次に求められるのは、必要書類へのRFEF(連盟)の記入
FCバルセロナとジローナ、それにラ・リーガがスペインフットボール連盟(RFEF)に対し、第21節の対戦をアメリカ合衆国マイアミで開催する許可をくれ、と公式に要請しました。次の手続きとして何が必要なのか、そしてRFEFの立場は。カギとなるのはルビアレス会長の判断です。
公式書類を送付
ラ・リーガ初となる公式戦の他国開催。
つまりは歴史的な意味合いを持つこの一戦に選ばれたのは、第21節のジローナ対バルセロナです。
1月26日にこの試合を、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミのハードロック・スタジアムでプレーする。
目的は北米マーケットの拡大です。
この案を主導するラ・リーガはもちろん、試合をする立場の両クラブも実現に積極的で、月曜(10日)夜にはハビエル・テバス会長(リーガ)、ジュゼップ・マリア・バルトメウ会長(バルサ)、デルフィ・ジェリ会長(ジローナ)の連名にてRFEFへと試合開催を要請する書類を送付したことが確認されています。
これから必要な手続き
ある国のリーグ戦を他国で開催する場合、FIFAが最初の必要条件にしているのは当事者となる両クラブの同意です。これはもうすでに満たされた。となると次のステップとして必要なのは、RFEFの決断です。
RFEFはまず、これを許可するかどうか決めなければならない。
そして許可する場合は書類に必要事項を記入してUEFAへと要請し、この手続きが終われば今度はその書類をアメリカ合衆国フットボール連盟へと送付する。北中米カリブ連盟(CONCACF)も同じく。
こうして関係する全てのクラブ、リーグ、フットボール連盟がOKを出せば、晴れて他国開催が可能となるそうです(それぞれに提出期限あり)。参照元はSPORT。
RFEFのルビアレス会長はテバスと
ということで、注目はRFEFのルイス・ルビアレス会長がこのラ・リーガ、ジローナ、バルサの要請をどう判断するかになります。
今のところルビアレスさんはこの件に関してノーコメントとしているのですが、彼とハビエル・テバスとの関係を考えると、良い感情は抱いていないでしょう。二人はルビアレスがスペインフットボール選手協会(AFE)の会長だったころから揉めてますし、事あるごとにぶつかっています。
ラ・リーガのアメリカ合衆国開催についても、ルビアレスから「(テバスは)他人への敬意がない。話すべき人間以外と話をしている」「リーグの他国開催はその国への侵略だ」「やり方が不快」と批判がなされたところ。すんなりと話が進みそうな様子はありません。
クリスマス前とかならまだしも、コパ連戦でたてこみ、チャンピオンズ再開も近づいてくる1月末は止めてほしいなぁ。
このニュースのまとめ
- ・ラ・リーガ、ジローナ、バルサの各会長が連盟でRFEFにマイアミでの試合開催を要請する書類を送付
- ・次の手続きはRFEFに委ねられた
- ・RFEFのルビアレス会長とラ・リーガのテバス会長は犬猿の仲
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