ウンティティの出場停止も重なりヤバイ
1月中旬からコルネリャ方面を主な舞台として展開された、エスパニョールとのエル・デルビ3試合は、うんざりするような後味を残しました。たちが悪いのは、後味だけではなく身体的なダメージも残してくれたこと。
犠牲となったのはジェラール・モレノの報復タックルを食らったジェラール・ピケで、しばしとはいえ彼を欠くことになるバルサは、セントラルに再び負傷者警報が発令です。
ジェラール・モレノの報復タックル
82分の痛快なる同点ゴールを決めた後、ジェラール・ピケは口に人差し指を当てる、いわゆる「黙れ」の仕草で自らのゴールを祝いました。
これに対し84分、乱暴なタックルをかましたのがエスパニョールのデランテロ(FW)、ジェラール・モレノです。
最終ラインで一人ボールを持ち、すでにボールを蹴ろうとしているピケに対し、猛烈に走り寄ってタックル。本人に言い分があるにせよ、スタジアムの鬱憤を晴らすために、敢えて突っ込んでいったように見えます。
ピケの右ヒザは、このタックルによって傷みました。
これを書いている2月6日15時の時点でFCバルセロナからの公式発表はありませんが、バルセロナメディアによるとセントラルは5日に右ヒザの精密検査を受けていて、カタルーニャラジオの情報では外側靱帯を伸ばしているのが確認されたとか。
恐れられていたような重傷ではなく、その点では良かったです。
がしかし、無傷ってワケでもない。
ピケ本人は試合の重要性から木曜日(8日)の国王杯バレンシア戦に強行出場したがっていると伝えられていますが、医療サービス部はピケに用心深くいくことを勧めているようで、バルベルデも無理をさせないでしょう。
週末のリーガ・ヘタフェ戦もピケを起用できないと考えて準備をするのが良さそうです。
MD紙は2週間の離脱ではないか、と報じています。
ピケ欠場の穴をどう埋めるか
そこで誰がジェラール・ピケの穴を埋めるか、ですが、彼以外のセントラルの状況は次のようになります。
●サムエル・ウンティティ:ヘタフェ戦は出場停止
国王杯バレンシア戦は問題なく出場可能だが、週末のリーガ・ヘタフェ戦はカード累積による出場停止。
●トーマス・ベルマーレン:リハビリ中
1月21日に左の太ももを負傷し、全治2週間と診断。
すでにその2週間は経過したが、まだグループ練習にも参加できていない。
元々怪我体質でもあり、無理をさせることはないだろう。
●ジェリー・ミナ: 適応に不安
フィジカルコンディションに問題はないが、入団したてで適応に不安が残る。
デビュー戦がバレンシアとのタイトル生き残りを賭けた決戦というのは怖い・・・。
●ハビエル・マスチェラーノ: 退団
ああこんな時にヘフェシートがいれば・・・
理想のシナリオは、エルネスト・バルベルデが「えいや!」と送り出したジェリー・ミナがいきなりの好パフォーマンスでバレンシアを封じてくれることですが、賭けに外れた場合はいろんな意味でダメージが残る。
バレンシア戦はセルヒオ・ブスケツのセントラル起用で一時しのぎをするか、バルサB選手に頼るほうが無難かもしれません(昨日のトレーニングにはタリンが呼ばれた)。
さらに日曜日のヘタフェ戦ではウンティティまでもが出場停止で起用できなくなるので、ここはもうジェリー・ミナの出番になるであろうのは間違いないでしょう。
あとはベルマーレンが間に合ってくれれば良いのですが、期待薄かなぁ・・・
ホンマに余計なことをしてくれたもんです、ジェラール・モレノ。
試合終了後に「ここで起こったことは、ピッチに置いていく」とかきれい事を言ってましたが、我々のジェリはあなたのせいでしばらく療養ですから。
このニュースのまとめ
- ・モレノのタックルでピケの右ヒザが傷む
- ・2週間ほど欠場になりそう
- ・ウンティティがヘタフェ戦出場停止、ベルマーレンはリハビリ中、ジェリー・ミナはまだデビューしていない
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