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さて、アンス・ファティをどう守り育てていくか

バルサが常に抱えるカンテラーノの育成問題
歴史はもう作ったので、これからは大事に育てねばならない

ラ・マシアからものごっつい才能が現れたぞー、と連日話題になっているアンス・ファティ(16歳)。試合に出場するたびにクラブの最年少記録を更新する彼、先日はチャンピオンズに最も若く出場したバルサ選手にもなっています。さすがにあの舞台では、まだ目立たせてはもらえませんでしたが。

でも重要なのは、直近の未来より、もっと先の未来。
ファティが長~~くバルサを支えていく選手となるために、正しい選択をしなければなりません。

重要なのはバルサを代表する選手になること

アンス・ファティはここ3試合ほどでセンセーションを起こし、バルサメディア以外のスポーツニュースにも名前が登場するほどに注目を集めました。日本でも「アンス・ファティ」で検索すると、若き才能を称える記事がたくさん出てきます。

で、どうする、です。

バルセロナのテクニコたちがアンスに望んでいるのは最年少記録を打ち立てて終了することでなく、今後10数年間にわたってバルサの顔となるような選手へと育っていくことです。16-17歳で騒がれ、その後鳴かず飛ばずで消えていった選手は多い。

もっと夢を見続けていたいのは山々ですが、現実に目を向けていかねばなりません。
最初のフィーバーはそろそろ一段落しますし、ファーストチームの高額クラックたちも怪我から癒えて戻ってくる。
ヒエラルキーがものを言う、バルサのようなビッグクラブで若者を正しい形で育てていくのは、簡単ではないです。

ファーストチームとバルサBと

今季のアンス・ファティをどう扱うか、バルサには3つの選択肢があります。

  • 1.ファーストチームに残し、招集外の週末はバルサBへ
  • 2.バルサBに所属しつつ、必要時だけファーストチームへ
  • 3.ビクトル・バルデスのフベニールAでのびのびプレー

16-17歳なので年齢的にはフベニールA(U-19)ですが、カンプノウやチャンピオンズを経験した選手が División de Honor もないだろうってことで、3番目の選択肢はまあ考えにくいです。
もし出るとしても、UEFAユースリーグくらいか。

一番現実的なのは、やはり2つめの選択肢。リキ・プッチのようにフィリアル(Bチーム)を主戦場としつつ、時々エルネスト・バルベルデの下でトレーニングをして、ファーストチームに欠員が出れば呼ばれるパターンでしょう。

先日のドルトムント戦の選手起用を見れば、バルベルデの評価はアンス・ファティカルラス・ペレスなのかもしれませんが、ファーストチームに残すとなるといかんせん出場時間が限られます。
先発は基本的にメッシ・スアレス・グリーズマン、怪我してなければデンベレもヒエラルキー上位。カルラス・ペレスだって控えています。

レオ・メッシが戻ってくるチームで、ラ・マシア産エストレーモがどうプレーするのかは非常に興味がある。これは否定できません。でも彼はまだ16歳、焦らずぼちぼち前進していくのがいいですよ。急がずとも、必然であれば必ずや昇格してくるでしょう。

(デンベレはそのうちなぎ倒されるかもしれない)

久々のカンテラーノ登場にクレとしても浮き足立ちそうで困る(笑)。ファティ本人は地に足付けてるでしょうし、ファンも一歩一歩行きましょうぞ。

 

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