【マッチレポート】ラ･リーガ第13節 セルタ 3-3 バルサ

●勝利を必要とする両チームの対決は、ハイテンポで始まった。まず得点機を作ったのはセルタで2分、ライン裏へのパスによってイアゴ･アスパスがテル･ステーゲンと1対1に。対するバルサは4分、アンス･ファティが必殺の決定力によっていきなり先制ゴールを突き刺している。相手DFに当たりながらもネットを揺らす運もあり。セルヒオからアルバに展開し、そこからズバッと裏を突く崩しも良かった。

●アンスの先制点で士気上がるバルサはそこから試合を支配していく。18分の追加点は、ガリシア地方出身のニコ･ゴンサレスの左コーナー付近でのキープ＆パスがきっかけだった。ニコが粘って戻したボールを、後方から詰めたセルヒオが蹴り込み0-2。メンフィスの0-3の場面でも、彼のドリブルが非常に効いていた。そんな存在感を出していたニコだけに、後半に負傷交代したのは非常に痛い。。軽傷であることを願う。

●右の偽エストレーモとして起用されたガビ。実際のプレーはカリレーロで、右サイドの非常に広い範囲をカバーしプレスをかけていた。それによってセルタの速攻を阻止すること幾たび。よく走る選手だ。ただ、セルタの攻めに対応していたため、攻撃でガビの持ち味は発揮できず。チャビが彼をどう使うのか、とても楽しみだ。

●34分で3点差をつけ、これまでの得点不足が嘘のように順調な試合をするバルサに、最初の冷や水となったのはアンス･ファティの負傷だった。44分、スプリントの途中で太もも裏に痛みが走った背番号10。バルサで繰り返される太ももの負傷。

●前半からオープンな展開だった試合。後半はセルタの一方的に押し込んでいく。英雄イアゴ･アスパスの、ここぞで仕事をやってのける力。PKになっておかしくないプレーを見逃してもらったりしつつ、どうにか逃げ切りに成功したかに見えたバルサだったが、、追加タイムのラストプレーでアスパスに決められ勝点2を失うのでありました。

トピックス

●どんどん悪化するラ･リーガでの勝ち点状況。また新たなる取りこぼしによって、暫定首位のマドリーと10ポイント差に、チャンピオンズ圏内（4位アトレティコ）とは5ポイント差に開いた。もしレアル･ソシエダが今夜勝利すれば、首位との差は11となる。バルサは現在、勝ち点17で9位。

●今季のラ･リーガではここまでアウェイ戦を5つプレーしているが、3分（アスレティック、カディス、セルタ）・2敗（アトレティコ、ラーヨ）と未だ未勝利。

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