クラブにその意思を伝えることで、一方的に契約を解除可能
バルサは少なくとも2021年まではレオが残ると信じているようだ
レオ・メッシの契約書にはFCバルセロナとの契約を一方的に解除できる条項がある、メッシは毎シーズン終了時にバルサを去るかどうかを選択できる、という一般紙EL PAIS(AS系)のニュースが、驚きをもって各国へと伝えられています。
しかしながら、バルサがカンテラーノの貢献者たちにこういった条項を認めるのは、新しいものでもありません。カルラス・プジョル、チャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ。彼らは皆、契約満了とはまた別に、自分たちの意思でバルサ退団を決めている。
D10Sの場合もそれと同じでしょう。
5月末までにクラブに伝えれば良い
各情報によると、レオ・メッシは2021年6月末の契約終了を待つことなく、バルサとの契約を2020年6月に一方的に終わらせることができます。
※追記。ジェラール・ピケがその契約条項について次のように語っています。
「メッシが毎シーズン終了時に無料で退団できることは、すでに知っていたよ。僕らはバルサに対するレオのコミットメントを知っているから、全然心配してない。自分の未来を自分で決める権利を勝ち取ったってことだよ」
ただしそのためには、アンドレス・イニエスタがそうだったように、●月●日までにクラブに通達すること、との条件はある。
EL PAISに続いたラジオ局SER、それにMDはこの期日を「5月31日まで」と伝えています。
バルサ退団後にどこかのフットボルチームに所属する場合に関しては、「どこのクラブへも移籍可能」と報じているのがSERやEL PAISで、バルサ系MDは「主要リーグのチームではない場合」との条件があるとの見解。
実際問題としては、バルセロナでの引退希望を口にし、バルサで引退しない場合は故郷のニューウェルズかMLSで、というメッシなので、欧州のチームを次のプレー場所に選ぶとは考えにくいです (それでイニエスタも日本を選択)。
ちなみにMD紙は、「私たちはもう1年近く前になる2018年10月13日の紙面で、メッシには契約解除条項があると伝えている」と胸を張っています。
自らが納得のパフォーマンスを出せると思うかどうか
本日9月6日のMD紙によると、メッシにはこの契約解除条項があるとはいえ、バルサ理事会はD10Sが少なくとも2021年6月までの契約は満了するだろうと信じているそうです。
そしておそらくは、2022年6月までバルサで続けたがっているんじゃないかとの期待もあると・・・。
そのためのカギは、世界最高額年俸やネイマールの復帰などではないと思う。
(メッシの気分を良くしようと、契約延長を狙うバルトメウが勝手にネイに執着したとすれば、あのアホな作戦ぶりに納得はいくけれど)
イニエスタの退団理由が、バルサで要求されるレベルをシーズンを通して提供することができなくなったことだったように、レオもまた自分が納得のパフォーマンスができなくなっていると感じれば、クラブを去ろうと決意するでしょう。
まずは今季、身体がどう動くかを見て、来季もやるかどうか判断か。
34歳で終える2020/21シーズンよりもさらに契約延長するかどうかは、際どいラインかもしれません。
ほかに影響するかもしれないのは・・・
2022年のカタール・ムンディアルとか、2021年のバルサ会長選挙とか?チャビ監督は間に合わなさそう。
バルサのレオ・メッシ、を見られる時間は着実に終わりへと向かっているので、私たちクレは1試合1試合を大事にして楽しみ、応援していこうという平凡なまとめです。
このニュースのまとめ
- ・メッシとバルサの契約は2021年6月までだが、メッシには2020年にも一方的に契約解除できる
- ・もし現役続行で退団の場合も、欧州のクラブには行かないだろう
- ・バルサは少なくとも契約満了を信じ、1年の延長にも期待
- ・自分がバルサの要求度に答えられる、とメッシが感じるかどうか次第
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