チャビ「バルサに戻りたいけれど、それはゼロからプロジェクトを始めるため」

ロッカールームの近くに有毒な人物がいてはならないと元カピタン
信頼のおける人たちとバルサで仕事をしたいと希望を明かす

来たるべきバルサ監督時代に備えて、現在アルサッド(カタール)で指導者キャリアを始めているチャビ・エルナンデス。彼はバルサ復帰への希望を隠してはいませんが、それにはいくつかの条件があり、シーズン途中にリリーフ登板するのは本意ではなかったと説明しています。2020年1月にエルネスト・バルベルデの後任かとの憶測も流れた際、就任を断ったのはそのためです。

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フットボールなしでは生きられない

バルセロナの一般紙 La Vanguardia の3月29日版に、チャビ・エルナンデスのインタビューが掲載されました。麻のシャツを身にまとい、鷹(?)を片手にヌリア・クニリェラ夫人とポーズを取る写真がいくつも載っていて、エキゾティック。
写真ごとに「El Corte Inglés の白い綿パンとPedro del Hierro のカーキのサハラシャツ、ルイビトンのシューズ」などと説明されているのが異色^^。そんなこともあってファッションに関するコメントもあり、内的な一面も知ることができます。
(ちなみにこのインタビューは、コロナウイルスが世界を席巻する前、2月にドーハで行われたものとのこと)

でもクレとしてより興味深いのは、フットボールや特にバルサに関するコメントです。
チャビはこのインタビューにて“バルサは宗教か?”と訊ねられ、「そうかもしれないね・・・ でもそれ以上に情熱だよ」としてこう続けています。「僕はフットボールなしでは生きていけないだろう。プレー狂で、とてもコンペティティブで、勝つのが好きだ

クライフの助言

先日、4回忌を迎えたヨハン・クルイフはチャビ・エルナンデスに大きな影響を与えた人物です。フットボール史に変革を起こし、今につながるバルサの種をまいた偉人。チャビは生前の御大に、価値ある助言をもらったのだと語ります。

「僕にとって彼は、フットボールの歴史を変えた人物なんだ。そしてもしフットボールが宗教であるなら、彼はその神さ。彼とは何度か話をしたことがある。彼は僕に、いつかバルサが僕を求めに来るだろうと言って、助言をくれたよ。それは「物事を決めるのは僕でないといけないってね。“キミの経験やクラブとプレーへの理解は誰もが持っているものじゃない、引き受けるなら完全な理解と共にであって、他人に決断をさせるな”と言ってたよ」

チャビはその御大の言葉を、1月にエリック・アビダルたちが監督就任を持ちかけてきた際に思い出したと言います。「完璧に思い出したよ。自分がバルサに戻りたいというのは、ハッキリしているんだ。すごく楽しみにしてる。いまは監督をやっている自分を見て、自分が選手たちに貢献できると思う。でも彼らには、僕が思い描いていたのはゼロから始まるプロジェクトにいる自分であり、自分が決断する姿だったと伝えたよ」

信頼し、同調する人々と働きたい

バルサ監督を引き受ける条件については、チャビが挙げるのは「信頼する人たち、忠実でお気に入りの人たちと働きたい」ことです。「ロッカールーム周辺に毒性のある人物を入れることはできない」という表現がチャビらしい。では具体的に彼が一緒に仕事をしたいのは誰かというと・・・

「バルサのカピタンだったカルラス・プジョル、それにすごく良い交渉者で強化部門の経験が豊富なジョルディ・クルイフだよ。僕はチーム第一としていて、独断したくはないんだ。ここ(カタール)ではスタッフと決断をしてる。最後の言葉は、僕の担当だけれどね」

ロッカールームに有害な人物を入れることはできない、と繰り返しているチャビは「全員がハマらなければならない」とも強調しています。様々な派閥の思惑渦巻くバルサでは、ちょっと実現困難な条件。では会長はどうかというと、これも波長の合う人物が好いと元カピタンは言います。

決定的ではないだろうね、でも完全に同調したい点は強く求めるよ。理想どおりに行くかどうかは分からないけれどね・・・ 僕は誰にも反対はしていないし、バルトメウとは悪い関係になく、ラポルタとは上手くやっていて、ビクトル・フォンは友人だよ。バルサに良いことをしたいと望む人と一緒にいるだろう」

ゼロから始めるプロジェクトで、同調する会長となれば・・・ 今の一派はないな。

チャビのドリームチーム

ではチャビ・エルナンデスは、どんなスカッドをトレーニングし指揮してみたいのか。彼はいまのスカッドは大半が並外れた選手で、テル・ステーゲンジョルディ・アルバピケブスケツメッシはそれぞれのポジションで「世界最高」だと評しています。

「それにスアレス、デ・ヨング、アルトゥールも加えるなら、僕は彼らはバルサでさらに10年間成功するための選手たちだと思う。ベースはすごく良いんだ。僕が獲得するなら、ネイマールタイプのエストレーモだろうね。彼が社会的にハマるかどうか知らないけれど、フットボール的に彼はスペクタクルな補強になるだろう。バルサには、中央でプレーする選手はすでにいる。でもバイエルンのようなエストレーモたちが足りない。多くは必要ないんだ。Jadon Sancho や Serge Gnabry とか・・・」

その他、印象的だった回答をいくつか挙げてみます。

選手の孤独<<<監督の孤独

「監督の孤独。比較しようがないよ。(チームの)最高責任者なんだからね。物事が上手くいかないとき、頭の中はフル回転さ。トレーニングのたび、会話のたび、メッセージは届いただろうかと自問するんだ。そしてたくさんの迷いがある。プレーするのが最高だよ」

参考になった人たち

「フットボール史を変えたクライフの他には、ジョアン・ビラだね。僕のフットボールの父で、クライフよりもクライフイズムを知っていた人さ。勉強熱心で、プレーを理解する新しい方法を僕らに教えてくれた。ビラは僕に、彼のプレーを観察するよう言ったよ。“どのように頭を上げるかを見ろ、もしプレッシャーを受けているならタッチでプレーしないといけない、プレッシャーがないならデフェンサを引き付けろ、どのように相手に付くか見ろ”ってね。クライフのドリームチームはアンビリーバブルな鏡(手本)であり、グアルディオラからも大きな影響を受けたよ。彼はいつも僕を手助けしてくれた」

ファッション好き

「ファッションは自己紹介する一つの方法だよ。僕はヌリアと買い物に行くのが大好きなんだ。一日中でも買い物に付き合えるね・・・」
「本当に好きなんだ。最初にするのは靴を見ること。そしてその靴や、ジーンズを履いた自分を想像するんだ。その点では僕は半分女性だね」

どんな父親か

「起床するときは自分のことを考えるんじゃなくて、娘がどんな気分だろうとか、おなかが減ってないかとか考えるね。家に長くいるようにしてるよ。上手くいっているのかは分からないけれど、自分の100%を与えている。子どもたちへの無条件の愛を感じているんだ」

 

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