バルサがすでに3,000万ユーロのオファーを出したとポルトガル方面。
それが“完全に棄てられた”と見るのか、“ほぼ”なのかの差こそあれ、昨日12日のMDやSPORTが揃って報じたように、FCバルセロナによるエクトル・ベリェリン獲得の可能性は消滅した模様です。そこで右ラテラル補強の有力候補として浮上しているのが、ネルソン・セメド(ベンフィカ)やジブリル・シディベ(モナコ)、そしてセルジ・パレンシア(バルサB)といった面々。セメドとシディベはどちらも目標3,000万ユーロほど、パレンシアは自家製なので無料のオペレーションです。
バルセロナの代表団がリスボンへ
エルネスト・バルベルデとペップ・セグラ(スポーツマネージャー)、ロベルト・フェルナンデス(セクレタリオ・テクニコ)の満場一致によってベリェリンの可能性が完全に消えたと見るSPORTは、その会議中に次なる選択肢としてセメドとシディベの名前が浮上したといいます。ベンフィカとモナコが適切価格での交渉に応じる場合は、彼らのどちらかを獲りにいくだろうという同紙。ポルトガルのRecordはバルサがすでにセメド獲得に3,000万ユーロのオファーを出したと報じています。
それに呼応して昨夜ラジオ局RAC1が、バルサの代表団が今日にもポルトガルへと飛ぶと報道。SPORTによるとロベルト・フェルナンデスとハビエル・ボルダス理事が今日午前の便でリスボンへと向かったそうです。これらの情報からすると、来週にも大きなニュースがあるかもしれません。
一方で、現地バルセロニスタの人気も高いと感じるジブリル・シディベが、補強候補として大きく扱われるのは今回が初めてですが、上記の動きからすれば優先度は二番のようです。SPORT紙の見立てでは、移籍金は3,000万ユーロ+変動額あたりということ。プレー動画で見るボールの運び方はセメドの方が好み。シディベは左でも出来ることで使い道は多いです(セメドも左ができる?)。
パレンシア昇格案
対するMD紙はネルソン・セメドが有力だと取り上げつつも、セルジ・パレンシアを本格的に昇格させる案も消えてはいないと伝えています。パレンシアは強さのあるファイタータイプのラテラルで、バルサ育ちなのでスタイルを熟知しているのがアドバンテージ。すでにチームにいますし、プレシーズンのトレーニングや試合でバルベルデを確信させれば、有力な選択肢となるかもしれません。
同様にプレシーズンでチングリさんにアピールしたいとドグラス(期限付き移籍終了)も燃えているそうですが・・・ 可能性はだいぶ低いですがゼロではないのでファイト。強力なライバルたちを迎えるアレイシ・ビダルにもけっこう期待してます。
コメント
右SBの補強だけは絶対に失敗が許されないので早めに決めて欲しいですね。
2番手とされていますが、少なくとも守備ではシディベの方が良さそうに見えます。
昨季は右サイドが穴になっていたので、私はシディベでも良いと思います。