上告委員会はクラブの訴えを却下。
3試合の出場停止を科されたネイマールJr をなんとかしてベルナベウクラシコに出場させるべく、とFCバルセロナが手を尽くしています。バルサの11番は4月8日のリーガ第31節マラガ戦で黄カード2枚を受けて退場。さらに第4審判に拍手をしてピッチを去ったことで、RFEFの競技委員会によって合計3試合の出場停止を科されていました。バルサはこの処分を不服として上告委員会に異議を申し立てていましたが、同委員会は20日(木)の会議で申し立てを却下して競技委員会の論旨を承認すると決定。しかしバルサはまだ諦めず、最終手段としてスポーツ行政裁判所(TAD)へと訴える模様です。
最終決定はTADへ
FCバルセロナが目論んでいるのは、TAD(日本ではスイスのスポーツ仲裁裁判所と混同されて報じられていますが、今回訴えるのはスペインの教育文化スポーツ省直属機関)へと処分不服を訴えることによって、出場停止の一時保留を手にすることです。
TADメンバーによる審議は今日21日(金)に行われる模様ですが、これまでの両委員会の手続きに時間がかかった云々でTADによる審議は土曜夜もしくは日曜にずれこむ可能性もあるらしく。注目のベルナベウクラシコは23日(日)の20時45分キックオフですから、もしTADが週末の出勤を拒めば、現行法により、ネイマールはクラシコに出場できるそうなのです(MDウェブより)。これはむしろTADの人々には無理に休日出勤してほしくない仕組みですね^^;
MDによると、TADがいちフットボル選手が試合に出場するべきか否かを緊急で解決するような事例は一般的ではないそうです。
前例としては2014年2月、クリスティアノ・ロナウドが3試合の出場停止を科せられたことに対しマドリーが処分の一時保留を求めた件があり、TADは上告委員会の判断を承認しています(CR7の出場ならず)。ネイマールも正直なところ期待は薄いですが、その件は土曜午前に審議が行われたということで、もし日曜になった場合はどうなるか、ちょっと注目のようです。
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