7月1日となり、契約解除金が2億から1億2,000万ユーロになったフランス人
バルサとアトレティコの交渉は進み、近々合意成立か
さて今日から7月となり、欧州フットボールでは新年度の始まりです。バルサ関連での一番のニュースは、なんといっても、アントワン・グリースマンの契約解除金が今日から1億2,000万ユーロへと減額されること。順当に事が運べば、バルサは近々彼の入団を発表すると見られています。
メロドラマの第二シーズン
アントワン・グリースマン(28)がジェラール・ピケの会社製作によるドキュメント番組 『La decisión』を通じ、アトレティコ・マドリー残留をしたのが 2018年の6月14日でした。
番組を巡っては、放送前にピケ本人とウンティティがSNSでおふざけが過ぎる投稿をしたのもアレでしたし、目立ち好きの企画に自分たちの選手が関与していたりと、バルサからすれば非常に気の悪い出来事になりました。
当然、フランス人デランテロのメロドラマはてっきり、あれで『完』だと思っていた。『続く』にできる厚かましさがあるなんて、思わなかった。
それが半年と経たぬうちに“シーズンII”へと突入、これは予想外でした。
ファンやチームの重鎮たちが不快感を示しているなかでの、続編突入でしたから。
そして獲得に疑念の声が残るなか、このメロドラマ第二章は完結へと向かっています。
今日7月1日をもって、グリースマンの契約解除金は2億ユーロから1億2,000万ユーロへと減額され、バルサは昨年逃した魚を捕まえるべく、獲得の仕上げへ取りかかっている。
1億2,000万ユーロになる7月までは、選手との接触を表に出すことを抑えてきましたが、もう“ヒミツ”のグリースマン狙いを隠す必要もないです。両クラブはいま、移籍金の支払い方法を巡って交渉をしているといわれます。
分割払いで交渉中
グリースマンの移籍に関しては、契約解除金が取りざたされていますが、実際にはこの契約解除条項を用いた一方的な引き抜きではなく、クラブ間合意による通常移籍になるようです。
どう違ってくるのかというと、この件では支払い方法も選べるようになる。
分割払いをアトレティコが受け入れる利点は、、、なんでしょう。とにかく半分でもいいから、急ぎのキャッシュが欲しいのか。選手を一人加える約束でもあるのか。
今のところ両クラブは波風立てる雰囲気もなく、粛々とオペレーション完了に向けて事を進めている印象です。
高給取りのスター選手がまた増える
ちなみに、去年グリースマンが移籍にOKとしていたならば契約解除金は1億ユーロだったので、それが1億2,000万ユーロになる今夏、バルサの経費は2,000万ユーロ増えます。
この2,000万ユーロは、残留決定後に増額されたフランス人選手の年給分に重なる。
厳密に言えば、クラブ負担の税金分が47%あるのですが、アトレティコとすれば、グリースマンが1年残留した分のサラリーの大半は、契約解除金の増額分でまかなけるわけです。
そしてバルセロナはグリースマンと、今季よりも少ない手取り年給1,700万(1,600万)ユーロで合意していると報じられています。
減給を受け入れてくれたのは良いにせよ、すでにクラブ財政的に限界に達する寸前というバルサの選手サラリー総額ですから、さらにネイマールまで加えるとなると、高給取り選手を複数名放出しないとやっていけない。
フィリペ・コウチーニョとウスマン・デンベレを両方出しても、まだ足りないでしょう。となるとやはり、イバン・ラキティッチか。
戦力的・スカッド計画的にどうかというのもありますけれど、こんなバブリーなこと繰り返していて、財政的にどうなんでしょうかね。
コメント
前線ならどこでも出来るユーティリティ、言わばコウチーニョのレフティ版って感じの選手ですが、一体どこで起用するのか?
得点力を活かしたいとにれば右寄りだがメッシ様と被る。
左はデンベレか復帰するかもしれないネイマールが鉄板
。
純粋な9番でもない。
メッシ後のリーダーって感じでもないし、メッシ後のゲームメイクの役割にしてはメッシと年齢が近い。
コウチーニョが期待外れなので入れ替わりって事かな。
ちょっとよくわからない補強だけど、デンベレの私生活は相変わらずのマイペースっぽいので前線のタレントが増えるのは悪くはない。
ただ本命のネイマールがホントに復帰したら彼に出番あるのかな?