先週土曜あたりより、セイドゥ・ケイタに関するニュースがメディアに流れています。それは中国の大連が彼の獲得を狙っていて、中国ではほぼ交渉は成立、というような報道が為されているというものです。一昔前であれば、この手の話題は胡散臭い衣をまとい、真実や否やはよく分からず進んでいたところですが、テクノロジーの進んだ今はどこに目があるかは分からない。ケイタ本人と奥方、そして代理人が3人揃って大連のホテルにいる写真がネット上に流れては、俄然真実味を帯びてくるのは致し方ないところです。
セイドゥ・ケイタは先週末の30日でクラブとの契約が満了しています(決められていた出場試合数が満たされず、1年の延長オプションは行使されず)。なのでもう、どこと交渉を行い、どういう決断を下そうと自由の身なのですが、不可解なのは数週間前に、「バルサで引退したい」という彼のコメントが発せられていた点です。
(ちなみにこの大連というクラブは、あのファビオ・ロッチェンバックが所属しているところだとか)
最新の情報によれば、大連はケイタに年俸1400万ユーロ(!?)の2年契約をオファーしているそうです。なんというバブリーな額。これは1200万ユーロというディディエ・ドログバをも超える金額になります。話を聞きに行くとしても、無理はない。そして大連はケイタに対し、7月12日までに返事をくれるよう要求しているとか。それは事実であれば、期限まであと10日。はてさて物語の結末は如何に・・・。
もしケイタ退団の場合
中国からのメガオファーをセイドゥ・ケイタが了承し、バルサを退団することになった場合、テクニコはその後の対応を決めなければなりません。選択肢はふたつ。●代わりと成る選手を補強する ●残るメンバーでやり繰りする。もし後者を選択した場合、MUNDO DEPORTIVO(MD)紙によれば、第一のオプションはバルサBのセルジ・ロベルとだそうです(魅力的だけれど、経験値という点で不足)。
前者に関しては、可能性は少ないでしょう。しかしケイタの退団で駒の減る中盤と、元々狙っているセントラルを一度にまとめてカバーできる人材を取るとするなら、一石二鳥。といってもケイタをピボーテだと見なせばなんですが、MD紙には再び、エティエン・カプエ(トゥールーズ)の名前も挙がっています。価格も1700万ユーロ以下でまとまりそうですし、どんなもんでしょうか。
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