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5年契約、5,700万ユーロ

 

当初の予算は4,000万ユーロだったと副会長。

ネイマールの入団会見にはいつものように、副会長のジョゼップ・マリア・バルトメウと、スポーツディレクター(SD)であるアンドニ・スビサレッタも同席しています。彼らの役割はニッコリ笑顔で新入団選手とともに写真に写り、そして移籍オペレーションに関する疑問・質問へと答えること。これまでに推測だけで語られてきた移籍金も明らかとなっていて、副会長によれば、その額は全部ひっくるめて5,700万ユーロだそうです。

このオペレーション費用は、クラブが当初予定していた額よりもずっと上がりました。そう、やけっぱちで1億5,000万ユーロをテーブルに乗せたという、彼らのおかげです。

バルトメウ副会長曰く、「他のクラブの介入によって、費用は5,700万ユーロとなりました。ただし最初から彼がバルサ志望だったことで、当初の4,000万ユーロから5,700万ユーロへと上がるだけで済んだのです。その点で私たちは、彼に感謝しています。獲得を1年早めたこともまた、コストが上昇した要因となっています・・・ この5,700万ユーロがどのように配分されるのかは、売り手側の希望によって明かすことは出来ませんが、仲介業者へのコミッションは含まれてはいません。1,000万ユーロの支払いはすでに完了しており、残りの4,700万ユーロは3年間の分割で支払われます。違約金は1億9,000万ユーロとなります」

ちなみに、5,700万ユーロは前所属クラブであるサントス、投資グループのDISとTIESA、そしてネイマールのマネージメントを行う家族企業N&Nの4者によって分配されます。莫大な権利を生む肖像権は、「他の選手たちと同じように」ネイマール側が持つそうです。

副会長はまた、サントスとはブラジルとバルセロナで1つずつ親善試合を開催することで合意していて、「おそらくサントスが、次のガンペル杯の対戦チームになる」と説明。またネイマールを獲得したのは、スビサレッタとティト・ビラノバの要望に従ったもので、作戦を実行に移したのは2011年だとも語っています。

 

「バルサの11番には、チアゴという主がいる」

一方、その2年前にネイマール獲得を求めたスビサレッタSDは、フットボル的観点から彼に注目した理由を説明しています。「最初のレポートを受けたのは、U-20選手権の後だった。彼は年代に釣り合わない資質があり、突破力や得点力、コンビネーション能力などを備えている。周囲や重圧に影響されることもなく、常に勇敢。彼は同年代ではずば抜けたタレントを持つ選手の1人で、このまま成長を続けていけば、フットボル界の中心的存在になるだろう

ディレクターは続けます。「ネイマールはチームメイトたちと共に、たくさんの魔法の夜で私たちを楽しませてくれると確信してる。このバルサにはハイレベルなチームがあるからね。彼はすばらしい選手。私たちのプレーに馴染み、貢献してくれるだろう」

この日、若きクラックは”NEYMAR JR”とだけ記されたユニフォームでプレゼンテーションに臨みました。注目の背番号はまだナゾのままなのですが、ウワサの11番については、スビの答えは明確です。「背番号については話はしていない。それはロッカールームの事情次第だからね。けれどもハッキリしているのは、バルサの11番にはチアゴ・アルカンタラという主がいることだよ

 

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