右ヒザの半月板に小さな損傷。
日曜日のグラナダ戦で右ヒザを負傷し、17分でピッチを後にしたラフィーニャ・アルカンタラ。試合後に間接内軟骨、いわゆる半月板を傷めたと発表されていたセントロカンピスタでしたが、一夜明けた月曜日シウター・エスポルティーバ内の医療センターにて精密検査が行われた結果、診断どおりに半月板に小さな怪我が確認されたとFCバルセロナの医療サービス部が発表しています。クラブによりますと、「これから48時間の経過を見て次に行う治療方法を決断していく」とのこと。その治療方法は大きく分けて、保存療法か手術療法の二つとなります。
最終的な治療方針はまだ未定
ヒザの半月板は、前十字靱帯単独損傷の後遺症でヒザが緩み、それが誘因となって傷むケースも多く見られるそうです(ZAMSTのウェブページより)。2015年9月のローマ戦でナインゴランとかいう選手に同じ右ヒザを壊され、前十字靱帯の手術をしていたラフィーニャにとって、グラナダ戦で右ヒザに痛みが走った時、おそらくもっと悲しい結果も頭によぎったと思います。しかし不幸中の幸いで、トップチームのリカルド・プルーナ医師によって行われた検査で確認されたのは「小さな怪我」。4日のSPORT紙は、復帰までに要する期間はほぼ4週間だろうと報じています。
同紙によると、48時間の経過を見て治療方法を決めると言っているのは、2015年にラフィーニャの右ヒザ手術を執刀したラモン・クガット医師の訪問を待つためなのだとか。ドクター・プルーナでは保存療法か部分切除かを迷う程度の、大先生の見解を聞く必要のある傷ということでしょうか。
なんであれ、縫合が必要となる損傷ではなかった点は良かったです。復帰まで1ヶ月となれば、欠場するのはおよそ8試合。来週と再来週のユベントス戦、23日のクラシコは起用できず、5月6(7)日のビジャレアル戦あたりが復帰の目安となります。
戦術への影響
そして3バックで前線の右サイドをこなせ、試合中に無理なくインテリオールへと移動できる選手を欠くことで、ルイス・エンリケは戦術の修正を余儀なくされます。まず、ビセンテ・カルデロンでのアトレティコ戦で始めた3バックをこれからも主に使っていくのか、ジョルディ・アルバの能力を活かしやすい4バックに戻すのか。先日のグラナダ戦はレオ・メッシが出場停止だったために4バックにしましたが、彼がいる試合では3バックで行きそうな気はします。
となると、3バックの右エストレーモとしてはデニス・スアレスに出番が回ってくるかもしれません。というか回してほしい。元々サイドも出来る選手であるのが彼の売りでしたし。
4-3-3の場合はデランテロの3人はMSNで決まりですから、彼らを休ませる時にのみデニスやアルカセルが使われることになりそうです。
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