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ラポルタ新会長、どうにか今日誕生へ

バルサ会長となるための条件をクリアし、17日に正式就任する
すったもんだの末、必要書類をラ・リーガに提出し、認可を受ける

FCバルセロナの選挙当選会長ジョアン・ラポルタが、クラブ運営権者となるために不可欠な行程をついに完了しました。3月7日のソシオ投票にて勝利したラポルタ陣営でしたが、それだけでは会長の椅子に座れないのがバルセロナで。任命を受けるにはクラブ予算の15%にあたる額の担保書類を提出せねばならず、彼らはこれに手こずっていたのです。

(※分かったような風で書いている記事ですが、AVAL 担保書類?のきっちりした訳とか分からないので理解は曖昧です)

1億2,460万ユーロの担保

FCバルセロナのクラブ規約には、会長選挙に勝利した候補者とその陣営は(スポーツ法に従い)当選から10日以内にクラブ予算の15%にあたる額の担保書類をラ・リーガに提出するべし、というような規定があります。
そんなの用意できそうにないトニ・フレイシャが当選していたらどうなんの、みたいな恐ろしい規約です。他のクラブにもあるんでしょうか。

チームラポルタに求められたのは、前バルトメウ理事会が作った2020/21シーズン予算における支出額(8億2,800万ユーロ)の15%分、1億2,460万ユーロ(約160億円)でした。
これを理事会メンバー15人が個人資産を云々かんぬんして銀行と話し合い、ラ・リーガに提出する書類へとサインをしてもらう必要があるわけで(詳しくは理解してません)、いくら彼らに資金力があると言ってもこの額を用意するのは容易ではなかったのです。
さらには途中で“事件”(後述)もあったので完了が遅れ、ようやく必要書類が揃ったのは「もし提出期限に間に合わねば再選挙」なんて記事も出始めた最終日16日夜のことです。

勇気ある“救世主”となったのは、エドゥアルド・ロメウ・バルセロという人物。彼はその見返りとしてクラブの金庫番副会長になります。

副会長候補の辞任

サバデイ銀行と融資の交渉を行ってきたラポルタ陣営の計画に暗雲が立ちこめたのが、彼の陣営 Estimen el Barça で金庫番を担当する予定だったジャウマ・ジロのチーム離脱です。
この人、わりとラポルタ陣営が売りにしていた経済分野の著名人なんですよね。その人が先週末、突然去った。ジロさんはロンドンでの仕事との兼任が~とか説明してますが、そんなの誰も信じません。

メディア情報によるとラポルタ陣営の面々が保証金として用意できたのは5,000万ユーロほどで、残り7,000万ユーロ強は誰かに保証してもらう必要がありました。
その調達交渉でジロが重要な役割を担うことになったわけですが、解任されたオスカル・グラウに代わって新たにCEOとなるフェラン・レベルテル(MediaMarktSaturn 顧問)が今後の経済的決定に強い権限を持つ件に関して彼はラポルタと考えが合わず、金庫番副会長への就任を待たずしての辞任となったと報じられています。
新理事会の主力メンバーが、デビュー前に離脱する前代未聞の珍事。

その真相はヤブの中ですが、新理事会への信頼は揺らぎますよね・・・

締め切りぎりぎりでの書類提出

そして袂を分かったジャウマ・ジロの後任として金庫番副会長になるのが、カタルーニャ企業 Audax Renovable 副社長のエドゥアルド・ロメウ・バルセロです。カタルーニャの地元紙ARAによるとラポルタチームはジロが辞任する前から方々に声をかけており、それに応じたのがロメウでした。

ロメウと同じくAudax Renovables 社長のホセ・エリアスが私産から不足していた7,000万ユーロ分を保証し、それによってラポルタ理事会はサバデイ銀行の銀行保証を取り付けたと。そしてラポルタは期限ぎりぎりながらもラ・リーガに銀行のサイン入り必要書類をすべて提出し、晴れてバルサ会長の職に就くことになる。
水曜夜遅くまで及んだ会議のあと、新会長はラジオ局COPEの取材に対し「担保書類の件では苦しまなかった」とコメントしています。

エドゥアルド・ロメウの野心

それにしてもです、個人的財産の7,000万ユーロを担保に出し「私たちはバルサをもっと偉大にしたい」と言ってのける Audax Renovables の社長・副社長。富豪クレが本領発揮ですよ。
そのバルサを手助けしたい気持ちが本物であれ、ラポルタたちとしては彼らに借りができるわけですから(15人で5,000万ユーロ<2人で7,000万ユーロ。北米の投資ファンドに頼る必要もなくなった)、発言力が大きくなり過ぎやしないかと怖れる声があっても不思議はないです。

SPORTによると、銀行勤務だったエドゥアルド・ロメウが Audax Renovable 社の副社長となった時、社長のホセ・エリアスに求めたのが「決まった給料、タクシー通勤、ホテル生活、そして会社の資産価値が10億ユーロに達した時にFCバルセロナ会長候補となることへの融資」だそうです。

そんな野心のある人なので、彼は2021年選挙に向けて1年以上前からビクトル・フォンラポルタに自分を売り込んでいた。それが実っての副会長の座ですから、してやったりでしょう。本気でバルサのことを思う、才能と良識あるガチクレであることを願う。

そして今日(3月17日)に正式にFCバルセロナ会長に就任するジョアン・ラポルタが、前回の失敗の教訓を活かしつつクラブを再興してくれますように。

 

コメント

  1. AI より:

    AVALっていうのは保証金証明書類ですね。自分はこれだけのお金を持っているので契約を履行できる能力があることを証明します。アバル書類は銀行が作るものなのでその銀行にお金をその分以上は預けるのが通例ですが融資の代わりに金額を保証することもあるのかな。まあスペインに限らず日本でも保証金は必要ですよね。まあ担保に近いです。この証明書類を契約先に預けて銀行の預金を先方が抑えることになります。

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