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メンフィスの出場登録を、ラ・リーガ開幕に間に合わせるミッション・・・(あと2日弱)

一向に進展の見えない、選手給与を大幅に削るオペレーション
ラ・リーガ開幕節に出場登録するための締め切りである8月13日は迫る

レオ・メッシがPSGの新選手としてプレゼンテーションされてから、、、2日?クレの皆様いかがお過ごしでしょうか。我らのFCバルセロナは日曜日に迫ったラ・リーガ開幕に向けて準備を進めていますが、それまでに解決すべき重要事項があります。いまだ解決していない給与総額の軽減を達成し、新加入選手たちを出場登録することです。時間との戦いであります。

重苦しい空気のなか、迫るラ・リーガ開幕

レオ・メッシがPSGのスローガンである「Ici c’est PARIS」入りTシャツを身につけ、空港でファンに向けて手を振る写真。PSGのユニフォームを持って微笑む写真。アルケライフィ会長の隣で微笑む写真。覚悟はしていたことですが、これらはクレにとって重度な心的ダメージを与えるものでした。
「MES QUE UN CLUB」と書かれたシャツ着用でプラット空港に登場する選手は記憶にないですからね・・・ まあそのあたりは早くパリに馴染もうとするメッシの人柄だとして・・・

メッシが去ってしまったバルサは、これから新時代なるものを作っていきます。その最初のステップとなるのが、日曜日(3日後)に控えるレアル・ソシエダとのラ・リーガ開幕戦です。バルセロニズモを覆った重苦しい空気を少しでも明るくするために、良い勝ち方をしたい。これで負けたら泣きっ面に蜂ですから。

新加入選手の登録

しかしその前にバルセロナは重要なミッションを達成しなければなりません。夏前から言われていて、大して進展した様子の見えない給与総額の削減です。
クラブは選手を売ったり手持ちの契約を見直すなりして、給与支出を減らさなければならない。それも大幅に。これが出来ないとレオ・メッシ同様、メンフィス・デパイエリク・ガルシアも(全治10週間の怪我で離脱中のクン・アグエロも)ラ・リーガに出場登録できないのです。

エメルソン・ローヤルはベティスからのレンタル戻りだから登録可能と報じられてもいます。一度もバルサ選手として登録してなくとも、その理屈が通るのか。。。

なんであれ新加入選手、特にメンフィスをレアル・ソシエダ戦に出場登録したければ、その締め切りは13日(金)です。バルサはSNSでメンフィスがデビューを待っているぞ的な盛り上げ投稿をしていて、それは自信の表れに見えますが、、、もう今日は12日、本当に間に合うの?

まだ大幅な給与削減が必要

バルサがレオ・メッシとの再契約を断念した理由は、ラ・リーガの規定内(クラブ収入に対する選手給与合計が70%以下)に彼の給与を収めることが出来ないからです。それで白旗を揚げて、世界最高選手の残留を諦めた。

チームで一番の高給取りメッシを切れば、たしかに支払いは減ります。しかしジョアン・ラポルタメッシ退団を説明した会見で明らかにしたのは、「メッシがいなくても給与総額は95%」になるという厳しい現実でした。レオがいなくてもなお95%。
ラポルタはまた、会長就任時が「110%」だったと言っていますから、何人かの控え選手を放出し、メッシを切ってようやく15%削減できたことになります。ここからさらに25%の削減が必要となれば・・・ ピアニッチウンティティブライスウェイトを出すだけでは全然足りませんよね。全然足りないはずなんですよ。

なのにメディアはピアニッチ、ウンティティ、ピアニッチ、ウンティティとばかり書いていて、どういう計算なのだろうと不思議になります。もっと抜本的な放出は本当に必要ないのか。
高給選手たちが契約の見直しに応じることが不可欠として、何千万ユーロの減額が必要なのか。そこが知りたいのですが、具体的に説明した記事はまだ見つけられていません。

今週こそ放出オペレーションのカギになる、と言われ続けてもう何週間が経過したでしょうか。給与カット交渉は今週がカギだと言われて何週になる。
それがついに今日明日のうちに、給与削減で選手たちと合意、と電撃発表されるのでしょうか。高給選手たちの中では、“この理事会はメッシさえも切った・・・ 交渉を受け入れないとオレたちの将来もヤベぇ・・・”ってなってるのでしょうか。逆に言うと、誰も動かないのでメッシが去ったわけですからね・・・

