アレクシスはどうなるか分からないと。
もし居酒屋でスビと隣りに居合わせたなら、一人のバルサ好きとして聞いてみたいことは多々あります。渦中のルイス・スアレスの件、セントラル補強の進展具合、アレクシスやペドロの扱い、チャビの去就、そして街でクレに小言を言われることはないのかなどなど。1日(火)、強化担当責任者としてイバン・ラキティッチの入団プレゼンテーションに出席したアンドニ・スビサレッタには、報道陣から数多くの質問が為されました。そこでは幾つかの件が明らかにされたわけですが、一番明快だったのがペドロ・ロドリゲスに関するコメントであります。
「私はいつも、チームに在籍する選手たちを全員勘定に入れている。アレクシスの場合はこれまでに幾つかの動きがあり、どういう形で決着するのか私には分からない。もし残留となれば、それはすばらしいことだ。ムンディアルで彼は、最高のデランテロの1人であると証明したからね。全員にとって良い解決案を見つけていくよ。一方でペドロは移籍不可だよ。彼にはスピードとリズムがあり、汗とゴールがある。彼を2014/15シーズンの戦力とすることに、私はなんら迷いはない」
ということは、もし報道されているようにルイス・スアレスが入団するなら、資金調達面から(EUパスポート枠の件からも?)ドナドナ対象になるのはサンチェスだとみなすのが自然の流れでしょう。。しかし、もしスアレスの入団が先に発表となった場合、この発言はサンちゃんを狙うクラブにとっての値切り材料になりませんかね?もはやどっちでも同じでしょうか。アレクシス本人の希望はバルサ残留だと言われています。
ちなみに、ウルグアイ人クラックに関しては、スビサレッタはこう述べてます。「バルサの視点からではなく、一般的な視点からルイス・スアレスの件を分析すると、過ちを認めるための謙虚さが重要であるし、彼にはそれがあったわけだ。彼は許しを請い、そこから人の回復過程は始まっていく。人間スアレスにとっても、選手スアレスにとっても、それが一番だ。彼はリバポーの選手、それが現実。過ちを認めたことは、人としての彼に名誉を与える行為だ」
バルサ用のセントラル確保は難しい
緊急課題とされるセントラル補強に関しては、スポーツディレクターの説明はこうです。「セントラル獲得のために私たちが働いているのは明らかだ。ただビッグクラブにおいてはダビド・ルイスのオペレーションがあっただけで、どこも私たちと似た状況にいる。後方にスペースがありながらプレーでき、修正が早く、パスが上手く、空中戦に強く、3バックでも4バックでもプレーできる、そんな私たちが求める特性を備えたハイレベルなセントラルはそう多くはないんだ。セントラルが非常に要求度の高いポジションであることは、ムンディアルを見ても分かる。私たちは最高の解決策を見つけるために努力していく。そして早く良いニュースを手にすることを期待しているけれど、それは確かなことではない」
そしてスビはセントラルに置いては、現有戦力のパフォーマンスを上げることも必要であると強調しました。「私たちのセントラルの成果を最大限に引き出すこともまた、目標の1つだ。チームには世界最高のセントラルの1人がいるんだからね。ピケがベストのレベルとなることは、カサの選手たちを助ける上でも役に立つだろう」。ムンディアルでも散々だったワカ旦那ですから、彼には是非、良かった頃のレベルに戻ってもらわねばなりません。
セントロカンピスタの補強(ビダルやポグバ)に関しましては、「彼らはユーベの選手で、それを尊重しなければならない。私たちが今の中盤で満足していることは、すでに言ってあるしね。現時点で彼らは私たちの補強リストに入っていないよ」とのことです。
チャビとはバケーション終了後に話す
もうひとつ、スビサレッタが具体的に名前を挙げて語ったテーマが、チャビ・エルナンデスの去就についてです。数週間前はバルサ退団とカタール行きでまず間違いなさそうだと言われていたカピタンでしたが、将来についてクラブと話し合うことなくバケーションに行ってしまいましたし、なんとなく今は中東行きに迷いが生じている、そんな雰囲気となっています。強化部長は言います。
「チャビとは会話を続けている。私たちはムンディアル前に話をし、彼は状況について分析することを決めたんだ。チャビは私たちの選手であり、彼がバケーションから戻った際、再び話し合うことになるだろう。彼に関しては、どんなニュースであっても朗報であると私は考えるんだ。もし残留するのなら、それはすばらしいこと。彼は持てる全てで私たちを助けてくれるだろう。そしてもし道が分かれるとしても、私たちは彼を尊重し、一番のやり方で彼を送り出すだろう。彼には存分に考える権利とその価値がある。決定があれば、こちらから発表するよ。今はまだ、私のリストにおける6番はチャビだ」
スビはまた、チャビが絶対不可欠な選手かと訊ねられると、こう見解を述べました。「絶対不可欠な選手が存在しないことは、バルサが私たちに教えてくれている。私たちが話しているのはチャビ・エルナンデス。バルサの6番であり、シンボルであり、クラブ史上最高の時代のプレーにおける決定的な要素だ」
スビサレッタによると、チャビを含むスペイン代表選手たちとソング、ラキティッチ(グループリーグ敗退組)がプレシーズンに合流するのが7月24日(水)、1/8ファイナル敗退のチリ代表選手たち(アレクシス、クラウディオ・ブラボ)の合流が28日(月)。つまり25日あたりに、チャビの去就発表があるかもしれません。
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