この夏から家族で暮らす家を探す母娘。
ネイマール・ダ・シルバのバルサ入団が決まったすぐ後、ある女性たちがバルセロナへと降り立ちました。その名はナジーネとラファエラ。そう、我らが新クラックの母上様と、妹君です。彼女たちが長男や父よりも早くカタルーニャを訪れた理由は何か?答えは簡単、彼らがこれから5年間(あるいはそれ以上)に渡って暮らすことになる、新居を探すためであります。ネイマール一家の希望とする物件の条件は、第一に海が近いこと。首都マドリーではどうやったって不可能なその条件こそ、ネイがまず新居に求めるものです。
海辺の豪邸求む
SPORT紙が30日の記事で報じたところによりますと、ナジーネさんとラファエラさんはこの数日、熱心に物件を見て回っているそうです。家から海が見えて、十分な広さがあり、治安が良く、職場となるバルセロナからそう遠くはない場所。となると自ずと地区は限られてくるわけですが、その条件に適うカステルデフェルス、ガバ、シッチェスあたりの不動産屋は「ネイマール家が物件を探している!」との話を聞きつけ、彼らに気に入ってもらう家を見つけ出そうと、それはもう頑張っている模様です。なにせパワフルな資金力をもつお客ですから、そちらの面で売り手さんを渋らせることはないでしょう。
この数日間の探索の結果として、彼らの求める条件を満たし、新居候補となりうる物件をふたりは2つ3つ押さえたそうです。あとは他のファミリーたちの意見も聞いて、納得のいくベストな家を購入する流れ。これからも彼女らはしばらく物件を見て回り、そして来週月曜にクラックがプライベート機でバルサのプレゼンテーションに訪れる際、一緒の飛行機でブラジルへと戻る予定となっています。
ネイマール・ジュニアはコンフェデ杯に参加するスペイン代表選手たちと同じく、7月29日にバルサでのプレシーズンを開始します。なので、それまでに新居を見つけ出し、落ち着ける我が家にて新生活を始めることが、彼らの目標です。
先駆けはロマーリオ
ちなみにSPORT紙によれば、ビーチ近くに住居を持つというブラジル人の伝統を作ったのはロマーリオだそうです。かのゴレアドールはカンプノウ近くに家を探していて、ならばとクラブは高台の高級住宅街にある家を幾つか紹介したのですが、彼はそのどれも気に入らなかった。そしてロマーリオは数日後、シッチェスにある海辺の家を選び、以後それがバルサの一員となるブラジル人選手のモデルになったのでした。ブラジル人といえば、やっぱビーチフットバレーですし!
以前どこかのインタビューで、”海は大好きなんだけれども有名になってからは行けてない”、と語っていたネイマールです。地中海の街のクラブに入団したのですから、誰の視線も気にすることなくビーチを満喫できる住居を選ぶのは至極当然のこと。経済不況のこのご時世ですし、不動産屋たちはかなりの気合でクラックの希望に適う物件を探しまくっていることでしょう。最高の夏休みを送るための、不動産屋によるし烈なマッチレース。さしずめネイマール杯争奪戦てなところですなぁ。
恋人はブラジルに残る予定
ところで。ネイマール・ジュニアには現在交際中のカノジョがいます。ブルーナ・マルケジーネさん(17)です。彼女とネイマールの間にはすでに1人の息子がいるわけで、一緒に暮らすのが自然な流れとなりましょうが、どうやら彼女がモデル/女優であるとの事情から、すぐさまバルセロナへと渡るわけにはいかないそうです。ブラジルのテレビ局 O Globoのドラマの主役の1人だといいますから、そりゃあすぐには行けません。加えて彼女がまだ17歳であることから、ご両親はすぐの渡欧には賛成でないとか。ネイマールはしばらく、彼女(と息子も?)と離れて暮らさなければならないわけです。寂しくなるけど、ガンバっ。
コメント