有力視されたクエンカではなく、相方をバルベルデは選択
サムエル・ウンティティに続いてトーマス・ベルマーレンが負傷者リストに入ったことで、にわかに騒がしくなったセントラル問題。補強を視野に入れつつも、こういう時こそバルサが見るべきはカンテラでしょう。
そこで注目されたのが、バルベルデが火曜日のトレーニングにフィリアル(Bチーム)から誰かを呼ぶのか、呼ぶとすれば誰なのか。結果は有力候補とされたホルヘ・クエンカではなく、もう一人の19歳 チュミのほうでした。おお。
高い資質を備えた若手セントラル
ファン・ブラダリス・モビージャ、通称チュミはガリシア地方出身、2014年にデポルティーボ・デ・ラコルーニャからバルセロナへと入団した期待のセントラルです。
昨季はフベニールカテゴリーでUEFAユースリーグ優勝に貢献。今季からバルサBへと昇格し、ガルシア・ピミエンタにレギュラー起用されています(第2節からフル出場中)。
夏にバルサとの契約を更新した際、契約解除金が1億ユーロに設定されたことで話題になりました(その後、続々と1億ユーロ選手が生まれた)。
MD紙の評価は、「フィード、予測、スピード、アグレッシブさ、空中戦と多くの長所を持つ完成されたセントラル」。ユース代表で彼を鍛えたサンティ・デニア監督は「プリメーラの選手になるだろう。あらゆる資質を備えている」とチュミの能力の高さを称しています。
まだ初日
バルサBでペアを組んでいるホルヘ・クエンカ(左利き)よりもチュミの方をバルベルデが呼んだのは、安定性を評価したのか、右利きであるからか。
とはいえこれは、セントラル問題が発生してから最初のトレーニングです。
次のセッションではクエンカも呼ばれるかもしれませんし、事の成り行きを見守っていくとしましょう。
トレーニングには呼ぶけれど、試合にフィリアル選手を使わないバルベルデに勇気ある決断をさせられるかどうか。それはチュミ(あるいはクエンカ)のセッションでの頑張り次第でもあるので、目の色を変えてアピールをしてほしいです。
このニュースのまとめ
- ・バルサBからセントラルを呼ぶのか、注目された火曜日のトレーニング
- ・バルベルデがまず選んだのはチュミだった
- ・Bチームでは7試合連続フル出場中
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