SNSを通じて、あと2試合での引退を明らかにしたセントラル
選手としての夢を全て叶え、次なる夢を目指して去る
2022年11月3日(木)、驚きのニュースがバルセロナとフットボル界に流れました。ジェラール・ピケがSNSを通じ、シーズン半ばでの退団と現役引退を発表したのです。しかも明日土曜日のアルメリア戦が、カンプノウでの最終戦になるという急な話で。伝説のセントラルがスパイクを脱ぎます。
突然の引退発表
久々にボンバ(爆弾)(大ニュース)、いやボンバッソといえる出来事でした。
2分17秒のビデオのなかでジェラール・ピケは、次の2試合(地元でのアルメリア戦とパンプローナでのオサスナ戦)をもってバルサを去り、かつ現役を引退することを明らかにしています。
「ここ最近の何週間、何ヶ月の間、多くの人が僕のことを話してきたね。これまで僕はなんのコメントも出してこなかった。でも今、僕の口から自分のことを話したい」と話し始めたジェリは、幼い頃の自分の映像に対してキミの夢は全部叶うんだぞと語りかけます。
心に響いたのは「小さな頃から、僕はフットボル選手になりたくはなかったんだ。バルサ選手になりたかった」というくだり。血の色まで青えんじのクレ、それは明らかでした。
ピケはそして、バルサを去った後に別のクラブでプレーすることはない、との言葉を守ること、引退後はひとりのクレになってチームを応援していくこと、自分の家族がそうしてくれたように子どもたちにバルサへの愛情を伝えていくつもりだ、、と言い、パルコを見つめながら、「遅かれ早かれ、僕は戻ってくるだろう。カムノウで会おう、ビスカバルサ」と言葉を閉じます。示唆することは分かりますよね。
一年間控えで終わりたくない
ピケとバルサの契約は2024年6月まで残ってはいるものの、クラブ内外からの圧力により、今季限りでの退団になるんだろうな、と思われていました。
高給がクラブの財政を圧迫していると問題視され、先発ではなくなり、重要な選手でなくなった時には自らバルサを去るとの約束はどうしたんだという声が常にくすぶる。伝説の選手が置かれるには切ない状況で、自分が雑音を生じさせていることにはジェリとしても思うところはあったでしょう。だからこその突然の引退宣言なわけです。
ピケは夏のチャビとの面談後、ロッカールームの中で、もし11月になっても重要な存在とならずに控え生活が続いていれば、クラブを去ると宣言していたそうです。
10月下旬にEl Pais紙に掲載されたインタビューにおいても、「控え選手として引退することは良しとしないだろうね。3ヶ月間を控えで、そこから出番が来るのならいいけど、1シーズン丸ごとベンチなら、そうはありたくない」とも述べている。
そのあたりからも、3ヶ月経ってもダメならば潔く去ろうと決意していたんじゃないでしょうか。特殊な今季のカレンダーを見て、発表するなら11月3日だと決めていたようにも思えます。
真の理由は、おそらく来週にでも行われるであろう会見での説明を待ちましょう。
逆風が吹いた2022年
夏の時点で、ピケの2022/23シーズンは厳しいものになると予想されてはいました。
チャビからはもう先発ではないと告げられ、セントラルはたっぷり補強された。ピケは挑戦を受け入れ、逆境を克服することを目指したけれども、セントラル陣に負傷者が続発しても序列は上がらない。最近では本職ではないマルコス・アロンソが優先起用されていました。
急きょ出番が来たメスタージャでは固結びになったシューズを履けず、ブスケツに紐を解いてもらう始末・・・ カンプノウでは一部ファンから指笛を鳴らされるし・・・ 会長からは減給に応じなかった選手がいるとソシオ総会で仄めかされるし・・・
現状でこれ以上の時間をベンチで過ごすよりは、言葉を守ってすぐにでも去った方がチームのためにも好い、、というところでしょう。
突然ジェリが去ることになり、メディアは感謝と寂しさの声で溢れています。
で、1月のマーケットではイニゴ・マルティネスを獲得する流れと。
感謝
ジェラール・ピケの引退発表を受け、バルサ会長ジョアン・ラポルタがバルサTVのなかでコメントをしています。「彼はバルサのエスクードの一部であり、いつもクレにとっての参考/手本となるだろう。彼はあり余るバルサへの愛情を示してきた」
下世話な注目点は引退によって給与の支払いはどうなるのか、ってことに向かっています。
おそらくですが、ジェリはけっこうな額の給与を放棄することになる。来季分はもちろん、個人的な決定ですから今季の残り半分も放棄するとなれば、クラブが享受する金銭的な恩恵は大きいです。
