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会長選挙2021 日程決まる:まずは2,257枚の署名集めから

FCバルセロナの管理委員会が会長選挙の日程を発表
12月23日からの2週間半の署名集めを経て、1月15日より本戦キャンペーン

コロナウイルスの嵐の中、船長(クラブ会長)不在で波高き海を漂っているのが2020年末のFCバルセロナです。ソシオ/ソシアの怒りによってバルトメウ一味を運営担当から追い出しスッキリした反面、シーズン途中に最高責任者がいなくなるデメリットも大きく。会長がいたからといってチームの現状が改善するわけでもないですが、強く良きリーダーの到来が今は待ち望まれます。

1月24日(日)、10個所で投票

バルサの運営を代行する管理委員会が昨日12月14日(月)、会長選挙に関する日程を公式発表しました。やるよ、やるよと言っていた選挙を本当に実施することが、昨日の会議で決定したわけです^^

以前から言われていたとおり、投票日は2021年1月24日(日)となります。2日間で行われるかも、との話もありましたが、最終的に1日での実施で決着しました。
投票時間は午前9時から午後9時までで、カンプノウだけでなく合計10会場で実施される。これは初の試みでして、投票所を訪れるソシオ/ソシアたちの健康を守るために、保健当局の指示に従っての開催になると管理委員会は強調しています。

投票所が設けられるのは、バルセロナ(カンプノウ)、ジローナ、タッラゴナ、トルトサ、リェイダ、マドリー、バレンシア、セビージャ、マジョルカ島、アンドラの10個所。
どの町の投票所に行ってもいいわけでなく、クラブが指定する自宅から最寄りのフットボール協会かどこかに出向いていくようです。日本のソシオ諸氏には高すぎるハードル。

選挙日程はこんな感じ

FCバルセロナ会長選挙2020の日程は以下のようになっています。

  • ●12月16日:選挙実施の正式告示。ならびに選挙管理委員会メンバーの公開抽選
  • ●12月22日:選挙管理委員会の設立
  • ●12月23日:支持券の申し込みと受け取り(出馬者)
  • ●12月23日~1月11日:支持券の収集
  • ●1月12日~14日:書類の集計と、選挙に参加するために必要な2,257枚の支持券を集めた候補者の発表
  • ●1月15日~22日:選挙キャンペーン期間
  • ●1月23日:熟考日
  • ●1月24日:投票日

バルサの新会長(と理事会)を選ぶ選挙の特徴は、例によってと言いますか、その本戦に参加するための推薦状となるソシオ署名を集めなければならない点です。
今回は約11万人が有権者ソシオになるらしく、正式な会長候補者となって投票される資格を手にするためには、2,257枚の支持券(有効署名)をクラブに提出しなければならない。ここがまず大きな難関となります。
署名は何枚集めてもOKです。

2015年の会長選挙では2,534枚で、クリアできたのは4人。

上記のリストを補足説明しますと、
12月23日にプレ候補者たちがカンプノウ内に設置される選挙委員会を訪れ、必要な書類(支持券)を受け取る。そして開設する選挙事務所に来てもらったり、郵送するなどして、その書類を賛同するソシオに記入してもらう。それらを1月11日までに集め、選挙委員会に提出する。2,257枚以上が有効と承認された人物が正式な会長候補者と認定され、1月15日から22日の選挙キャンペーンに臨める。

現在、9名が出馬を表明

現時点でFCバルセロナ会長選挙に出馬表明しているのは9名です(たぶん)。

ビクトル・フォン(チャビ監督を掲げる)
ジュアン・ラポルタ(元会長)
アグスティ・ベネディト(常連)
ジョルディ・ファッレ(バルトメウ不信任動議の主導者)
トニ・フレイシャ(元クラブ広報)
エミリ・ルサウ(バルトの後継者のハズがバルサゲートで離反)
リュイス・フェルナンデス(不信任動議に参加)
チャビ・ビラジョアナ(よく知らない。元理事)
ペラ・リエラ(もっとよく知らない)

支持署名集めで半分が姿を消すでしょう。
本命と言えるのが、数年前からせっせとメディアに出ては名前を売ってきたビクトル・フォンと抜群の知名度を誇る元会長のジュアン・ラポルタです。今回の選挙は彼ら二人を中心に動いていく。もう1人くらいがここからブーストして、三つ巴になれば面白いんですが難しいかな。
正式候補になれなかったプレ候補がどこかの陣営に合流したり、支持表明をすることはあります。

クラブが財政危機なのは周知されているので、いつものようなスター選手獲得を公約しにくい今回。一番まともな候補者が選ばれることを願うばかりです。

やっとこさ

それにしてもです、10月末のジュゼップ・マリア・バルトメウ理事会退陣から1ヶ月半、ようやく発表された会長選挙の日程。
「出来るだけ早い選挙招集を目指す」と述べていたカルラス・トゥスケツ管理委員会会長はその実現のために鋭意努力してきたでしょうし、今年はコロナウイルス感染拡大があり、関係当局との調整など難しい課題が山積だったと思いますが、それにしても長かった。待ちくたびれました。

新会長が決まるからといって、このクラブ状況がいきなり好転するなんてのはユートピアなんですが、進むべき方向性が示されることで一定の楽観ムードは生まれるでしょう。
1月にはレオ・メッシの他クラブとの交渉が解禁されますし、1月13~17日には去年エルネスト・バルベルデが更迭されたスーペルコパもありますし、賑やかなことになりますな。祭を楽しもう。

 

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