2度先行するも、延長戦に持ち込まれ力尽きる。
グリーズマンの得点で2度先行しながら、勝ち目前で同点に。
延長戦にてメッシがバルサ選手として初の退場。
熱きバスクの獅子たちが、クーマンバルサの勢いを止めスーペルコパのタイトルをもぎ取った。バルセロナはグリーズマンの2得点によって2度先行に成功したが、守備に難がありリードを守れず。終了間際に同点とされると、延長戦のウイリアムズのゴラッソによって撃沈されている。マルセリーノはアスレティックを率いて3試合目でのタイトル獲得(祝)。
試合のポイント
●タイトルが欲しい両チーム:前日会見での予告どおり、スーペルコパをガチで獲りに行ったロナルド・クーマンとバルセロナ。監督はキックオフ1時間前まで招集リストを明かさずに臨み、準決勝を欠場して注目されていたレオ・メッシは先発起用となった。対するアスレティックのマルセリーノもマドリーを撃沈したメンバーをほぼそのまま起用。優勝したいチーム同士が競い合う決勝戦となったが・・・ 序盤は探り合い。バルサは特にパス精度に問題が見られた。攻守ともに精力的に動いていたのはグリーズマン。
●グリジの先制点:アスレティックによる最初の危険なシュートは26分で、カパの強力な一発をテル・ステーゲンが華麗なる右手で弾いている。攻めてはいても得点の匂いには遠かったバルサがようやく手にした好機は、36分のメッシによるロングシュート。惜しくも枠を外れていたものの、やはり頼れるのはメッシだね、と確認する場面だった。そして40分、連携によってついにバルサはバスクチームの守りをこじ開ける。メッシを狙ったアルバの折り返しのこぼれ球を、グリーズマンが押し込み1-0ッ。数少ないチャンスを効率的に活かせたのは大きい。
●アスレティックがすぐさま追い付く:だがバルセロナの喜びは2分と続かなかった。押し込んだアスレティックが同点弾を決めたのは42分、ウィリアムスによるふんわりパスが最終ラインとテル・ステーゲンの間に送り込まれ、巧みに裏を取ったデ・マルコスが右足アウトサイドで押し込み1-1。ジョルディ・アルバの背後を取られてしまっての失点だった。
バスクチームは後半(56分)にも主将ラウール・ガルシアがヘッド弾でネットを揺らすのだが、オフサイドがあったとするVARの介入によって得点は無効に。バルサは助かった。
●再びグリジ弾で先行するも・・・:この夜、冴えていたのはグリーズマンだ。77分、ジョルディ・アルバからのセンタリングをニアポスト前で合わせたのだが、裏の取り方が絶妙、かつシュートも絶妙。起点となったデンベレからアルバへのパスも良かった。タイトル獲得へと近づいたバルサ。84分の速攻が決まっていればとどめになっていたのだが・・・ 89分、サイドからのフリーキックをビジャリブレ(6分前に途中出場)に合わされてしまい、痛恨の同点。残り1分にして延長戦へともつれ込まされる、クーマンチームにとって痛恨の展開だった。それにしてもマルセリーノは感情の起伏が分かりやすいな。
●ウィリアムスの爽快ゴラッソ:こうなると勢いは土壇場で追い付いたアスレティック側にある。延長戦の4分、ウイリアムスのゴラッソが決まってバスクチームが逆転に成功。対するバルセロナも必死でゴールを目指したのだが、疲れの中で守りを固めるアスレティックを崩すのは容易ではなかった。110分にはメッシが相手DFのオウンゴールを誘発しかけたが、わずかにポスト横。続くグリーズマンのボレー(右足)も枠を捉えず同点とはならなかった。そして119分、メッシがラリアット?によって一発退場となる切ない幕切れ。制裁はラ・リーガに持ち込まれ、カピタンは数試合を欠場となりそうだ・・・。
トピックス
●更新中:
●
| Supercopa de España | Final | |
| 17 de Enero 2021 – domingo 21:00 h La Cartuja:— |
|
| FC Barcelona | Athletic Club |
| 2 | 3 |
| Goles | |
| Griezmann (40) | |
| De Marcos (42) | |
| Griezmann (77) | |
| Villalibre (90) | |
| Williams (94) | |
| Titular | |
| Ter Stegen【】 | Unai Simón |
| Dest【】 | Capa |
| Araujo【】 | Yerai Álvarez |
| Lenglet【】 | Íñigo Martínez |
| Jordi Alba【】 | Balenziaga |
| Busquets【】 | Óscar de Marcos |
| De Jong【】 | Vencedor |
| Pedri【】 | Dani García |
| Messi (c)【】 | Muniain |
| Griezmann【】 | Iñaki Williams |
| Dembélé【】 | Raúl García |
| Cambios | |