後任のセントラルだけでなく、他のポジションも補強できてしまう資金を残し、第2カピタンは去る。ラポルタは感謝せねばなりません。
バルサ選手としてこれまで615試合をプレーし、30ものタイトルを獲得したレジェンドが引退の先に見据えるものは、そう遠くはない未来の帰還でしょう。
選手としてのサイクルを終える時が来たけれど、それは次のサイクルへの始まりでもある。「サヨナラ」ではなく「またね」のために彼は去るのです。
もちろん、バルセロニスタとしてピケの長年にわたる功績に感謝しかありません。
世界最高のセントラルとしての働きだけでなく、ピケはいろんな点で唯一無二の存在でした。時には騒動も起こしたけれど、彼のキャラクターには本当にたくさん楽しませてもらった。気骨のある男でしたし、ピケのいなくなったバルサはまた一段と薄味になりそうで寂しいです。プジョルとかアルベスとかマスチェラーノとかジェリのような、骨太な若手はもう出てこないんかなぁ。
幸か不幸かセントラル陣が全滅といった現状なので、次の2試合ではピケに出番はありそうです。カンプノウがすてきな雰囲気となりますよう。
永遠のカピタンでピケの敬愛する先輩カルラス・プジョルの現役最後の試合も、アルメリア戦だったとのこと。
コメント
まずは、お疲れ様と言いたいです。
ピケのプレーは、プジョルと比べるとクレバーなタイプで、カバーリングも早くてスライディングも上手。泥臭く身体張るタイプではないので、失点するときは、なんか、あっさりやられちゃった感があるんですよね。
「会長」には、ホントにバルサのトップになって欲しいと思います。長い間ありがとう。ビスカ、バルサ。ビスカ、カタルーニャ!
紛れもなくレジェンド
今すぐにクラブの要職に、というのは考えられないが、人間的にもビジネスマンとしても成熟した時にクラブに帰ってきて欲しいですね
バルサはこれで良いのか?とモヤモヤする気持ちもありますが、今はとにかくPiqueのこれまでの貢献に感謝ですね。
良くも悪くも個性が強く、第一カピタンが務まりそうな雰囲気はありませんでしたが…w それでもチームが苦しい時に表に立って声を発する姿はリーダーそのものでした!
ありがとうPique!!!
…今年は追加でユニフォーム買わなきゃな
ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
ピッチ外での悪目立ちで過小評価されていましたが、全盛期はヨーロッパ屈指のDFだったと思います。
ライン統率が出来て、ビルドアップが出来て、競り合いにまけず、ハイボールは無敵。
本音を言えば、1年間ベンチで選手達を鼓舞して欲しかった。
ピッチ上の選手は勿論、ベンチで沈んでいる選手にも、声をかけ励まして・・・それでも、自身にほんの僅かな出場時間が与えられたら、サッカーが出来る喜びに飛び出して行くような・・・そんな1年間にして欲しかった。
でも、バルサの経営状況も、彼のプライドも、それを許さなかったのでしょうね。仕方がないです。
会長として戻ってくるのであれば、しっかりとビジネススキルを磨いて、バルサの利益を生み出せるような会長になって欲しいですね。
判断ミスをしてはプジョルに叱られていた頃を懐かしく思います。
プジョルが去ってから、いつの間にか周りを鼓舞し、ラインを管理し、ピンチに頼れるようになっていましたね。
プジョルとはタイプが異なりますが、偉大なるカピタンに負けない情熱を常に感じさせてくれました。
いつか唯一治らなかった悪癖である軽い口元と共に懐かしむようになるのでしょう。
あと2試合しかありませんが、有終の美を飾らせることが出来る程度にはクラブに余裕があることを願います」。
あと1年アラウホとエリックの尻を叩いてから退団してほしかったものです。
まだまだ彼らに対してアドバンテージのある部分も多い。
クラブ側の政治的な圧力は残念かつ愚かだと思います。
一度はバルサを離れましたが、いつだってバルサへの愛情を示してきた彼のことですから、
クラブの尻を蹴り上げ、ひた進むために先頭に立って戦ってくれる日がまた訪れるのでしょう。
彼のことだからそう長くは大人しくしていないはずです。
夏に会談があったとしたら、CLダメなら引退とそこで決めていたのかも。
全盛期の頃は、とにかくハイボールに強く、また、スピードもあり、特にサイドを変える正確なロングに素人の私でも感動しました。
アルメリア戦でも何本も出ていました。
ピッケンバウワーとか言われていたのが懐かしい。
ホーム最終戦、いいムードでした。
こういうのを見るとメッシもやっぱりバルサで引退すべきだよなーと。