多くの記事には、理事会は新加入選手の登録が可能だと確信している、とか書いてあります。しかし確信だけなら誰でもできるし、残念ながら、そんな楽観視ににわかに追従できるほどの信頼を彼らは得ていないんですよね。結局31日にも間に合いませんでした、てな結末になっても驚かない。

メンフィスだけは登録可能説

しかしSPORTが報じるところによると、クラブは(厄介な)給与削減なしにメンフィスの登録をラ・レアル戦に間に合わせられるだろうと確信しているそうです。確信。そのからくりは、メンフィスの特殊な契約条件にあるといいます。

というのもメンフィスの給与はインセンティブの比率が高くなっていて、固定額が非常に少ないので、今のままでもギリギリねじ込んで登録できる計算だというんですよね。それはラ・リーガを説得する十分な論拠となるはずだと。
でもそれだと、「メッシがいなくても95%」とする会長説明との整合性はどうなるんでしょうか。状況の厳しさを強調しようとして言い間違えた?そして歩合が多い契約条件でOKなら、新規契約になるメッシにも同じような工夫は出来なかったの、とか疑問も湧きます。

いずれにせよ、もし仮にメンフィスの登録が認められても、給与カット問題を解決しないかぎりはエリク・ガルシアクン・アグエロの登録は叶いません。伝えられる、ロナルド・クーマンが望むもうひとりのデランテロ補強なんてのは、お花畑の夢物語であります。

プレシーズンで話題となっているオーストリア人、ユスフ・デミルの出場登録は、バルサBからの引き上げなので可能です。

 

コメント

  1. ロンド より:

    もしかしたらウムティティ、ピアニッチのみならず、コウチーニョ、デンベレをラリーガでは登録しないんじゃないですかね
    サラリーキャップには移籍金(の減価償却費)も含みますから、彼らをいないものにすれば大幅削減です
    たぶん100億ぐらいサラリーキャップの対象は減ります
    そんぐらいしないと辻褄合わないですよね

  2. silver より:

     今のところ売却した選手達は、給与総額でそこまで大きな割合を占めていない選手達だったと思うので、結局のところは償却が進んでいないということなのでしょう。

     Memphisはもちろん、Minguezaが負傷したので、やはりEricも登録したいですね。

     しかし、放出しなくてもリーガに登録しなければサラリーキャップの対象から外せるのでしょうか??
    このあたりはよくわからないです…

  3. トム より:

    11月まで戻れないクン、試合に出すと2000万ユーロ払わねばならないコウチ辺りは、未登録でも何とかなりそうです。
    CBは完全に余ってるので、ウムティティはいなくても全く問題無し。むしろ早く出ていってくれと言われてるのは間違いないんですが、契約がある以上開き直られるとどうにもなりません。
    10月まで戻れないデンベレは、現状のスカッドだと、崩しが完全に左のデパイ頼みになるので、戦術的には必須だと思います。ここは登録せざるを得ないでしょう。
    問題はやはりグリーズマンで、給料が高すぎる。ニュースにならない以上、減給交渉にも応じてないんでしょうし、売出し先も無いので、本当に頭痛の種になってます。アトレティコにでもレンタルさせられないものか。

    ピアニッチは、中盤が薄い現状だと必要になる場面もあるかもしれませんが、全くハマってない上にメッシまでいない状態だと、正直使い物にならない気がします。ここも放出が一番なのですが、無理ならば昨季と同じような使い方になるだけなので、登録しなくても全く問題無さそうです。

    デパイは今や唯一の希望と言っていいので、何としても登録しなくてはなりません。
    エリックも未来の象徴となる為には、外すわけにはいかない。

    リーガ登録をしない選手をカウントせずに給与総額をコントロールする事を、リーガが認めるのか分かりませんが、できるならやるのでしょう。
    前半戦のリーガ登録の期限は、移籍市場が閉まった後のはず。
    最終的にはそこで帳尻を合わすのでしょう。

    本当に厳しい状況ですが、ラポルタには頑張ってほしい。
    正念場はずっと続きます。いつ終わるのか…。

  4. てぃろ〜 より:

    レオが30番のPSGユニをお披露目する写真は何度見ても悲しくてやりきれません。

    何度目かで名前が「MESSi」になっていることに気づきました。なぜiが小文字なのでしょう?

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