トップレベルでやれる期間はそう長くないと考えていそうな 試合に出ずっぱりだったこの10シーズン
セルヒオ・ブスケツがあと2~3年でバルサを去る心づもりなのではないか、という憶測があります。完全な憶測ではなく、ここ最近のセルヒオの発言からはそう受け取れるというのです。
セルヒオは先日のトッテナム戦においてFCバルセロナでのチャンピオンズ100試合出場を達成しています。これはチャビ、イニエスタ、メッシ、プジョル、バルデス、そしてピケに続く偉大な記録。セルヒオはまた、11月末のアトレティコ戦ではバルサでの500試合出場を達成している現役レジェンドです。
(500試合出場達成はチャビ、イニエスタ、メッシ、プジョル、ミゲリ、バルデス、そしてブスケツの7人)
憶測を呼ぶ発言(注目されず)
ブスケツの頭に“その日“のことがあるのではないか、と考えているのはMD紙のチャビエル・ボシュ記者です。
セルヒオは500試合出場となったアトレティコ・マドリー戦の終了後、引退についての質問を受けました。そこでの返答が、
「(バルサのような要求度の高いクラブでプレーする期間が)僕にはあと2~3年残ってる」「良い終わりにしたい。まだ僕にはパワーが残ってる」
というものだったと。
それだけでなく、何度か似たようなニュアンスのコメントをしているというんですよね。
これらの発言はこれといった注目を集めることなく、スルーされていきました。ウスマン・デンベレがメディアを賑わせていたからか、補強のウワサ話で忙しかったのかはよく分かりませんが、セルヒオの言葉は注目されなかった。
しかしボシュ記者は「私には見出し文句になると思えた。それも震えのくるほどの」と述べ、フル稼働の続くブスケツを心配しています。
必要なのは負担減
セルヒオ・ブスケツはバルサ・フットボールの真髄で、代役となれる選手はまだ見つかっていません。
見た目以上に怪我に強い身体を備えてもいますし、その結果どうなるかというと、出ずっぱり状態。10シーズン目で500試合出場ですから、どれだけ出てるか分かります。
エルネスト・バルベルデは、こちらも出ずっぱりのイバン・ラキティッチをピボーテに配置するなどしてブスケツの負担を減らそうとしていますが、ブスケツは唯一すぎるので、なかなか休ませることはできない。
今シーズンは24試合あった公式戦のうちで欠場したのは国王杯レオネサ戦の1つのみで、カンプノウでのブエルタ(第2戦)でもハーフタイム明けから登場しました(ラキティッチと交代)。
そういったところから、バルサレベルで持ち堪えられる年数はあと2~3年だろう、とセルヒオが考えているのではないか、というわけです。
親愛なるチャビ・エルナンデスやアンドレス・イニエスタがバルサを退団したのが34~35歳なので、たとえば2年後の引退となれば早い・・・ セルヒオ・ブスケツは現在30歳で、バルサとの契約は彼が35歳手前になる2023年6月末までとなってます。なんとかここまで頑張ってもらいたいところですが、出場数を減らさないと難しいでしょう。
ブスケツとラキティッチの負担を減らすために、フレンキー・デ・ヨングの加入は効果的です。
このニュースのまとめ
- ・500試合出場したアトレティコ戦で、「あと2~3年残ってる」発言
- ・デビューから10シーズン目で500試合のハイペース
- ・今季も1試合しか休んでいない
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