 | 16 |
Faltas |
14 | 5 | 9 |
2 | 3 | 5 |
Tarjetas Amarillas |
0 | 0 | 0 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
ピケ、デンベレ、アラウホが出場停止。ワゲ、アラニャー、ジュニオル、アルナウ・テナス(GK)がベンチ外。 出場停止のピケの穴を埋めたのは、怪我明けのウンティティ(今季初出場)。左ラテラルにはジョルディ・アルバが復帰した。ピボーテにはブスケツ。その他はいつもの先発メンバー。 セルジ・ロベルトにトラブルが発生しハーフタイムでセメドと交代。 |
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Titular | Final |
2019年10月20日(日)、エイバル戦翌日のバルセロナスポーツ紙。
MD「首位のトリデンテ」
- ■首位のトリデンテ/バルサ 19・マドリー 18・グラナダ 17・アトレティコ 16
- → 花形デランテロトリオに導かれた説得力のある勝利でラ・リーガの指揮権を取るバルサ
- → グリーズマン、メッシそしてルイス・スアレスが得点し、デ・ヨングがスペクタクルな試合
- ■マジョルカ 1-0 R.マドリー
ぶっ倒れた白組
だめな試合をしたエル・レアル(オドリオソラ退場)をこらしめたラゴ・ジュニオル - ■アトレティコ 1-1 バレンシア
パレホのゴラッソがアトレティコを凍り付かせる
SPORT「リーダーたち!」
- ■リーダーたち!
- → グリーズマンのバルサ選手としてのベストゲームでMSGがそろい踏み、バルサを順位表の最上段に
- ■マジョルカ 1-0 レアル・マドリー
抜かれた人たち
マジョルカを倒すことが出来なかったレアル・マドリーは2位に
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