急ぐことなく着実に復帰を目指すカピタン。
カルラス・プジョルにとって、この26日(木)は重要な一日となりそうです。3月に右ヒザの関節鏡手術を受け、さらに6月には同じく右ヒザのベイカーのう胞を摘出していたプジョル。当初の予想ではプレシーズン開始時にはチームトレーニングに復帰できるとされていましたが、ヒザを完全に治すことを優先した結果、グループ練習に加わったのは今月中旬となるなど、カピタンがゲームから離れてすでに半年以上が経過しています。しかし長かったトンネルもついに出口が見えてきた。プジーはこの木曜にバルサBとのミニゲームでプレーし、手応えが良好であれば、出場許可も時間の問題となるようです。
SPORT紙が報じるところによれば、マルティーノ監督は今日、夕方18時からのセッションにバルサBやフベニールから複数の選手を呼んでいるのだとか。目的はミニゲームを実施し、プジョルの状態を見ることにあります。通常はトレーニングで問題がなければ出場許可が下りるので、こういったミニゲームでのテストはかなり珍しいこと。プジョルはここ最近、何事もなくグループ練習をこなしています。
バルサBとのミニゲームで好感触を得られれば、プジョルには程なくして医療部からの出場許可が下りるとされます。とはいえここまで慎重にきていたカピタンが、マスチェラーノが負傷したからといって復帰を急ぐことはないでしょう。10月1日のセルティック戦(セルティック・パーク)と見られていたプジーの招集リスト復帰も、どうやらもう少し先に伸びる模様。優先すべきは彼がシーズン終了まで無事乗り切ることで、そのために万全を期すのがマルティーノ監督たちの考えとなります。
バルトラの出番
そこでようやく訪れるであろうのが、マルク・バルトラの出番です。レアル・ソシエダ戦にてブスケツのスパイクを太ももに受けたマスチェラーノは全治10-15日だとの診断を受けており、復帰はおそらく10月のFIFAウィーク明けのオサスナ戦(19日予定)となる。それまでの3試合はカンテラーノのセントラルが起用されるであろうと各メディアは予想していますし、そうあるべきでありましょう。ピケとバルトラは似たタイプのセントラルにつき、スピード勝負だと怖いですが。
マルクは以前、こんなふうに語っていました。「僕は去年から1年分の経験を積み、より成熟している。フットボルでは全てが移ろっていく。明日はどうなっているか分からないんだ。一番大事なのは出番が訪れた時のために準備をし、レベルを低下させないことだよ。僕はバルサで成功することだけを考えている。ここでの12年間、自分への信頼を失ったことはないんだ。そしてミスターもそうだと僕は信じている」
ピケかマスチェラーノが戦列を離れる状況が早晩訪れることは十分に予想がつきました。バルトラとすれば、今はマルティーノ監督の信頼をがっちり掴み取るための大きなチャンス。ラ・レアル戦ではデフェンサらしからぬゴールも決めましたし、大盛りとなった自信を胸に土曜日への準備を進めていることでしょう。ここで良い働きをすれば、セントラルのローテーション要員に食い込める。バモス、マルク!目力炸裂!
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