ポルトガルリーグ休止中のいま、同い年の3人で共同生活してトレーニング
元バルサカンテラーノはトリンカオがバルサで上手くやれると太鼓判
コロナウイルス感染拡大の影響で、いつ終わるともしれない中断期間中にある欧州のフットボール。自宅待機を求められた選手たちはSNSで流行の○△チャレンジに挑むなど、気持ちを維持するべく様々な工夫をしています。そんななか、変わり種として伝えられているのが、来季のバルサ入団が決まっているトリンカオと、元バルサ選手アベル・ルイスの合宿生活です。
ラ・リーガの休止期間が「無期限」に
まずラ・リーガの状況を少し。
予想されていたことですが、「少なくとも2週間」として中断されているラ・リーガの、追加延期が決まりました。当面の措置として指定された2週間が過ぎても、スペイン国内でコロナウイルスの猛威が終息する気配はない。スペイン政府が非常警戒体制を4月12日まで延長したことを受けて昨日、RFEFとラ・リーガがパロン(中断)延長を発表し、今度は再開予定日を設けない「無期限」としています。
無期限なので、最高の最高に上手く運べば明日にでも解除されるのですが、そこそこの成功で5月初めくらいの再開を期待しましょう。。。(イタリアでは2日連続して感染者・死亡者が減少し、トンネルの出口が見えてきた模様)
アベル・ルイス×トリンカオ
連日コロナウイルスの話題で埋まっている現地スポーツ紙。そんななかで、3月24日のMD紙はフランシスコ・トリンカオ(20)がどんと表紙を飾っています。スポルティング・デ・ブラガに所属する、来季からのバルサ入団が決定している期待の若手選手です。
そのトリンカオをMDが取材したのですが、目を引いたのが「アベル・ルイスの家で閉居生活をしており」との見出し。
トリンカオ、そしてダビ・カルモというセントラル選手の合計3人が、元バルサデランテロ宅で暮らしているというんですね。彼らはアベル・ルイスと同い年で、アベルが冬にブラガへと移籍した際、“ホスト役”をして適応を手伝った仲だそうです。以来、ずっと一緒と。
同い年の3人で
そうして3月に入ってコロナウイルス危機が訪れ、選手たちも自宅で自主トレをすることになった際、庭付きで広く、かつ母親がバレンシアへと戻ってからは一人暮らしをしていたアベル・ルイスの家で合宿をすることを彼らは決めた。
デランテロが1月まで住んでいた家でしょうから、いまトリンカオはバルセロナ周辺にいるわけです。街歩きは出来ないけれど。
MDでのアベルの説明によると、彼らは余暇用にミニゴールを購入し、かつクラブから提供されたトレーニング用品を持ち込んで日々のトレーニングに取り組んでいます。
フィジカルトレーニングも一人で黙々とするよりは、仲間がいた方が頑張れそう。
クラブから指示されたメニューをこなした後は、3人で気分転換できるのも良いですよね。トリンカオはアベル・ルイスからバルサやバルセロナの情報を得られるし、スペイン語の練習にもなるでしょう。
この難しい状況も上手く活用し、来たるべきバルセロナ生活への糧にしてほしいです。
「メッシとプレーするのがすごく楽しみ」
実は・・・というかこのトリンカオのことは、プレー動画集を見ただけですが楽しみにしてます。
突破力のある左利きのサイドアタッカーで、おしゃれな小技も非常に巧み。ドリブルで抜ける貴重な戦力になりそうな香りをふんだんに漂わせます。
獲得を目論むビッグクラブが複数あるなかで、バルサ入団を選んだのはレオ・メッシの存在が大きい。MDの取材には「メッシと知り合って、一緒にプレーするのをものすごく楽しみにしているんだ」とトリンカオは認めています。レオ効果は絶大なり。
そしてトリンカオと親友となったアベル・ルイスは彼のことを「ドリブルが上手い典型的な左利きで、巧みな選手。右でプレーするときは中央へ入っていって強烈なシュートを打つし、左のときは崩してアシストを出す」「シュートが上手くて、すべてを備えている」と説明。
バルサでプレーするだけ成熟はしているかとの問いには「もちろん。準備はバッチリだし、彼は完璧にバルサでプレーできるよ」と太鼓判を押しています。
それにしても、ウスマン・デンベレが残留して、トリンカオの加入はすでに決定しているうえ、ネイマールまで呼び戻して、アンス・ファティもアントワン・グリースマンも・・・となると、前線をどうするつもりですかね。
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