| Dest→ Mingueza【】(46) |
Capa→ Berenguer (81) |
| Pedri→ Pjanic【】(88) |
Vencedor→ Vesga (81) |
| Dembélé→ Braithwaite【】(88) |
Balenziaga→ Lekue (83) |
| Busquets→ Riqui Puig【】(97) |
Raúl García→ Villalibre (83) |
| Lenglet→ Trincao【】(106) |
Williams→ Morcillo (105) |
| Entrenadores | |
| Ronald Koeman【】 | Marcelino García Toral |
| Arbitro | |
| Gil Manzano (extremeño) | |
| Tarjetas | |
| Lenglet (12) | Dani García (66) |
| Jordi Alba (115) | Villalibre (109) |
| Messi (120TR) | Morcillo (110) |
| 名前の次の数字は評価点:平均点【5】 | |
| Estadisticas | ||||||||
| 1a | 2a | pr | Total | Total | pr | 2a | 1a | |
| 1 | 1 | 0 | 2 |
Goles |
3 | 1 | 1 | 1 |
| 3 | 4 | 3 | 10 (4) |
Tiros a puerta |
12 (4) | 2 | 6 | 4 |
|
Ocasiones de Gol |
||||||||
| 3 |
Corners |
5 | ||||||
| 1 | 0 | 0 | 1 |
Fueras de juegos |
4 | 0 | 2 | 2 |
| 931 |
pases |
424 | ||||||
| 62.0% | 67.0% | 67.6% | Posesion del Balon | 32.4% | 33.0% | 38.0% | ||
| 58 | 140 | perdidas de balon | 130 | 57 | ||||
| 27 | 62 | recuperaciones de balon | 74 | 35 | ||||
| 3 | 7 | 5 | 15 |
Faltas |
24 | 4 | 11 | 9 |
| 1 | 0 | 1 | 2 |
Tarjetas Amarillas |
3 | 2 | 1 | 0 |
| 0 | 0 | 1 | 1 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 | 0 |
| Formación | |
|
ピケ、コウチーニョ、セルジ・ロベルト、アンス・ファティが負傷中。マテウス、コンラッド、イライシュがベンチ外。 サンマメスで逆転勝利を収めた2週間前のリーグ戦と同じ先発ラインナップ(フル試合映像未確認)。 1人目の交代は、後半開始時。デストに代えてミンゲサが送り出された。 |
|
| Titular | Final |
![]() |
![]() |
2021年1月18日(月)、アスレティック戦翌日のバルセロナスポーツ紙。
MD「信用なく」

- ■信用なく
- → ハートの熱さで上回った獅子たちを相手に、延長戦でバルサ倒れる(ウィリアムスの決勝弾)
- → グリーズマンの2得点でバルサは2度先行するも役に立たず、メッシが暴行でレッドカード
- ■プレミア/リバポー 0-0 ユナイテッド
イングランドのクラシコは無用な戦いに終わる - ■フットボール/コパ・デル・レイ
3-1:ナバルカルネロの偉業、エイバルを倒し1/8 final 進出
SPORT「手にしていたのに!」
- ■手にしていたのに!
- → スーペルコパを取り逃したバルサ。90分に同点弾を食らい、延長戦でタイトルを失った
- → クーマンチームはグリーズマンの仲立ちによって二度先行したが、アスレティックは決して屈しなかった
- → アスレティックは土壇場でひっくり返すことに成功し、その後は取り乱したメッシが退場となるまで歯を食いしばって守り切った






コメント
ユベントス戦から1ヶ月で再び逆転負け。
バルセロナの噛ませ犬化は欧州のみならず国内においても決定的になりました。
1度目や2度目はひたすら悔しかったですが、4度ともなると「あーやっぱこうなるか」みたいな淡々としたリアクションになります。
クーマン監督の采配に問題があったわけではありませんし、チームを立て直して勢いに乗ったと思ったら何度目かわからないミスから勝手に自滅されて監督もやりきれないでしょう。
会長候補はCBの補強を見送る予定らしいですが、今のチームのままでPSGに挑んでも恥の上塗りにしかならないのでは。
タイトル獲得できないチームである以上、予算の都合を優先するのは道理ですけどね。