自分なら1年間のプレーを評価して投票する、とヘフェシート。
バロンデオロの投票期日をFIFAが延長したことで、騒がしくなっている各方面のメディア。バルサにはレオ・メッシという当事者がいるゆえ、それに関する質問が飛びまくること必至の記者会見に当番として現れたのは、誰もが一目置くハビエル・マスチェラーノでありました。そしてFIFAが29日まで投票受付を伸ばした件について訊ねられたヘフェシートはこう述べています。「僕は彼らの決断を裁く立場にはない。僕の仕事はプレーをすることだからね。それに僕は投票をしないけれど、自分ならこの2週間や1ヶ月に起こったことによって投票先を変えたりはしないだろう。1年を通して評価するよ」
メッシが幸せを感じるのにバロンデオロは不要
名前を出してはいませんが、アノ選手がここへきて有力候補とされていることへの皮肉。マスチェラーノはまた自分に投票権があった場合に誰に入れるか、こう明言しました。「僕がこれまでに目にした選手の中で、メッシがベストなんだ。おそらくは今後も僕は、彼以上の選手を目にすることはないだろう。1ヶ月間怪我をしているとしても、それに変わりはない。彼には天賦の才能があるよ」
メッシに関する質問は続きます。もしメッシがバロンデオロを受賞すれば、怪我で凹んだ気持ちも元気になれるでしょうか?ヘフェシートは言います。「メッシが喜んでいるためにバロンデオロは必要ないよ。彼を幸せにするものは、他にもたくさんあるからね。人生はフットボルだけじゃないんだ。賞のためにはこの1ヶ月じゃなく、1年全体を評価しなければならない。メッシは僕の友人だし、アルゼンチン人だから、彼が受賞することを願ってるよ。ただ、議論自体にはあまり興味はないね」
ピントを助けていく
バルサはFIFAウィーク前にメッシとセスクが負傷し、さらにそれからの2週間でアルベス、バルデス、テージョが怪我。ピケ、アルバ、チャビも現在リハビリを継続中です。南米組は長距離移動の疲れもあり、週末のグラナダ戦はかなりしんどい試合になるでしょう。「怪我人が出ていること、ビクトルやレオといったすごく重要な選手が怪我をしたことは残念だけれど、そのために層の厚いチームを作っているわけだからね。トップチームの選手はみんな監督の要求に応えられる。そういう時のために僕らがいるんだ」
ビクトル・バルデスの離脱について、ヘフェシートはこう述べています。「チームにおける意味だけでなく、絶好調である点においてもビクトルは極めて重要な選手だよ。でも僕らは彼の不在を嘆いてはいられない。いつも結果を出してきたピントを助けていく必要があるんだ。彼には豊富な経験があるし、出場機会を得るために毎日汗を流している。彼の出番だよ」
そして。「僕はこれまでに何度もピントとプレーをしてきた。僕の意見では、彼はこの数年で足元の技術がかなり良くなっているし、すばらしいパフォーマンスをしてる。いつものようにやってくれると僕は確信してるんだ」
バルトラとアレクシスを称賛
新星マルク・バルトラについては、大絶賛するマスチェラーノです。「彼はすばらしい選手だよ。20歳にしてバルサでプレーするのは簡単なことじゃないし、簡単ではない局面で成熟したプレーを見せている。彼はまだ伸びるよ。あとは彼がどこまでたどり着きたいかだね。彼にはあらゆる資質が備わってる」
バルサ3年目にしてクレの期待に応える成果を残し始めたアレクシス・サンチェスについても、マスチェは称賛あるのみでした。「アレクシスはバルサとチリ代表でものすごく良いシーズンを送ってるね。今の彼には自信があるし、のびのびしている。他のチームで示していた厚かましさを発揮するためには、それが必要だったんだ」
マスチェラーノに関しては秋頃より、リバポーで一緒だったラファ・ベニテス監督(現ナポリ)が獲得を目指しているとのウワサが流れています。その件について彼は、特に肯定も否定もしてはいません。「今はそれについて話す時じゃないよ。いつも言っているように、僕はここですごく満足してるし、クラブには初日からすごく良くしてもらっている。でも選手だけでは決められないことも時々あるからね。クラブの考えも聞かなければならないんだ」
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