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第2戦 間に合うかもね レオ・メッシ

 

精密検査の結果、傷は小さかったことを確認。

4月3日午後、バルセロニスタに嬉しいニュースが届きました。前日のPSG戦で右太ももを痛め、少なくとも2週間は戦線離脱するだろうと見られていたレオ・メッシの怪我の具合が、思ったよりも大きくなかったとの知らせです。シウター・エスポルティーバで行った超音波診断により、クラックのハムストリングスは肉離れを起こしておらず、小さな傷に止まっていたことが判明。およそ10日ほどで回復するだろうと診断されています。

カンプノウでのブエルタは10日(水)なので、10日後だと間に合わないのですが、どうやら治療を担当するドクターやトレーナーさんたちは、メッシがその期間を幾らか短縮する可能性が十分にあると考えているそうで。レオ本人も傷が小さいと判った直後、自身のフェイスブックページに「すぐに戻るよ。幸い、大きな怪我じゃなかった」と書き込んでいます。やる気満々です。

一番最悪のパターンは、ここで無理をすることでメッシのシーズンが終了になってしまうことです。よって当日のセッションを見て出場許可が下りたとしても、我らの10番は先発することなくベンチから戦況を見つめることでしょう。そしてメッシ抜きでも順調に事が運べば、彼はそのまま試合を見終える。逆に、このままではヤバイぞ・・・ ということになったりすれば、最後の何分間か、世界ナンバーワン選手のお力を借りるかもしれないぞという感じでしょう。

驚異的な頑丈さを誇ってきたメッシの筋肉ですが、彼のように瞬時にギアをトップに入れる選手で怖いのは怪我の再発です。ダッシュではなくポジショニングや視野にて勝負をする選手よりは当然、彼の筋肉が傷つく危険性は高い。出場の可否に関する判断は慎重さが求められますが、代表チーム遠征にも常に帯同するほどレオの絶大なる信頼を得ているファンホ・ブラウなら、間違いのない判断をしてくれると信じています。

・・・ とはいえ、残りあと20分でどうしても1点が欲しい場合、メッシは出ると言うでしょう。バルサはリーガをほぼ手中に収めている状況ですから、もう1つのタイトルに生き残りを懸けるためなら、ドクターからOKが出ているギガクラックの投入は十分ありえる。いろんな意味で心臓に悪い時間となります。なのでここは是非!ティトチームの皆さんよ!メッシ抜きでもなんとかしましょうぞ。そしてレオには完璧な状態で、月末の準決勝へと出てもらう。あんたたちなら出来る。フォルサ!

 

セスクとアドリアーノの出番

レオ・メッシがPSGとのブエルタで先発することはまず考えられないので、ティト・ビラノバとジョルディ・ロウラはどちらにせよ、クラックの穴を誰で埋めるかとの難題に答えを見つけ出さなければなりません。選択肢として考えられるのは、レオと同じような偽9番システムを使う場合と、そうでない場合。もし偽9番を置くのであれば、それはきっとセスク・ファブレガスになります。パルク・デ・プランスではアレクシスのペナルティゲットをアシストしましたが、その他は消えていた印象の4番なので、ティトによる今後1週間の教えによって開眼することを祈るばかりです。

もう1つのテクニコの難題は、セントラル問題の解決です。負傷したマスチェラーノの代わりに、ピケのパートナーになる可能性があるのは■バルトラ、■アレックス・ソング、■セルヒオ・ブスケツ、■ムニエザ、■アビダル、■アドリアーノ の6選手。いずれも決定打に欠けるだけに悩ましいですが、SPORT紙の読みはアドリアーノ・コレイアとなっています。

問題はアドさんが3月17日のラージョ戦で右大腿二頭筋の肉離れを患っていて、回復には4-6週間が必要とされていること。これが最短の4週間でも10日のブエルタには間に合わないわけですから、現在は回復期間の短縮に全力を注いでいるそうです。10月のクラシコ(2-2)ではCR7を相手に良くやっていたアドリアーノですが、怪我の多い彼の病み上がりの大一番ですから、こちらも非常にスリリング!もし間に合わなければ、バルトラでしょうか。

ちなみにチャンピオンズでは現在、ジェラール・ピケとジョルディ・アルバ、アドリアーノ・コレイア、アレックス・ソングが出場停止までカード1枚だそうです。もし彼らが水曜日のPSG戦で黄紙をもらえば、デフェンサ危機はさらに厳しいものとなります。よって最終ラインがリスクを冒さないで済むように、ミラン戦のように中盤で攻撃の芽を摘み取ることが重要。そう考えていくと、デランテロの編成も決まってくるかもしれません。

 

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