ラビオ獲得作戦：メディアは踊る、心は躍らない

バルサへの移籍へ近づいているというフランス人。

相変わらず、アドリエン･ラビオ周辺が騒がしいです。PSGのスポーツディレクター氏によって、契約更新しない結果として残りシーズンは干物になると発表されたり。仏パリジャン紙にバルサとの契約で基本合意したと報じられたり。

でもこのラビオさんの件、本人やファンには申し訳ないくらいに獲得間近のニュースに心弾まない。プレーを見てもしっくりこず、フレンキー･デ･ヨング獲得の可能性が減りそうで、かつカンテラーノが出場する機会を奪うであろうからです。

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PSGは去る。移籍先は1月以降に決める

アドリエン･ラビオがバルサ入団に近づいている。
バルセロナ系スポーツ紙のSPORTやMD、それにフランスメディアは揃ってそう伝えています。

ラビオがPSGとの契約更新を断り、2019年6月末でパリを去るのは間違いない。あとは来季の所属先をどこにするかで、これは正式に他クラブとの交渉が認められる1月以降に決定していくようです。候補はバルセロナとユベントス。選手はかねてから関心を示してきたバルサを優先するとSPORTは伝えています。

怒ったPSGがなんらかの報復をしてくる恐れもありますし、PSG案件にはもう関わらない方が良いんじゃないかと思う。バルサはPSGの逆鱗に触れないよう、かなり気を遣って行動している（自分たちの動きは全て伝えてある）そうですが、それでも面倒なことになりそうでね･･･。

年俸要求額、1,000万ユーロ

伊ラ･ガゼッタ･デッロ･スポルト紙によりますと、ユベントスはもうラビオ獲得作戦に熱心ではないそうです。年俸1,000万ユーロを要求されたことで関心が冷めたというのですが、1,000万ユーロといえばチームのエース格の年俸ですから。

SPORTによるとラビオはPSGに対しても年俸1,000万ユーロ＋ボーナスを求め、交渉が決裂したそうで、もしバルサが契約するなら幾らを提案するのかと不安になります。PSGにはあえて無理めを言ったとしても。

プレー集を確認

今一度、ラビオのプレー集動画を見ました。
中盤の底でプレーしているものが多く、ボールを守り前へ送るためのターンもしている。タッチ数も多い。バルサっぽいかもしれない。でも、やはり好きになれない･･･。ドタバタ感があるからですかね。テクニック系なのに力任せっぽいというか。小技は得意な様子。

フレンキーはもっとボールが足に吸い付いてます。ボールタッチが多いプレーも嫌らしくない。パスの軌道が好き。
TV3とカタルーニャラジオの番組 El Club de la Mitjanit でオリオル･ドメネク記者が、“バルサはデ･ヨングの代理人に会い、選手が要求する年俸とアヤックスの要求する移籍金は出せないと伝えた”、と述べています。
たしかに7,500万ユーロは高い。でもコウチーニョの半額で未来と契約できるなら、やってしまえばいいんじゃないですかね。

カンテラーノはどうなるのか

インテリオールでプレーする場合は、割を食うのがカルラス･アラニャーになるであろうのも困ります。カンテラーノの出番が減るのなら、加入するのは胸がときめく選手でないと困る。
12月19日のMDは「バルサは、ラビオに加えてデ･ヨング獲りも押していく。両選手は完全に併用できる」と書いてるのですが、それなら尚のことアラニャーやリキ･プッチの出番が削られるでしょう。

パウリーニョ獲得がウワサになっていたときに噴出していたような、オペレーションを疑問視する声をメディアで見かけないのが不思議なくらいです。いつも、カンテラーノ重視がバルサの哲学だ、獲得するならクラックレベル、なんて言っているのに。