アンス・ファティとの契約更新に敢えてケチを付ける

契約解除金を1億7,000万ユーロへと増額、一軍昇格時は4億ユーロに上昇
前回の契約更新からわずか4ヶ月、めでたいけれど

FCバルセロナとアンス・ファティ(17)が契約を更新しました。期間が2022年6月までで、さらに2年延長可能なのは変わらず。ポイントはお給料の増額と、現在すでに1億ユーロの契約解除金が1億7,000万ユーロへと上昇したこと、さらにプロフェッショナル契約になった際には4億ユーロになること、そして前回の契約更新がわずか4ヶ月ちょっと前である点です。

こういうのはすばやいなと。

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B選手の契約に集まるクラブ責任者たち

アンス・ファティとの契約更新を仕上げる署名儀式は昨日、FCバルセロナのオフィスで行われました。

出席したのはクラブ会長のジュゼップ・マリア・バルトメウ、育成プロ部門責任理事のシルビオ・エリアス、CEOのオスカル・グラウ、強化技術部長エリック・アビダルと助手のラモン・プラナス、そしてバルサBの強化担当ホセ・マリ・バケロ
Bチーム選手のために、責任者たちがほぼほぼ勢揃いです。

ちなみにアンス(の父ボリさん)の顧問を務めているのは、レオ・メッシの兄ロドリゴなんですよね(今年9月から)。SPORTによると、ロドリゴはファティ家と密接な関係にあり、非常に信頼もされていると。クレとしては安心材料のひとつです。

狙いは契約解除金を上げること

今回の狙いは契約解除金の上昇でしょう。
契約期間は2022年6月まで+2年延長オプションと、7月末にサインをしたものと変化はありません。彼はまだ未成年(18歳未満)なので、これ以上は延長しにくく、維持で落ち着いたそうです(MD)。

一番の変化は、契約解除金。
1億ユーロだと他クラブへの抑止力として弱いので、バルサとしてはこれを強化したかった。MDによると2億ユーロまで上げたかったそうですが、双方の話し合いの結果とりあえず1億7,000万ユーロとし、 プロフェッショナル(一軍)契約になった際には4億ユーロに上昇することで合意しました。

つまり現時点ではまだバルサB契約、上がったという年給額もファーストチームの水準(100万ユーロ~)には達してないことになります。

「毎日最高の選手たちと働けるのは、夢であり褒美」

新しい契約書へのサインを終えたアンス・ファティは、次のように喜びを表しています。

ラ・マシアは僕にとって世界最高の学校。やって来た最初の日からあらゆる面でサポートしてもらえてるし、ここで働く人たちにすごく感謝をしてるよ。初日から僕は多くのことを学んだ」

最高の選手たちと毎日働けるのは夢だし、褒美だよ。出場機会を手に出来るよう、そして楽しみ続けていけるように、これまで以上にハードワークを続けていかないといけない。後のことはそれからやってくるさ」

立派なことを言う17歳です。しっかりしている。地に足が付いている感。
でもアンスは17歳になったばかりですから、バルサBで試合に出つつ、メッシたちとトレーニングもしていくのが良いんじゃないでしょうか。最初の頃のインパクトが、最近のプレーには見られなくなっている。
もう一人のカンテラーノ、地味雑草系カルラス・ペレスも使ってやってほしいのです。

朗報ではある

2002年10月生まれのアンス・ファティは2012年に10歳でバルサの門をくぐり、今季のラ・リーガ第2節(対ベティス)で、弱冠16歳にしてラ・リーガデビューを果たしました。さらに第3節のオサスナ戦では、リーガでのクラブ最年少ゴールを決めるという歴史を作った。
チャンピオンズ最年少デビューもそう。9月頃のバルサ系メディアは、歴史を作る少年アンス一色の様相でした。

それだけスター性もあるということで、スポーツ面でも大きな可能性を秘めたキラキラ星に“防御シールド”を張れたのですから、確かにめでたい。普通に明るいニュースです。

にもかかわらずケチを付けたくなるのは、バルトメウがこのアンス少年にはやたらと迅速に動き、表に出てきている点です。アンスを遅らせればよかった、のではなく、こういうケースではやけに早かったねと。ジョルディ・アルバとかずいぶん放置されてたのにな・・・と。

自分たちはカンテラーノを大事にしているというアピール。

7月に契約延長したばかり

アンス・ファティは今年7月末、バルサとの契約を延長しています。
ビッグクラブたちによる勧誘合戦があるなかでの交渉は簡単ではなかったですが、アンスはバルサでの挑戦を選択した。チャビ・シモンズを“放流”したバルサも、このアンスと同じく17歳のイライシュ・モリバには頑張りました。

で、下がその際のFCバルセロナのツイート。
@FCBarcelona_es ではなく、カンテラ専門の @FCBmasia
によって発表されてます。

お分かりのとおり、契約書に一緒にサインをしているのは会長ではなく担当理事のシルビオ・エリアスで、同伴している責任者もホセ・マリ・バケロギジェルモ・アモールだけです。フベニールの選手なんだから、これが普通。
でもバルトメウは人気者との契約更新になると、喜んで顔を出してきます。会長が来た特待選手は、そりゃ誇りや自信を深めるでしょうが、バルサB選手でも来なくていいと思う。会長はファーストチーム選手から出てくれば良いのです。

その7月時点では、アンス・ファティはフベニール年齢ながらもバルサBに呼ばれるだろうと言われていて、それだけでも特別なことなのに、蓋を開けてみればファーストチームで最年少記録を塗り替えて一躍メディアスター・・・ という環境の激変ぶり。“ちょっと注目のカンテラーノ”だったのはすでに過去です。

それに合わせて契約内容も早急に修正するのはいいんですが、いかんせん人気者だから殊更に急いだんでしょ・・・とか汚れた視点で見てしまうからいけませんな。
主役級にはなりましたが、最年少記録を作った以外は、まだそんな実績もない(408分で2ゴール1アシストは立派です)。期待感が先行しすぎている。バルサBやらUEFAユースリーグ(敗退したけど・・・)で大暴れしてから引き上げても遅くないと最近のアンスを見て思います。

嬉しそうな会長を見て苛立ったのでケチを付けてしまいました。

このニュースのまとめ

  • ・アンス・ファティとバルサが契約を更新、契約解除金を上昇させた
  • ・サイン儀式に会長はじめ責任者たちがぞろぞろと
  • ・17歳の少年に期待感を出し過ぎではないか

 

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