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ジョルディ・アルバが移籍話や先発外れについて語る「直接言われるのが好き」

マーケット最終日にインテル移籍が噂された左ラテラル
競争があることは歓迎で、自分にはそれに勝てる力があると自信を見せる

擦った揉んだがありました、FCバルセロナの2022年夏マーケット。その最終盤に話題となったのが、インテル・デ・ミランへの期限付き移籍が噂されたジョルディ・アルバです。あっという間に立ち消えになったこの移籍、クラブ間での動きがあったのは確実なようで。そのことに対してアルバ自身が面白くないことは想像がつきますし、イベントではそれについて意見も述べています。

勝手に話を進めるクラブ

ジョルディ・アルバ移籍のウワサ話がメディアに現れたのは、夏市場があと数時間で終わる8月31日のことでした。バルサ関係で有名なジャーナリスト、ジェラール・ロメロがFCバルセロナとインテルがアルバの期限付き移籍で合意した、とtwitchで伝えたのです。

ちなみにその伝えられた合意内容を記しておくと、バルサがアルバの給与を60%負担して1シーズン間インテルに貸し出す、というもの。
そうまでしてスポーツ経費を削減したかったのね、てな条件ですが、クラブはアルバがこれを受け入れる可能性は低いだろうとは考えていたそうで、実際選手はこれにNOを出し終了となっています。

そのジョルディ・アルバが昨日9月8日(木)、バルセロナ市内のADIDASショップで行われたイベントに登場。インテル移籍報道の件について次のように語っています。

「僕から言えるのは、バルセロナにいることだけを考えていたってことだよ。自分には契約の残り2年間をここで過ごす力があると思っているんだ。僕はクラブやチームメイトたちへの強いコミットメントを示してきた。クラブにはクラブの利益があるわけで、この場ではその件について言及はしないよ。僕のコミットメントは100%、そういうことさ。話したい気持ちはあるけど、深入りはしない」

ただ、残念に思うことはあったとラテラルは述べます。

「問題は僕がそれを公正だと思うかどうかではなく、状況だよ。結局人は自分が好きなように行動をするものだと思うからね。僕は面と向かって言うのが好きで、人にもそうしてほしいんだ。そういうのが好きじゃない人もいるけどね、それ以上は何も言えないよ。物事は改善していけるものだと僕は思うけれど、これまでいろいろと見てきたから、驚くことはもうないね」

これは、当事者に相談する事なくクラブ間合意を付けてしまうクラブの手法に苦言を呈していますよね。フレンキーへの扱いは酷かった。正々堂々とライバルに立ち向かうスポーツマンと、政治的に人を動かそうとする背広組の行動様式の相違。アルバが言うとおり、今に始まったことでもないですが、選手たちがロッカールームでどんなふうに語っているのか気になります。カピタンズの会話を見てみたい。

イベントの様子。ジョルディ・アルバ以外にはフェラン・トーレス、ラフィーニャ、イレーネ・パレデス、マピ・レオン、ビッキー・ロペスが参加。いずれもバルサ所属。

ポジション競争

今季の左ラテラルは先発争いが激しくなっています。
長年無風で、アルバが先発として君臨してきたこのポジションに、クラブはマルコス・アロンソを補強した。プレシーズンにアレハンドロ・バルデの台頭があったにもかかわらず、初志貫徹で補強した。そしてアルバを放出しようとするも、彼は移籍を拒否した。
結果、1つのポジションを3選手が競い合っていく図が完成。このいびつな編成はチャビアレマニか、どちらの望んだものなんでしょうね。

一方でピボーテはミラレム・ピアニッチとの契約を解除。セルヒオ・ブスケツの控えに本職のピボーテ選手はいなくなった。自由人フレンキーを臨時起用するのか、ペドリに任せるのか・・・ どうにかはなるだろうけど、いびつ。
9番もオーバメヤンを放出し、レバンドフスキの控えとなる本職がいなくなった。

そのポジション競争については、ジョルディ・アルバはこのように語っています。

「僕は何年もこのクラブにいるし、能力を示す必要はないよ。出番のない時期も経験しているしね。僕はいつも試合に出るよう、最良であるようトライしているんだ。今はプレーしているよりもベンチにいる時間が長いけれど、可能なかぎりチームを明るくしようとしてる。雰囲気はすばらしいよ。僕が不満を言ったことはない。もしプレーをしなくても、質問はしないさ。たくさん試合に出られると好いよね。ハードワークをして、若手たちが良くなっていくようトライしてる」

競争があることで人は良くなる。出場機会があるなら歓迎だし、少しずつフォームを上げているところだよ。調子はどんどん良くなっているんだ」

この、試合に出られるならベストを尽くすし、ベンチにいるならば周りが元気になるように声を出しているというアルバの人となりが尊い。彼のこういうところが好きなんですよね。

ジョルディはこのイベントにおいて、契約の残り2シーズンを全うする考えを明らかにしていますが、スポーツ経費を是が非でも減らしたいクラブは高給取りのカピタンたちとどのように対していくでしょうか。くれぐれも、メディアを利用した不当な圧力など、相応しくない扱いをしませんように。

クラブに貢献してきたベテラーノは、純粋な競争の結果として後輩に場を譲るのが良いです。
競争が訪れたアルバの奮闘に注目しましょう。

コメント

  1. ロンド より:

    結局理事会は顔が誰になろうと腐敗していることに変わりなく
    ソシオ制のシステムそのものが腐敗を生むことに、みんな気づいていると思うのですが、誰も何もできないですね
    選手の扱いが酷いのも任期中の赤字を気にして運営してばかりいるからでしょう
    長期的な目線で運営できないから、場当たり的な財務出動、スタジアム改修などの施策が続きます
    そういえばカンプノウの設計から日建設計が外されて、どうもラポルタのお友達会社になったようですね。監理業務だけかもしれませんが
    本当のクラブ改革は過去の会長は誰一人試みようとしたものもいないので、歴代の会長はどんぐりの背比べです

  2. 調べる より:

    シャビが直接電話してトップチームの練習に参加させている15歳ラミンヤマル君楽しみです。クレの中でも話題です。某バルサ専門情報サイトの主も2年後にトップチームに来る可能性大と伝えてました。あと数年後争奪戦必死のブラジルが生んだ大怪物エンドリック君非常に楽しみですが彼の代理人がヴィニと同じとの事で残念。しかしバルサの前線で見たい。

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